望むべきルーティンワーク(習慣)に書き換えることが激変する世界で

■望むべきルーティンワーク(習慣)に書き換えることが激変する世界で生き抜く適応力になる
「未来はいつも、現在の生き方の延長線上にしかない」この言葉は、いつも私が唱える言葉です。
人生は、毎日の積み重ねの上に出来上がっていくものですから、選手の様子を見ると、これまで過ごしてきた行動
習慣とそれに繋がる思考習慣を想像することができますし、現在の取り組みや考え方を見れば、その先の方向性も
想像できます。
人生そのものを変えるとか、突然急成長したいと思っても、大きな変化には何年もかかるし、困難な道のりのよう
に感じます。しかし、
「積み重ね」が人生をつくっていると考えると、一日の時間の使い方や意識の持ち方ひとつで、
人生は好きなように設計できると感じられるし、日々の取り組みに対する意識を高めることができます。そして、
何より単調に思える目の前の取り組みに「意味付け」が生まれます。今日の計画、目の前の取り組みに対する意識
を変えるくらいなら、自分にでもできそうでしょう?今日の取り組みを変えれば人生は変わります!
「同じことを繰り返しておきながら、異なる結果を期待するとは、きっと頭がどうかしているのでしょう。」という
のは、アインシュタインの言葉です。同じ失敗を繰り返す人は、思考習慣と行動習慣を見直す必要があると思いま
す。本質的な成長(変化)は、小手先のがんばりで手に入れられるようなものではありません。失敗した過去(結
果)は変えられないし、できるのは、
「今」目の前の取り組みを変えることだけです。しかし、これまでに培った習
慣は、無意識に行動が自動化されているため、そのプログラムを書き直すのは大変な作業です。
意識には、無意識と有意識があって、無意識を潜在意識、有意識を顕在意識といいますが、人間の思考は90%を
潜在意識、10%を顕在意識が占めていると
言われています。つまり、思考の習慣という
無意識(潜在意識)での脳活動が、人の行動
に対する決定権を持っている訳です。パター
ン化した失敗を、成功のループに載せかえる
ためには、10%の有意識(顕在意識)で、
90%の潜在意識を変えていく必要があり
ます。潜在意識にある行動のプログラムを新
たに書き換えて習慣化することが、自分を更
なるステージに導くために「自分で自分の人
生をデザインする近道」だと思います。
習慣の特性から、一度習慣化に成功した行動は、その後の努力をオートマチックにします。日々の生活習慣の中に、
顔を洗ったり、歯を磨いたりするのと同じような行動習慣として、あたりまえにすべき事として組み込んでしまえ
ば、努力することが苦でなくなります。行動が習慣化する期間には色々な説がありますが、化粧品の CM などで「お
試し期間28日…」などといった習慣型購買行動を促進させるようなマーケティングがあるように、人間がひとつ
の行動を習慣化するのに約一ヶ月が目安といわれています。逆にいうと、一ヶ月間意識して取り組めば、後は意識
しなくても定着するわけです。
行動習慣を「勝者モード」にする為に、取り組むべき課題を「納得して」
「明確にして」「継続して」取り組む!
顕在意識で潜在意識に戦いを挑むのです!日々、技術やスキル、トレンドは変化(進化)する。だから、ジュニア
に今のトレンドを身に着けさせて満足しても、この先、身につけたものが活きるかどうかは分かりません。
だから、この先迎えるであろう変化(進化)に対応できる、自らの行動習慣を変化させることのできる適応力を、
思考習慣として身につけることが大切だと思うのです。
「習慣に支配されず、習慣を支配する!」です。