オ ト ト 7回目 オートマトン 回目 前回の復習 認識機械 受理状態,非受理状態 状態遷移 a pq M x pn 1 p1 M ˆ 入力記号aで状態pから状態qへ p q 入力記号列xで状態p1から状態pn+1 拡張状態遷移関数 今日のキーワード 等価性 等価性判定アルゴリズム 有限オートマトンの最簡形 有限オ トマトンの最簡形 k-等価性分類法 2.2.2 等価性 等価(equivalent) 受理する言語L(M1),L(M2)が等しい場合 M1≡M2 ( L(M1) = L(M2) の場合) M1 M2 ( L(M1) ≠ L(M2) の場合) 状態に対する等価 p q p≡q p q ( L(p) (p) = L(q) (q) の場合) ( L(p) ≠ L(q) の場合) 到達可能(reachable) 初期状態q0から状態p への遷移が可能 到達可能 q0 1 1 0 r 状態 状態s s1 1 状態 0, r, t 状態q 到達不可能 0 0 t 0 到達不可能状態とそれから出る遷移を除 いても,元のオートマトンと等価 どの最終状態も到達不可能状態であると き,それの受理する言語は空(empty) 無駄な状態を削除するには… 到達可能状態だけを 逐次拾い上げる 初期状態から到達可 能な状態がわかる 到達不可能状態がわ 到達不可能状態 わ かる (0)q0 0 1 ①q0 ②r 1 0 ③t 0 ⑤t ④r 1 ⑥r 2.2.3 等価性判定アルゴリズム M1≡M2 すなわち L(M1) = L(M2) いかなる入力記号列xについても x q01 p1 かつ q p M によって定まる状態対p1,p2に対して 共に最終状態 または 非最終状態である x 02 1 M2 2 一方のみが最終状態となるならば, 一方のみがそのxを受理し もう一方は受理しない 一方のみがそのxを受理し,もう一方は受理しない よってL(M1) ≠ L(M2) であるため,等価でない. 図 図2.21 等価性判定木 (comparison tree) (0)q0≡r0 0 1 ①q2≡r0 0 ③q2≡r0 ②q1 ≡r1 1 1 0 ④q1≡r1 ⑤q1≡r1 ⑥q3≡r1 0 1 ⑦q3≡r1 ⑧q1≡r1 2.2.4 状態対の等価性判定法 状態対の等価性を判定する際には, 任意の状態対を根(root)として判定する. 2.2.5 有限オートマトンの最簡形 最簡形(minimal form あるいは reduced form) すべての状態が初期状態より到達可能である どの状態対をとっても 互いに等価でない どの状態対をとっても,互いに等価でない 等価な状態を統合し続ける. k-等価性分類法 等価性分類法 ハフマン・ミーリーの簡単化法 状態qi,qjが等価 任意の記号列xによる おのおのからの遷移 状態 区別不可能 状態が区別不可能 → すべての記号列xに対して, 確認することは不可能 長さk以下のすべての記号列xを対象とする. qiとq と jはk-等価である(≡ はk 等価である( k). ) 定義より 「qi,qjのうちの一方だけが,最終状態」のとき ,かつ そのときに限ってqi 0 qjである. 「δ(qi,a)=qi’,δ(qj,a)=qj’ かつ qi’ kqj’であるよ うなあるa∈Σが存在する」とき,「qi k+1qj 」で ある i≡kqjであり,かつ前記のようなa∈Σが ある.q であり かつ前記のような Σが 存在しないときに,qi≡k+1qjである. 任意のk(≧0)に対して 任意のk(≧0)に対して,p ならば k+1qで で kqならばp ある. 帰納法において,木の高さ(kの値)の小さ い順序で判定木を下から上へ積み上げて 構成してゆく → ボトムアップ方式 ※前節の判定法は等価性判定木を上から 下 と少しずつ拡張しながら調べてゆくト 下へと少しずつ拡張しながら調べてゆくトッ プダウン方式 状態対の等価性判定 最簡形を求める際の基礎となる これ自身,非常に重要な概念 手元にある機械が正常な機械と同じ動作をす るかどうかをチェックすることは,等価性判定 操作に他ならない. 操作に他ならない 2.3 非決定性有限オートマトン 決定性有限オートマトン 各状態と各入力記号のすべての組合わせに 対して,その遷移先状態を必ず 個指定しな 対して,その遷移先状態を必ず1個指定しな ければならない(1個のみしか指定できない). この条件を緩めてみる ある状態から先の遷移を許さない場合 いくつかの異なった遷移の可能性を許す場合 次回は 非決定性有限オートマトン 状態遷移
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