生産活動における非エネルギー起源CO2および

金属製錬関係事業所の CO2 排出原単位
(t-CO2/銅地金生産量 t)
1.5
1.34
0.75
(56% *5)
1.2
0.9
0.88
(66% *5)
0.88
(66% *5)
0.95
0.90
(71% *5) (67% *5)
2012
2013
0.6
0.3
0
1990
2010
2011
2014 (年度)
*51990年度比
生産活動における非エネルギー起源 CO2 およびその他の温室効果ガス排出量 *
当社グループでは、環境リサイクル関連の事業所が届出対象と
*「地球温暖化対策の推進に関する法律」に基づく排出係数を用いて算定しています。非エネ
ルギー起源 CO2は、廃油、廃プラ、廃ゴムタイヤの処理時に発生します。また、その他の温
なっています。2014年度実績は、2013年度約67千 t-CO2に対し、
室効果ガスとして、N2O が届出対象となります。N2O は、汚泥、廃油、廃プラ、廃ゴムタイ
2
2が約53千t-CO2、
N2Oが約
約56千t-CO(非エネルギー起源CO
ヤの廃棄物処理時および燃料消費時に発生します。
と、2013年度実績から約15%減少しました。
3千 t-CO2)
物流段階におけるエネルギー使用量とCO2 排出量
2014 年度の国内対象会社 *1 の物流段階におけるエネルギー使
「鉱硫号」の就航(2013年12月)などにより41.8
CO2 排出量は、
用量は542TJ(2013 年度 534TJ)
、CO2 排出量は38.1千 t-CO2
2 2013年度36.0千 t-CO2)
と前年度に比べて16%増加
千 t-CO(
しています。
当社グループでは、日本と南米西岸の間で、往路は硫酸、復路
今後も積載率の向上やロットの大型化だけでなく、兼用船のよ
は銅精鉱を輸送する兼用船「Mar Camino号」
「鉱硫号」を就航さ
うな新しい発想による、従来にない最適輸送方法の構築により、
せ て い ます。2 隻 の エ ネ ル ギ ー 使 用 量 は、船 舶 用 燃 料 油 が
輸送におけるエネルギー使用量および排出 CO2 の削減に努めて
12,377トン、船舶用ディーゼル油は 1,026トンとなりました。
いきます。
エネルギー使用量̶国内 *1
エネルギー使用量̶海外 *2
(熱量換算 TJ)
600
551
542
(千t-CO2)
15,000
10,000 8,902
400
200
5,000
0
0
2012
CO2 排出量
(t)
534
2013
2014 (年度)
環境
(2013年度37.6千 t-CO2)と、ほぼ前年度並みとなりました。
12,377
10,767
75
50
38.9
29.7
37.6 36.0 38.1
41.8
25
615
2012
船舶用燃料油
796
1,026
2014 (年度)
2013
船舶用ディーゼル油
0
2012
国内
*1
2013
海外
2014 (年度)
*2
*1「エネルギーの使用の合理化に関する法律」に関わる特定荷主対象会社で、当社グループでは、春日鉱山とパンパシフィック・カッパ―の2社が該当します。
*2日本マリンが運行に関与する「Mar Camino号」と「鉱硫号」の2隻の実績値(1 ~ 12月)となります。また、CO2 排出量は国際海事機関(IMO)が公表する係数を用い算定しています。
再生可能エネルギーの利用拡大
当社グループでは、前身である日立鉱山時代の 1907 年より水
2014年度の実績
力発電事業を行っています。
箇所
総発電量
売電発電量
現在は柿の沢発電所(福島県いわき市)で発電を行い、特定規
柿の沢発電所
16,053千 kWh
15,869千 kWh
模電気事業者に販売しています。柿の沢発電所は貴重な水資源
掛川工場太陽光発電
704千 kWh
683千 kWh
の有効活用を図るため、2014 年 10 月から2015 年 6 月にかけて
水車、発電機、受変電設備などの更新を行い、発電能力を向上さ
せました。
また、JX金属プレシジョンテクノロジー掛川工場において、太
陽光発電(240kW)の稼働を2013年4月より開始しました。その
ほか、パンパシフィック・カッパー日比製煉所でも太陽光発電を
行っています。
JX Nippon Mining & Metals Corporation Sustainability Report 2015
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