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天然繊維
分類
バングロ糸
種類
製造方法
化学繊維
爆砕竹混紡糸
レーヨン糸(バンブーレーヨン糸)
天然の竹を開繊し、繊維のみを取り出し竹繊維と
爆砕による、
竹を化学薬品で溶解させ、再びセルロース分子に戻すことによって
他の繊維とを混紡した糸(竹の外皮も使用)
竹繊維の開繊した混紡糸
高分子を再集合させて再生した繊維(ビスコース法)
慈竹:細かくて柔らかい1年ものを使用
竹の種類
(産地:中国四川省からベトナム、ラオス等に分布生息)
主に孟宗竹を使用
孟宗竹:帆布用糸などに使用
(3年生ぐらいが良い)
慈竹(産地:中国)
(産地:日本)
繊維の種類
天然繊維(バンブーリネン)
化学繊維:再生繊維 (バンブーレーヨン)
紡績時、ビスコース法で製造される場合、繊維が化学溶液の中で紡がれる
その過程を加水分解アルカリ化または溶液紡糸と呼び、二硫化炭素が溶剤
環境への影響
竹の開繊工程で、無害の弱アルカリ溶液と水のみを使用
として使われる
環境負荷の掛かる工程はなく、有害物質を使用しない為
これは人体に障害を及ぼすことが知られている有毒化学物質で、生産工場内
環境にやさしい
の人間を危険にさらし、大気放出や廃水を介して環境を汚染する可能性がある
環境配慮がされている商品のみ扱うことで有名な世界的アウトドアブランドは
この理由により竹素材を使用していない
原料の検証
製品化後でも、原料となった竹を特定することが可能
竹の持つ特性(下記)が繊維(生地)にした後も期待出来る
特徴
製品化後に原料となった竹を特定することが不可能
左記と同じ
・遠赤外線効果で夏涼しく冬あたたかい
竹の持つ機能性は繊維(生地)にした後、期待出来ない
一般的に竹の持つ機能性ではなく、生地の残留化学物質や、竹の成分
・静電気が発生しにくい
を後付けされることで、抗菌作用があると言われる商品もある
・抗菌効果がある(カビやダニの繁殖を抑えます)
・防臭効果がある
特性の
あり
あるとは言えない
持続力
洗濯10回後でも持続性あり
(洗濯10回後には抗菌性等は殆どないとの一部報告あり)
『竹繊維』としての表記は不可(米国)
表示
⇒『レーヨン』や『竹原料のレーヨン』と表記
『竹繊維』と表記可能
日本において今までは『竹100%』と表記されていたが
現在は表記不可(一部中国製品では現在も表記されている場合有)
最大竹比率80%まで可能で、爆砕方式よりも柔らかく
竹本来の特性(上記記載)を有し、
その他
風合い及び染色性にも柔軟に対応できる繊維製品の提供が可能
・国内特許:特許第4314349号
・国際特許:申請中
・バングロ商標:登録第5505520号
登録第5748467号
混紡生地にする際
繊維が堅いので50%以上
レーヨン以外にも竹を使用する『キュプラ』や
混紡するのは難しい
『指定外繊維』(テンセルなど)があるが、
竹比率およそ10%程度が限界
いずれも化学繊維(再生繊維)で、
製造時の爆砕による
環境にやさしいとは言えず、『竹繊維』と表記不可
焦げた茶色が残る為漂白工程が必要