文部科学省&関東地区「シニア自然大学」姉妹校訪問 文部科学省&関東地区「シニア自然大学」姉妹校訪問記 校訪問記 御旅屋瑛一 11月末に齊藤代表理事と文部省及関東地区シニア自然大学を訪問しました。文部科学省ではHPへの掲載のお礼と生涯教 育についての意見交換を関東地区シニア自然大学では開講の現況を聞くとともに、来年実施予定の 20 周年記念シンポジウム への参加を依頼してきました。関東シニア自然大学三校はそれぞれ各母体の特徴を生かしながら、着実に立ち上げを行って いる様子がうかがわれました。今後、良い点は我々の講座にも生かしていきたいと思っています。 1)文部科学省生涯学習政策局生涯学習推進課 応接者:民間教育事業振興室教育事業第一係長 香西健次、 第二係長 村上壮一 シニア自然大学校より活動内容をパンフレットと募集要項に基づき説明した。文部科学省の反応は非常に好意的で自分 たちの考えている方向と合っているので、今後とも活動を続けてほしいとのコメントがあった。シニア層の生涯学習の方針 などの話は聞けなかった。本科講座に対する後援要請を打診したところ文科省が後援をできるのは全国規模での活動に 対してという縛りがあるので、現状では難しいとの返事であった。来年に 20 周年 を迎えるので「シニア層の活性化」について姉妹校が集まってシンポジウムを行う 予定をしているシンポジウムへの参加を打診したが明確な返事は得られなかった。 2)神奈川シニア自然大学 母体:国際自然大学(主として子どもたちのキャンプを実施。) 内容:神奈川シニア自然大学の状況 1 期生:(18名)3 月末に修了し(昨年 10 月から 3 月まで、毎週講座)、以後、 自由に活動している。今回修了生の要望もあり同窓会を開催予定。 修了生からはやはり修了後の居場所をの要望が強い。 2 期生:2 組(14 人と18人)隔週講座 最近やっとまとまりかけてきた。修了後の居場所の要望がある。 3 期生:2 期生と同じ内容で募集を進める。 東京シニア自然大学 来年度は 1 期生及び 2 期生を対象に高等科を立ち上げる予定。 (H25.4 開講予定) 。 其の他:・佐藤代表(当日は他の予定にため欠席)の考えでは埼玉県で 埼玉県でも検討され ている。 新たにシニア自然大学を設立の予定。時期不詳。 ・同窓会の雰囲気は大阪の同窓会と同じような和やかな雰囲気で、 仲間意識も相当高い。講座が楽しかったとの声が多かった。 3)千葉自然学校 母体:千葉自然学校(千葉県内における自然体験活動団体をつなぐネットワーク型の自然学校) 内容:千葉シニア自然大学の状況 千葉自然学校の一事業として実施。 ・4月開講 42人で開講し、順調に講座を実施中。カリキュラムは農業関連が多い。 ・講師の中心は千葉県立中央博物館学芸員、講座場所も千葉中央博物館会議室使用(無償)。 ・チケット制度を実施。2 年間有効。実際には出席率が高く、来年度の使用は数名と思われる。 ・教科書を作成し、開講時に配布。 ・来年度も本年度と同じ条件で募集を実施している。受講料は当校と同レベル。 ・来年度は新たに修了生対象に専攻科及び特別専攻科を修了生対象に募集中。 ・諮問機関:千葉大学の教授を中心とする検証委員会を設置。 全般的には千葉自然学校の一部門であるためか、計画的に進めているように思われる。 4)日本環境教育フォーラム 母体:日本環境教育フォーラム:環境教育にかかわる人達のネットワークで構成される NGO。 内容:東京シニア自然大学開設準備状況(平成25年4月に開講予定) ・設立趣意書を準備し、カリキュラムの準備、教室の手配、募集要項の準備をしている。 ・募集人数:30人 ・講座日:32日 64講座 毎週水曜日 ・座学は原則、2 時間単位. ・野外は 4 時間 5)全般 ・関東は昨年から始めたにもかかわらず、来年には4校になる可能性があり、それぞれの責任者 (佐藤、岡島、飯田各氏) がお互いに知り合いのため、又地理的に近いこともあり情報交換も行っている様子。我々も東海シニア自然大学も含め、 出来るだけ彼らと接触を密にすることが必要と思われる。 ①定期的情報交換会 ②講座の公開( 希望者の受講を認める) ③共通講座の開催(例えば、白馬等で)等 ・文部省の講座開催に際しての後援要請については中京や関東の兄弟校が合同で養成する必要がある。 ・関東のシニア自然大学の修了生も当校修了生と同じで、仲間意識も高く、講座を楽しみ、修了後の居場所に期待している 様子であった。 -6-
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