和本リテラシーの回復を願って

AKARENGA YAWA VOL.43
「和本リテラシーの回復を願って」
和本リテラシーの回復を願って」
なかの みつとし
講師 講師 中野三敏
中野三敏 ( 九州大学名誉教授 )) 福岡市文学館では、毎月第3木曜日の18時30分から、
文学講座「赤煉瓦夜話」を開催しています。
第43夜目は九州大学名誉教授の中野三敏さんをお迎えし、和本を読み解くための能力 ( リテラ
シー)についてお話ししていただきます。
についてお話ししていただきます。入場は無料です。是非お越し下さい。
入場は無料です。是非お越し下さい。
日時:2月16日
18時30分∼20時 ( 予定 )
会場:福岡市文学館 福岡市赤煉瓦文化館
福岡市中央区天神1ー15ー30
( 地下鉄・天神駅下車、16番出口徒歩5分 )
定員:70名 ( 入場無料・立ち見不可 )
当日17時30分より入場整理券を配布いたします。
※入場整理券配布後すぐに満席になる場合もございます。
予めご了承下さい。
§講
講師
師紹
紹介
介§
§ 中野三敏 なかの みつとし ( 九州大学名誉教授 )
1935 年、佐賀県武雄市の生まれ。1964 年早稲田大学大学院日本文学研究科修了。九州大学、福岡大学を経て、
現職なし。九州大学名誉教授。1998 年、紫綬褒章受章。2010 年 11 月、文化功労者に選ばれる。『和本の海
へ 豊饒の江戸文化』
『写楽 江戸人としての実像』
、
2007)、
『十八世紀の江戸文芸』
(角川選書、2009)
(中公新書、
(岩波書店、1999)等著書多数。
講師からのメッセージ
ジ§
近代になってから、江戸時代は「封建的」「前近代的」といったレッテルを貼られ、その文化も社会も
否定的にしか語られませんでした。近頃漸く江戸文化が見直されるようになったとはいえ、それは極めて
表面的に江戸と近代の似た部分を探すだけで、未だに江戸時代を誤解している人が多いようです。そのよ
うな誤解を解くには、「江戸に出かけて江戸を見る」必要があります。
しかし現代人が江戸に出かけようにも、その基本的な道、すなわち江戸時代の基礎資料である和本を
誰もが読めない、すなわちリテラシー(読み解き能力)がないのです。これは教育上の大問題です。過去
との断絶を避けるために、「和本リテラシー」の回復を声を大にして叫びたいものです。
お問い合わせ
福岡市文学館
電話 092-852-0606