1. 端子説明 2.過電流保護機能 ◆定格出力電流の105%以上の値になりますと過電流保護機能が動作し、出力電圧が低下します。保護機能が動作した場合は過電流状態を解除すれば自動的に出力電圧は復帰いたします。＊過電流状態でのご使用は故障の原因となりますので過電流状態をすみやかに解除願います。 3.周囲温度と出力容量電源を密閉された筐体内に取り付けますと自己発熱等により周囲温度を上昇させ、電解コンデンサ等の寿命を縮めますので、容量出力のディレーティング及び電源周辺に熱がこもらないように空気対流（自然対流、強制空冷）を十分ご考慮ください。 KRS25Fシリーズ注）3.3V及び5V出力は100V以下の入力電圧で1%/Vの出力電流ディレーティングが必要となります。 KRS15Fシリーズ 4. パターンレイアウト AC入力ラインのパターンが本電源装置の下を通るように配置すると、雑音端子電圧が大きくなる場合があるため、パターンを本電源から離すように配置してください。また、DC出力のパターンが本電源装置の下を通るように配置すると、出力ノイズが大きくなる場合があるため、パターンを本電源から離すように配置してください。電源周辺に異電位となるパターンや部品（シャーシを含む）を配置する場合は、電源から５・以上確保してください。５・未満となる場合は、その間に絶縁紙を挿入してください。電源の入出力ピンに必要以上のストレスを加えると、内部接続を断線させることがあります。下図に示すように応力は、水平方向で１Kgｆ以下、垂直方向で２Kgｆ以下にしてください。 5．リップル・ノイズ測定方法ＫＲＳ２５Ｆ Vr: 出力電圧、入力、負荷変動測定点 Vn: リップルノイズ測定点（ベイオネットプローブ使用） C: 0.1μF フィルムキャパシタ＋47μ電解キャパシタＫＲＳ１０Ｆ，ＫＲＤ１０Ｆ，ＫＲＳ１５Ｆ (ＫＲＳにはＣＯＭ端子は有りません) Vr: 出力電圧、入力、負荷変動測定点 Vn: リップルノイズ測定点（ベイオネットプローブ使用） C: 0.1μF フィルムキャパシタ 6.半田付け条件ディップ 240℃～255℃ （5秒以内）手半田 350±10℃ （3秒以内） 7.御使用上の注意事項等 ●長時間の短絡放置は、故障の原因になりますので行わないで下さい。 ●負荷端に大容量のコンデンサ（10,000μF程度）を接続しますと起動不良を起こす場合が有りますので、御注意下さい。 ●入力ヒューズは電源の故障による二次的破壊を防止するものであり、ヒューズのみの交換では正常に動作しません。入力ヒューズが溶断した場合は代理店もしくは弊社に修理をご依頼下さい。 8.補償万一の故障に対しては、納入後２年間は無償にて修理致します。但し、取り扱い不注意による場合は有償となります。 9.その他本シリーズは当社標準電源で、一般電子機器組込み用として、設計されています。電源の誤動作や故障が人体や生命を直接脅かす様な機器(医療機器、航空機、原子力制御システムなど)には使用しないで下さい。