図形と方程式 NO1 2点間の距離 2点 A(x1 , y1 ), B(x2 , y2 ) 間の距離は AB = 特に、原点 O と点 A(x1 , y1 ) との距離は OA = 内分点,外分点の座標 数直線上の2点 A(x1 , y1 ), B(x2 , y2 ) に対して 1. 線分 AB を m : n に内分する点の座標は 特に、線分 AB の中点の座標は ³ ³ , , 2. 線分 AB を m : n に外分する点の座標は ³ ´ ´ , ´ 三角形の重心 点 A(x1 , y1 ), B(x2 , y2 ), C(x3 , y3 ) を頂点とする三角形 ABC の重心 G の座標は 1. 次の2点間の距離を求めよ。 (1) A(4, 3), B(0, 0) ³ , (2) A(−2, 3), B(4, 0) 2. 2点 A(1, 4), B(5, −2) 結ぶ線分 AB に対して, 次の点の座標を求めよ。 (1) 線分 AB の 中点 (2) 線分 AB を 2 : 3 の比に内分, 外分する点 3. 3点 A(4, 7),B(2, 1),C(−3, −2) を頂点とする△ ABC の重心の座標を求めよ。 4. 点 A(−1, 2) に関して,点 P(2, 5) と対象な点 Q の座標を求めよ。 ´ 図形と方程式 NO2 (1) 点 (x1 , y1 ) を通り、傾きが m の直線の方程式は (2) 異なる2点 (x1 , y1 ), (x2 , y2 ) を通る直線の方程式は x1 6= x2 のとき、 x1 = x2 のとき、 (3) 2直線 y = m1 x + n1 , y = m2 x + n2 について、 2直線が平行 ⇐⇒ 2直線が垂直 ⇐⇒ 1. 次の条件を満たす直線の方程式を求めよ。 (1) 点 (−2, 4) を通り,傾きが −3 (3) 2点 (−3, 4), (−3, −1) を通る (2) 2点 (−4, 3), (6, −3) を通る (4) 2点 (−3, 5), (2, 5) を通る 2. 2点 A(−5, −2), B(7, 4) がある。点 P(−2, 5) を通り, 直線 AB に平行な直線と 垂直な直線の方程式を求めよ。 図形と方程式 NO3 1. 2点 A, B が直線 ` に関して対称なとき (1) 直線 AB は ` に である。 (2) 線分 AB の は直線 ` 上にある。 2. 点 (x1 , y1 ) と直線 ax + by + c = 0 の距離 d は d = 1. 直線 y = x に関して,点 A(−3, 5) と対称な点の座標を求めよ。 【解】 直線 y = x を ` とし、対称な点の座標を B(p, q) とする 直線 AB の傾きは 直線 AB は ` に垂直であるから 、 ゆえに、 · · · ① また、線分 AB の中点 直線 ` 上にあるから ³ ´ , ゆえに、 · · · ② ⇐ 傾きの積が −1 は ⇐ 代入すると成り立つ 方程式①,②を連立させて解くと、P = ,q = したがって、点 B の座標は ( , ) 2. 直線 3x − 2y + 12 = 0 に関して,点 A(−3, 5) と対称な点の座標を求めよ。 図形と方程式 NO4 1. 4点 A(−2, 5), B(1, 2), C(4, 3), D を頂点とする平行四辺形 ABCD について, 次の点の座標を求めよ。 (1) 対角線 AC の中点 (2) 頂点 D 2. 3点 (2, 5), (4, 9), (−1, a) が同じ直線上にあるとき,a の値を求めよ。 3. 3点 A(1, 1), B(3, 7), C(5, 4) について,次のものを求めよ。 (1) 直線 AB の方程式 (2) 線分 AB の長さ (3) 点 C と直線 AB の距離 (4) △ ABC の面積 図形と方程式 NO5 中心が (a, b), 半径が r の円の方程式は 特に, 中心が原点, 半径 r の円の方程式は 円の方程式は `, m, n を定数として と書ける。 1. 次の円の方程式を求めよ。 (1) 原点中心, 半径2の円 (2) 中心 (2, −5), 半径3の円 (3) 点 (2, 4) が中心で, 原点を通る円 (4) 2点 (0, 1), (2, 3) を直径の両端とする円 2. 次の方程式はどのような図形を表すか。 (1) x2 + y2 − 4x + 6y − 3 = 0 (2) x2 + y2 + 2x − 4y + 5 = 0 (3) x2 + y2 − 6x − 4y + 18 = 0 3. 3点 (−3, 4), (4, −5), (1, −4) を通る円の方程式を求めよ。 図形と方程式 NO6 円 x2 + y2 = r2 上の点 P(x1 , y1 ) におけるこの円の接線の方程式は 問 次の円の与えられた点における接線の方程式を求めよ。 (1) x2 + y2 = 25 (3, 4) (2) x2 + y2 = 5 (−1, 2) (3) x2 + y2 = 4 (2, 0) 点 P(−3, 1) を通り,円 x2 + y2 = 1 に接する直線 p p (4) x2 + y2 = 9 ( 3, 6) の方程式と,接点の座標を求めよ。 【解】接点を Q( , ) とすると, · · · ① ⇐ 2 点 Q は円 x + y 2 =1 上にある。 また,点 Q におけるこの円の接線の方程式は · · · ② この直線が点 P を通るから · · · ③ ①,③から y1 を消去すると ゆえに x1 = , ③から,x1 = のとき,y1 = , x1 = のとき,y1 = よって,接線の方程式②は, 接点の座標は 問 点 P(−5, 10) を通り,円 x2 + y2 = 25 に接する直線の方程式と,接点の座標を求めよ。 図形と方程式 NO7 2 2 2 円 x + y = r と直線 sx + ty + u = 0 について, 連立方程式 ¯ x2 + y2 = r2 sx + ty + u = 0 から y を消去して2次方程式を ax2 + bx + c = 0 とし、 半径 r の円の中心と直線 ` の距離を d 判別式を D = b2 − 4ac とすると ⇐⇒ 異なる2点で交わる。 ⇐⇒ 接する ⇐⇒ 共有点を持たない。 とすると ⇐⇒ 異なる2点で交わる。 ⇐⇒ 接する ⇐⇒ 共有点を持たない。 1. 円 x2 + y2 = 1 と直線 y = 2x + k が共有点を持つとき,定数 k の値の範囲を求めよ。 また,接するときの k の値と接点の座標を求めよ。 図形と方程式 NO8 2 2 2つの円 x + y + `1 x + m1 y + n1 = 0 x2 + y2 + `2 x + m2 y + n2 = 0 が異なる2点で交わるとき,2円の交点を通る円 (直線) は,k を定数として 2 2 2 2 k(x + y + `1 x + m1 y + n1 ) + (x + y + `2 x + m2 y + n2 ) = 0 で表される。 k 6= −1 のとき,2つの交点を通る円 k = −1 のとき,2つの交点を通る直線 1. 交わる2つの円 x2 + y2 − 2x − 4y + 1 = 0 x2 + y2 = 5 について, 2円の交点,および点 (1, 3) を通る円の方程式を求めよ。 2. 直線 4x + 3y − 5 = 0 が円 x2 + y2 = 4 から切り取られる線分の長さと 線分の中点の座標を求めよ。 図形と方程式 NO9 1. 円 x2 + y2 = 9 の接線で,直線 3x + y = 5 に垂直なものの方程式を求めよ。 2. 中心が点 (3, 0) で,4x − 3y − 2 = 0 に接する円の方程式を求めよ。 3. 中心が直線 y = x + 1 上にあり,x 軸に接して,点 (3, 2) を通る円の 方程式を求めよ。 公式 NO1 図形と方程式 1. 数直線上の2点 A(a), B(b) に対して、線分 AB を m:n に内分する点を P、外分する点を Q とする。 点 P の座標は x = 点 Q の座標は x = 特に、線分 AB の中点の座標は x = 2. 2点 A(x1 , y1 ), B(x2 , y2 ) 間の距離は AB = 特に、原点 O と点 A(x1 , y1 ) との距離は OA = 3. 内分点,外分点の座標 数直線上の2点 A(x1 , y1 ), B(x2 , y2 ) に対して 1. 線分 AB を m : n に内分する点の座標は 特に、線分 AB の中点の座標は ³ ³ , , 2. 線分 AB を m : n に外分する点の座標は ³ ´ ´ , ´ 4. 三角形の重心 点 A(x1 , y1 ), B(x2 , y2 ), C(x3 , y3 ) を頂点とする三角形 ABC の重心 G の座標は ³ , 5. (1) 点 (x1 , y1 ) を通り、傾きが m の直線の方程式は 6. 異なる2点 (x1 , y1 ), (x2 , y2 ) を通る直線の方程式は x1 6= x2 のとき、 x1 = x2 のとき、 7. 2直線 y = m1 x + n1 , y = m2 x + n2 について、 2直線が平行 ⇐⇒ 2直線が垂直 ⇐⇒ 8. 2点 A, B が直線 ` に関して対称なとき (1) 直線 AB は ` に である。 (2) 線分 AB の は直線 ` 上にある。 9. 点 (x1 , y1 ) と直線 ax + by + c = 0 の距離 d は d = 10. 2直線 ax + by + c = 0, dx + ey + f = 0 について、 2直線が平行 ⇐⇒ 2直線が垂直 ⇐⇒ ´ 公式 NO2 図形と方程式 11. 中心が (a, b), 半径が r の円の方程式は 特に, 中心が原点, 半径 r の円の方程式は 12. 円の方程式は `, m, n を定数として と書ける。 13. 円 x2 + y2 = r2 と直線 sx + ty + u = 0 について, 連立方程式 ¯ x2 + y2 = r2 sx + ty + u = 0 から y を消去して2次方程式を ax2 + bx + c = 0 とし、 半径 r の円の中心と直線 ` の距離を d 判別式を D = b2 − 4ac とすると ⇐⇒ 異なる2点で交わる。 とすると ⇐⇒ 接する ⇐⇒ 共有点を持つ。 ⇐⇒ 共有点を持たない。 14. 円 x2 + y2 = r2 上の点 P(x1 , y1 ) におけるこの円の接線の方程式は ⇐⇒ 異なる2点で交わる。 ⇐⇒ 接する ⇐⇒ 共有点を持たない。 ⇐⇒ 共有点を持つ。 15. 2つの円 x2 + y2 + `1 x + m1 y + n1 = 0 2 2 x + y + `2 x + m2 y + n2 = 0 が異なる2点で交わるとき,2円の交点を通る円 (直線) は,k を定数として 2 2 2 2 k(x + y + `1 x + m1 y + n1 ) + (x + y + `2 x + m2 y + n2 ) = 0 で表される。 k 6= −1 のとき,2つの交点を通る円 k = −1 のとき,2つの交点を通る直線 16. 次の問題を解くときに最初におく式をかけ。 (1) 円 x2 + y2 = 9 の接線で,直線 2x − 3y = 5 に垂直なものの方程式を求めよ。 ⇐⇒ (1 0 ) 円 x2 + y2 = 9 の接線で,直線 3x + 2y = 1 に平行なものの方程式を求めよ。 ⇐⇒ (2) 中心が点 (3, 0) で,4x − 3y − 2 = 0 に接する円の方程式を求めよ。 半径 r = (3) 中心が直線 y = x + 1 上にあり,x 軸に接して,点 (3, 2) を通る円の 方程式を求めよ。 ⇐⇒ (4) 点 (1, 2) を通り,x 軸と y 軸の両方に接する円 ⇐⇒ (5) 中心が直線 y = 2x 上にあり,原点と点 (2, 4) を通る円 ⇐⇒ (6) 2点 (−5, 1),(2, 8) を通り,x 軸に接する円 ⇐⇒
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