哀れな立花隆 幻冬舎発行 矢作直樹著 「おかげさまで生きる」の著者を立花は糞味噌に貶しめてい た。”こんな人間が東京大学の教授にいるのか。”とまで立花は矢作教授をこき下ろしてい る。 ” something great ” の 存 在 を 知 る の は 、 人 間 の 未 知 を 追 求 し て い る 人 間 が 実 感 す る こ と も あ る と い う こ と を 理 解 で き な い 者 が 、 そ れ を 感 じ た 者 に と や か く 言 う 資 格 は な い 。 ” something great ” は 理 解 す る も の で は な い 。 感 知 す る も の で あ る 。 1983 年 に 、 高 血 圧 を 引 き 起 こ す 原 因 と な る 酵 素 「 ヒ ト ・ レ ニ ン 」 の 遺 伝 子 解 読 に 成 功 、 パ ス ツール研究所やハーバード大学を抑えての快挙であったため、一躍注目を集めた村上 和 雄 筑 波 大 学 名 誉 教 授 の 分 子 生 物 学 者 も 、 研 究 を 進 め て い く 段 階 で "something great"を 感 じ ら れたとその著書で書いている。医学、生命科学、生物学者など生命に関わる研究をしてい る 人 た ち が 、 "something great"の 存 在 を 実 感 す る こ と は 容 易 に 想 像 で き る 。 それができないのが、唯物論者の立花隆の人間としての限界のように思われる。 -1-
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