第 49期前半年度総括中央委員会挨拶

2015.08.31
第 49期前半年度総括中央委員会挨拶
ご安全に!
まずは、この 1年間労働組合の様々な活動に対しまして、ご理解とご協力を
賜り誠にありがとうございました。
第 49期前半年度の 1年間を振り返り、総括をさせていただきます。
最初に「安全と健康」について触れておきます。
我々の最優先課題は「安全と健康」であり、この事については言わずもがな
であります。
前半年度においては、冬と夏に実施している「節目の安全強化取り組み」や、
全支部を対象とした「安全懇談会」を中心に、労使の垣根を越えて取り組みを
展開して参りました。
結果として、この一年間で被災された方は、8月 29日現在における統計内の
カウントで、不休災害 10件・休業災害 1件となっています。
この数字をどの様に評価するかは難しい部分もありますが、「完全無災害製
鐵所を目指す」と言う意味においては、まだまだ多くの課題があると言わざる
を得ません。更に、年々厳しさを増す夏場の環境下において、熱中症が増加傾
向にあり、今後さらに夏場の対策を強化する必要があると考えます。
また健康面においては、今任期がスタートして一ヶ月余りの間に 3名の組合
員の方がご逝去され、改めてメンタルヘルスを含めた健康管理の大切さと、難
しさを痛感させられたところであります。風通しの良い職場環境の構築を目指
し、取り組みを強化して参ります。
次に「組織課題」についてですが、昨年の 4月 1日に「和歌山製鐵所」と「堺
製鐵所」が統合し、新たな製鉄所としてスタートをしました。これを受け、労
働組合も 11月 1日に組織統合を果たし、「新生・和歌山労組」として歩みを始
め 10ヶ月が過ぎようとしていますが、この間多くの課題に直面してきました。
具体的には、「距離感の課題」や、「府県の違いによる課題」或いは、「旧
組織の会議・行事の持ち方の違い」等々があり、決して楽な船出ではありませ
んでした。しかしながら、「守破離」をテーマとして真の融合を図るべく、互
いに歩みより、そして理解に努めた結果、全体的には上々のスタートが切れた
と評価しています。
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次に「AP15」についてですが、「AP14」の基本年度において 2年にわた
る基本賃金の引き上げ回答が得られた事もあり、「個別年度」の取り組みとし
て緊急性のある要求項目は無いとの判断から、グループ各組織の支援を中心に
取り組みを展開しました。
また、APとは直接関係ありませんが、今回の中期経営計画に併せて、一時
金の業績連動方式の指標が「単独」から「連結」に見直され、成果還元の配分
がより大きくなったと評価しています。
次に「政策課題」についてですが、この1年は多くの選挙が実施されました。
昨年 11月には「和歌山県知事選挙」、年末の 12月には衆議院が師走解散し「第
47回衆議院選挙」が実施され、年明けの 3月から 4月にかけては「統一地方選
挙」という事で、多くの候補者を推薦決定し、当選へ向けての取り組みを展開
して参りました。しかしながら、今回も「民主」への逆風に加え「維新」の勢
いが衰えない中で、非常に厳しい戦いを強いられましたが、我々の組織内候補
である和歌山市議会の「そうがわ篤氏」においては、見事にトップ当選を果た
す事が出来ましたし、基幹労連和歌山県本部・組織内候補である和歌山県議会
の「浦口こうてん氏」、堺市議会中区の「木畑ただし氏」については予想以上
に厳しい選挙戦の中、皆さんのご協力により何とか当選を果たす事が出来まし
た。改めて御礼を申し上げます。
また、それ以外にも「ユニオン杯」や「製鐵所祭り」或いは「種々のカンパ
活動」等、多くの行事や活動にご協力を頂き、本当にありがとうございました。
そして、後半年度につきましても多くの課題が山積しています。
まず、10月 1日には「NSUW(日鉄住金ユナイテッド和歌山)」の直営化
により、770名を超える組合員の方々が新たに加わり、3,000名を超える組織と
なりますし、年明け 3月 11日には和歌山労組結成 70周年を向かえ、4月 15日
に記念式典を予定しています。
加えて、7月には今期の大きな課題の一つである参議院選挙で、「とどろき
利治氏」のリベンジを果たさなければなりません。
この様に、後半年度につきましても多くの課題を抱えての 1年となりますが、
更に深化した「新生・和歌山労組」が全員一丸となって、この難局を乗り切っ
て参りますので、引き続きのご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げま
して、第 49期前半年度を振り返っての総括とさせて頂きます。
ご安全に!
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