確認:ゴールはどこか? パネルディスカッション 「高等教育オープンコンテンツの扱い」 • 良質なコンテンツが沢山供給さ れ、どんどん流通する文化が根 付くこと。 • そのために変えなければならな いのは何か? • 一般の先生方の意識? • 出版など業界の意識? • 現状に合わなくなった法制度? • 信頼でき、簡易なサポートシス テムの欠如? 論点1 論点2 • 一般の先生の意識 • 出版など業界の意識? – 流用に関する理解 – オープンコンテンツに関する理解 – 国際的な視野 – オープンコンテンツとしての提供 が果たして有償提供とコンフリクト するのか? – オープン提供が有償のための良 好なプロモーションとなる可能性 もあるのでは? – Ex. Amazon affiliate model 1 論点3 論点4 • 法制度改革は十分? • ITC活用により効率的・効果的・ 拡張性ある支援システムの存 在は? 2 Todai Redesigning Educational Environment (東京大学教育企画室 教育環境リデザインプロジェクト) 社会貢献 : 情報技術を活用した知の公開 UT Open Course Ware ラーニングスペースのリデザイン: マイクロソフト先進教育環境寄附講座での活動 教育現場ニーズプロジェクト:基礎講義の電子教材化 TODAI TV 東京大学 教育企画室 山本恵美 教育現場ニーズプロジェクト コンサルティングの活動 著作権処理方法の確立 創作性のグレー z東京大学の講義資料の無償公開サイト -Podcastでの講義映像配信もスタート 年間10授業の授業素材公開 これまで1700万hits、54万人が閲覧 著作権処理方法の確立 産学連携本部 知財担当の支援 →後の教育情報化プロジェクトに貴重な教訓 ‐適法引用の要件に該当するか否かが微妙な場合が多い ‐海外の著作権法との関係が問題となることがある →判断に迷うなら許諾をとる 東京大学の方針 「訴えられればわかりますよ」 →適切な手続き+テンプレートに従い同意を得る (「申請」と「同意」の記録を残す) 問題点 ‐講義資料内に引用情報が記載されていない(連絡先調査の困難) →学内共通のガイドラインの必要性 ‐申請を行っても回答が得られない(作業の停滞、公開の遅延) ‐連絡先の蓄積、共有 1 「‡:このマークが付してある著作物は、第三者が有する著作物ですので、同著作物の再使用、同著作 物の二次的著作物の創作等については、著作権者より直接使用許諾を得る必要があります。」 2 課題1 大学講義のデジタル化における問題 従来型(=アナログ)の講義内容とネットワー 大学講義とcreative commons 課題と可能性 クで流れることが前提の講義内容 著作権に関する意識の高さと間違った認識 etc……… etc……… 慶應義塾大学 デジタルメディア・コンテンツ統合研究機構 助教 石井 美穂 課題2 OCWのコンテンツとccライセンス OCWとCCの可能性 明るい未来 CCライセンスに対する誤解 CCライセンスに対する誤解 CCライセンス ライセンス OCWのコンテンツにどういった OCWのコンテンツにどういったCC CCライセンスを付与することによるメリット CCライセンスを付与することによるメリット コンテンツが流通することで得られるメリット を付与することが適切か? OCW(大学)が選択するのか?教員が選択 OCW(大学)が選択するのか?教員が選択 するのか? CCライセンスに残された課題 CCライセンスに残された課題 OCWで OCWでCCライセンスを付与することは、必 CCライセンスを付与することは、必 ずしも他の流通形式(商業的出版等)の弊害 となるとは限らない 1
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