牛胚の超急速ガラス化保存用具 山形県農業総合研究センター畜産試験場・富士平工業株式会社 当畜産試験場では、牛胚の新たなストロー内保存用具を富士平工業株式会社と共同開発し、当該保存用具に適 した凍結保存および加温・融解技術を確立しました。開発した保存用具は、移植用ストロー連結型(ストローキ ャップ式)であり、操作性と受胎性に優れているという特徴があります。また、この保存用具を使用することに より胚の農家庭先での凍結保存を始め、融解・移植操作をダイレクトに実施することが可能となります。なお、 本保存用具については、共同開発者である富士平工業株式会社と平成 25 年 3 月に特許出願しています。 移植ストロー 新保存用具 新保存用具による胚のガラス化保存・加温・融解・移植の方法 <ガラス 化保存> ガラス化液を含む胚ドロップを 保存用具の先端部に載せる 胚+ガラス化液 保存用具 差込みセット 市販ストロー 移植ストロー <加温・融解・ 移植> 微 温 水 胚 希 釈 液 保存用具を ストローから 外す 液体窒素 液体窒素ボンベで長期保存 移植器へストローセットし ダイレクト移植
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