朝日村 まち・ ひと ・しごとに関する意識調査 結果(速報値・概要版) 1-1.住民対象調査.調査概要 (2)結婚についての意向、考え ①実施時期:平成27年8月14日(金)~8月24日(月) ②調査対象者:満20歳から40歳以下の全住民(平成27年7月1日現在の住民基本台帳) ③調査方式:郵送による配布・回収 ④配布票数:863票 ⑤有効回収票数:251票(有効回収率29.1%) z 独身者のうちの83.9%が、「結婚するつもりがある」と回答 z 現在独身でいる理由としては、「適当な相手に巡り会っていないから」がもっとも多く、次いで「まだ若いから」、 「結婚資金がないから」が続く z 自治体が行う婚活支援については「個人的な問題だが、ある程度自治体が支援すべき」と考えている者がもっとも多 く、次いで「少子化に関係するため、社会の問題として自治体が支援すべき」が続く z 自治体に期待する支援策としては「出会いの場や機会の提供」がもっとも多く、次いで、「夫婦共に働き続けられる職 場環境の充実」「安定した雇用機会の提供」「結婚や住宅に対する資金貸与や補助」と続く 図表3:結婚に対する意向【独身のみ】 1-2.回答者の属性 0% 1)性別 項目 男性 女性 合計 2)年代 人数 割合(%) 99 39.4 152 60.6 251 項目 20~24歳 25~29歳 30~34歳 34~39歳 40~44歳 100.0 人数 割合(%) 53 21.1 38 15.1 67 26.7 84 33.5 9 3.6 251 100.0 5)配偶者の有無 項目 学生である(就学中) 正社員・正職員 契約社員・派遣社員 パート・アルバイト 就労も就学もしていない 就労しているが、形態不明 合計 人数 割合(%) 21 8.4 121 48.4 14 5.6 45 18.0 40 16.0 9 3.6 250 項目 いる いない 合計 40% 60% 80% 朝日村にずっと住んでいる その他 人数 割合(%) 118 48.4 58 23.8 67 27.5 1 0.4 合計 244 100.0 項目 すすめられたことがある 何も言われていない 他地域に住んでみることをすすめられた その他 結婚するつもりはない 人数 割合(%) 30 15.5 152 78.4 12 6.2 0 0.0 194 100.0 15.4 84.6 女性 N=72 16.7 (%) 23.2 結婚資金がないから 9.5 結婚に向けて準備中 9.5 5.3 独身の方が気楽で自由だから 5.3 結婚後の経済力に不安があるから 5.3 異性とのつきあいが苦手だから 5.3 仕事に打ち込みたいから 2.1 その他 図表5:自治体が行う婚活支援に対する考え その他 7.2% z Iターン(転入)のきっかけは「住宅の都合(持ち家の購入等)」が34.3%でもっとも多く、次いで「結婚」となって いる。他方、「進学」「就職・転職」「転勤・配属」など、進学や就労がきっかけとなっている割合は少ない z 転入時やこれまでに困ったことは「移動・公共交通利用」「雪や寒さなど冬の生活の厳しさ」「友人や仲間づくり」が 多くなっている 6.3 趣味や好きなことに打ち込みたいから 83.3 100.0 (1)Iターン状況(Iターン経験者のみ) 少子化に関係するため、 社会の問題として自治体 が支援すべき 31.1% 3.2 N=95 図表6:自治体に期待する支援策(複数回答) 結婚は個人的 な問題なので、 自治体が関与 すべきでない 14.5% 0 50 100 出会いの場や機会の提供 100 結婚や住宅に対する資金貸与や補助 100 家計のため賃金など待遇面の支援 95 結婚した方が有利となるような税制 73 結婚を推奨する啓発活動 その他 特にない (人) 125 安定した雇用機会の提供 個人的な問題だが、 ある程度自治体が 支援すべき 47.2% 150 133 夫婦共に働き続けられる職場環境の充実 N=235 24 11 13 図表2:転入時やこれまでに困ったこと(複数回答) 親の転勤・ 進学 就職・転職 配属 2.0% 2.9% 転勤・配属 移住(住みたい地域 5.9% を探して引っ越した) 1.0% 8.8% 0 10 20 結婚 30.4% 30 40 移動・公共交通利用 36 雪や寒さなど冬の生活の厳しさ 34 友人や仲間づくり 26 地域活動への参加 20 ご近所づきあい 18 地域の風習や慣習 18 子どもの教育・保育の環境 住宅の都合(持ち家 の購入等) 34.3% 30.0 まだ若いから いずれ結婚したい 1-3.調査結果 家族の事情 (親との同居・ 介護等) 12.7% 20.0 25.3 必要性を感じないから 男性 N=52 100.0 合計 図表1:Iターンのきっかけ 10.0 適当な相手とまだ巡り会っていないから 6)朝日村に住み続けることを進められたことがあるか 人数 割合(%) 123 49.2 127 50.8 250 項目 Iターンや転校など Uターン 0.0 100% 3)朝日村に居住し始めたきっかけ 合計 4)就業状況 20% 図表4:独身でいる理由【いずれ結婚したい(する)のみ】 12 配偶者の就職・ 転職 2.0% 休日のレジャー・行楽 5 日常生活におけるルール 5 N=102 困ったことはなかった その他 6 (3)出産 (人) z 最終的に持ちたい子どもの人数の平均は「1.82人」。一方、理想とする子どもの人数の平均は「2.46人」で、理想と 現実に差がある 図表7:最終的に持ちたい子どもの人数(左)と理想とする人数(右) 項目 0人 1人 2人 3人 4人 5人 合計 14 人数 割合(%) 29 15.8 19 10.3 104 56.5 24 13.0 5 2.7 3 1.6 184 100.0 項目 0人 1人 2人 3人 4人 5人 6人 8人 合計 人数 割合(%) 10 4.6 6 2.8 103 47.7 78 36.1 13 6.0 4 1.9 1 0.5 1 0.5 216 100.0 最終的に持ちたい子どもの人数 (回答者数=184人) 平均:1.82人 理想とする子どもの人数 (回答者数=216人) 平均:2.46人 1 朝日村 まち・ ひと ・しごとに関する意識調査 結果(速報値・概要版) (4)子育て環境 2-1.転出者対象調査 調査概要 z 現在の社会の子育てのしやすさについては、全体ではそう思うの割合(「そう思う」、「まあそう思う」をあわせた 割合)が24.1%。他方、そう思わない割合(「そう思わない」「あまりそう思わない」をあわせた割合)が75.9% z 子どもの人数別にみると、子どもがいない回答者でそう思わない割合が高い z 子どもがいる回答者はそう思う割合がやや高い傾向にあるが、子どもの人数が多くなるにつれ、そう思うの割合が低 くなる 図表8:現在の社会は子どもを生み育てやすいか 0% 20% 凡例 40% 全体 2.0 2-2.回答者の属性 60% まあそう思う そう思う 80% 100% 2)年代 人数 割合(%) 26 39.4 40 60.6 合計 22.1 53.8 1)性別 項目 男性 女性 そう思わない あまりそう思わない 22.1 ①実施時期:平成27年8月14日(金)~8月24日(月) ②調査対象者:平成25年7月1日から平成27年6月30日までに朝日村から転出した満15歳以上60歳未満の転出者 ③調査方式:郵送による配布・回収 ④配布票数:237名(うち38名は転居等のため調査票が届かなかったため、実質199票配布) ⑤有効回収票数:66票(有効回収率33.2%) 66 項目 20歳未満 20~24歳 25~29歳 30~34歳 34~39歳 40~44歳 45~49歳 50歳以上 100.0 N=199 いない 0.0 N=101 1人 N=32 28.7 53.5 17.8 18.8 43.8 31.3 6.3 3人 0.0 N=16 14.6 54.2 27.1 12.5 75.0 12.5 4人 0.0 N=2 0.0 50.0 50.0 就学 図表9:人口減少に対する危機感 人口の減少幅を少し でも緩やかにするべき 18.0% 人数 割合(%) 30 45.5 6 9.1 9 13.6 1 1.5 1 1.5 9 13.6 10 15.2 合計 z 人口減少に対する危機感については、「現在より人口が増加するよう努力すべき」が31.6%でもっとも多く、次いで 「現在の人口を維持すべき」と続いている z 人口減少を克服し、活力ある朝日村を実現するために注力すべき施策については、「若い世代の結婚・出産・子育ての 希望をかなえる」がもっとも多く、次いで「時代に合った地域づくり・安心なくらしを守る・地域間の連携」である 人口減少に対応した まちづくりを進めるべき 21.3% 自営業(農業・商店含む) 就労・就学していない (5)人口減少に対する考え方 わからない 4.1% 項目 正社員・正職員 契約・派遣社員 パート・アルバイト 経営者 図表10:活力ある朝日村のためにもっとも力を入れるべき施策 N=244 66 100.0 項目 就学 就職 転職 転勤(家族含む) 人数 割合(%) 13 21.0 10 16.1 3 4.8 9 14.5 3 4.8 19 30.6 3 4.8 1 1.6 0 0.0 1 1.6 他の地域に家を購入した・建てた 結婚 子どもの就学 親の転居 親の介護など家族の面倒をみるため 合計 5)朝日村へのUターンの可能性 項目 人数 62 100.0 6)朝日村に住み続けることを進められたことがあるか 戻る可能性はある 戻る可能性はない わからない 9 17 14 26 割合(%) 13.6 25.8 21.2 39.4 合計 66 100.0 いずれ戻ってくるつもり 項目 すすめられたことがある 何も言われていない 人数 割合(%) 22 33.3 37 56.1 4 6.1 3 4.5 他地域に住むことをすすめられた その他 合計 66 100.0 転出後の生活の変化 z 転出後の生活の変化については、「良くなった」と感じている割合(「とても良くなった」「やや良くなった」をあわ せた割合)が高い項目は、「買い物環境」「通学・通勤の便」「道路などの都市基盤」「文化・スポーツ施設」「医 療・福祉・介護サービス」である z 一方、悪くなったと感じている割合(「悪くなった」「やや悪くなった」をあわせた割合)が高い項目は「自然豊かな 環境」「隣近所の付き合い」である 0% 20% とても良くなった 隣近所の付き合い 若い世代の結婚・ 出産・子育ての希 望をかなえる 36.4% 現在の人口を 維持すべき 23.4% 2-3.調査結果 100.0 割合(%) 10.6 15.2 22.7 19.7 15.2 3.0 10.6 3.0 40% 60% 80% やや良くなった あまり変わらない やや悪くなった 100% 悪くなった わからない 16.7 16.7 1.5 安定した雇用 を創出する 19.9% 現在より人口 が増加するよう 努力すべき 31.6% 66 7 10 15 13 10 2 7 2 その他 図表10: 転出後の生活の変化 時代に合った地域づくり・ 安心なくらしを守る・地域 間の連携 23.7% その他 1.6% 人数 合計 4)就業状況 2人 4.2 N=48 3)朝日村から転出したきっかけ 新しいひとの 流れをつくる 19.9% 6.1 34.8 通勤・通学の便 51.5 16.7 24.2 N=66 道路などの都市基盤 37.9 N=66 保育園などの子育て環境 16.7 34.8 3.0 4.5 1.5 3.0 6.1 3.0 4.5 12.1 9.1 4.5 66.7 N=66 子どもの教育環境 N=66 4.5 13.6 13.6 買い物環境 N=236 24.2 N=66 10.6 4.5 53.0 68.2 N=66 医療・福祉・介護サービス 22.7 19.7 34.8 N=66 19.7 3.0 1.5 文化・スポーツ施設 N=66 1.5 4.5 25.8 1.5 1.5 28.8 28.8 19.7 18.2 3.0 3.0 自然豊かな環境 24.2 30.3 34.8 4.5 3.0 N=66 総合的な満足度 19.7 34.8 30.3 12.1 N=66 2 将来の進路や仕事に関する意識・希望アンケート(高校生対象) 結果(速報値・概要版) 3-1.高校生対象調査 調査概要 (2)地域や暮らしについて ①実施時期:平成27年8月14日(金)~8月24日(月) ②調査対象者:村内に居住するすべての高校生 ③調査方式:郵送による配布・回収 ④配布票数:160名 ⑤有効回収票数:55票(有効回収率34.4%) z 地域への愛着については、「とても感じる」「感じる」をあわせた割合が74.1% z 地域の住みやすさについては、「そう思う」「ややそう思う」をあわせた割合が48.2%、「そう思わない」 「あまりそう思わない」をあわせた割合より少ない 図表17:地域への愛着 3-2.回答者の属性 1)性別 項目 男性 女性 合計 2)居住地区 項目 古見地区 入三地区 針尾地区 小野沢地区 西洗馬地区 人数 割合(%) 25 45.5 30 54.5 55 100.0 感じない 3.7% 3)朝日村に住み続けることを進められたことがあるか 人数 割合(%) 26 47.3 3 5.5 3 5.5 5 9.1 18 32.7 合計 55 項目 すすめられたことがある 何も言われていない 人数 その他 4 47 4 0 割合(%) 7.3 85.5 7.3 0.0 合計 55 100.0 他地域に住んでみる ことを すすめられた あまり感じない 11.1% 図表18:住みやすい地域と思うか わからない 11.1% とても感じる 22.2% 感じる 51.9% (1)進路 z 進路希望は、74.5%が「進学」、20.0%が「就職」を希望している z 就職希望先を朝日村近郊以外(「その他の長野県内」「愛知県」「まだわからない」)と選択した理由は、「働きたい職 場がない」「都会的な場所に住みたい」 z 進学先を卒業した後の就職希望地域としては「まだわからない」が53.7%、次いで「場所にこだわらない」が17.1% z 就職希望地域で朝日村近郊以外を選択した理由は「特に理由はない」が44.0%、次いで「働きたい職場がない」28.0% 図表11:希望する進路 図表12:就職したい地域 図表13:進学したい地域 朝日村 2.5% わからない 5.5% まだわから ない 27.3% 就職希望 20.0% N=55 図表14: 朝日村近郊以外に就職したい理由 その他の 長野県内 9.1% 松本市 45.5% 働きたい職場 がない 25.0% N=11 図表15:進学先を卒業した後の就職希望地域 朝日村 2.4% 都会的な場所 に住みたい 25.0% 場所にこだ わらない 17.1% N=4 その他の 長野県内 7.3% 東京都 2.4% まだわからない 53.7% 特に理由はない 50.0% 場所に こだわら ない 2.5% その他県外 10.0% 塩尻市 9.1% 松本市 14.6% 松本市 22.5% まだわから ない 35.0% 愛知県 9.1% 進学希望 74.5% そう思う 16.7% あまりそう 思わない 37.0% ややそう思う 31.5% 100.0 N=54 3-3.調査結果 そう思わない 14.8% 愛知県 2.4% N=41 塩尻市 2.5% その他の 長野県内 10.0% 東京都 12.5% 愛知県 2.5% 4.まとめ (1)転入者数(社会増)増加のための方向性 zIターンのきっかけは「住宅の都合(持ち家の購入等)」、「結婚」 z独身の住民の結婚意向は高い z自治体が婚活支援を実施するべきと考えている住民は多い ⇒①手頃な住宅やリノベーション物件を整備するなど、朝日村で住宅を購入するメリット ②住民と村外の人との出会いの機会を増やす 上記2点で転入者数(社会増)増加につながる可能性がある (2)出生数(自然増)増加のための方向性 z理想とする子どもの人数は2.46人。最終的に持ちたい子供人数よりも多い z出産・子育て環境の評価はそれほど高くない z子どもの人数が2人を超えると出産・子育て環境に対する評価が下がる ⇒子育て世代のニーズをくみ取り、理想とする子どもの人数を不安なく持つことができる出産・子育て 環境を整備することによって、合計特殊出生率を向上させることができる (3)生活環境 z転出後の生活の変化で「良くなった」と感じている割合が高い項目は「買い物環境」「通学・通勤の便」 「道路などの都市基盤」「文化・スポーツ施設」「医療・福祉・介護サービス」。これは、朝日村の弱いと ころといえる N=40 図表16: 朝日村近郊以外に就職したい理由 N=25 その他 8.0% N=54 働きたい職 場がない 28.0% 特に理由はない 44.0% 都会的な場所 に住みたい 8.0% (4)転出の抑制、Uターンの増加(高校生の進路) z高校生が朝日村近郊以外に就職したい理由は「特に理由はない」がもっとも多い。朝日村近郊以外に就職し たい高校生の多くは、明確な理由を持っていない z一方、地域に対する愛着をもつ高校生は多い ⇒朝日村近郊に働く場があること、朝日村で生活することのメリットを伝えることができれば、 若い世代が朝日村にとどまる、もしくは、戻ってくる可能性は高まる (5)朝日村に住み続けることを進める 3つアンケートすべてで、「朝日村に住み続けることを進められたことがある」割合が低かった。特に高校生 対象アンケートにおいては、7.3%ともっとも低い。 今の子ども世代に朝日村に居住してもらうことが、将来の村の活性化につながる。親世代は、子ども世代に対 して、朝日村のよさを伝える必要がある 今住んでいる 地域が不便 12.0% 3
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