長 No.409 野 保 険 医 新 聞 (第三種郵便物認可) 編注:〔 〕内の数字は指摘を受けた医 なった指摘を示している。 (1)往診料について、診療録に往診の理 由の記載が不十分な例が認められたの で改めること。 (2)在宅患者訪問診療料について、診療 録に通院による療養が困難な理由の記 構成 診療録等について 診療内容等について A B C D E F G 精神科専門療法 H 手術 Ⅲ その他 Ⅰ Ⅱ 療機関件数を、▲は自主返還の対象と C. 在宅医療 2015年(平成27年) 3月25日 平成25年度の個別指導指摘事項(医科)は、長野県保険医協会が個別指導関係行政文 書の開示請求で得た関東信越厚生局長野事務所分の各医療機関に対する指導結果通 知の内容を項目ごとに整理したもの。指導内容については医療機関の診療傾向や患者 の状態等、結果通知のみからでは判断できない様々な要因があって指摘される場合が 多い。特に検査・投薬・注射等は指摘事項文章のみを取り上げて一律に医学的な是非 を問うことはできない。その点に留意の上、参考資料としていただきたい。 ①アドソルボカルピン点眼液1%▲ (5) 前号 本号 次号 適切に実施すること。 ①ツムラ芍薬甘草湯エキス顆粒 (4)投薬について、不適切な例が認めら 載が不十分な例が認められたので改め 点が記載されていない例が認められた ること。〔2〕 ので改めること。▲ (9)精密眼底検査について、診療録に右 (3)在宅患者訪問診療料について、診療 (15)在宅持続陽圧呼吸療法指導管理料 目、または左目についての所見がない ①必要性が乏しい内服薬と外用薬の 録に訪問診療の計画及び診療内容の要 について、診療録に当該在宅医療を指 にもかかわらず、両側を算定している 重複投与 点記載が不十分な例が認められたので 示した根拠、指示事項、指導内容の要 不適切な例が認められたので改めるこ ・エストリオール錠1㎎とエストリー 改めること。〔5〕 点記載が不十分な例が認められたので と。▲(精密眼底検査の片側) ル膣錠0.5mg (4)在宅時医学総合管理料について、在 改めること。〔3〕 (10)屈折薬剤負荷について、誤って算 ②禁忌投薬 宅療養計画の記載内容が画一的であっ (16)在宅寝たきり患者処置指導管理料 定している例が認められたので改める ・肝硬変と診断されている患者に対 たため、患者個々の総合的な在宅療養 について、指導内容の要点記載がない こと。▲ しエストラーナテープ0.72mg▲ 計画を作成すること。 例が認められたので改めること。▲ (11)精密視野検査(片側)×2で算定すべ ・乳がんの疑いの患者に対しエスト (5)在宅時医学総合管理料・特定施設入 D. 検査 きところ、量的視野検査(片側)の静的 ラーナテープ0.72㎎▲ 居時等医学総合管理料について、診療 (1)検査については、診療上必要がある 量的視野検査で算定している例が認め (5)適応傷病名がないにもかかわらず、 録に在宅療養計画及び説明の要点記載 と認められる揚合に行うこととされて られたので改めること。▲〔差額〕 投与していた不適切な例が認められた が不十分な例が認められたので改める いる。検査を実施する際は、その必要 (12)角膜曲率半径計測について、必要性 ので改めること。 こと。〔5〕 性を十分に考慮し最小限度で行うとと がない例が認められたので改めること。 (6)在宅自己注射指導管理料について、 もに、算定にあたっては十分に留意す ▲ (6)ビタミン剤の投与について、不適切 診療録に当該在宅医療を指示した根 ること。また、検査を行った場合は、 (13)コンタクトレンズ検査料2で算定 な例が認められた。ビタミン剤の投与 拠、指示事項、指導内容の要点記載が その必要性及び結果の評価を診療録に すべきところ、算定項目D255からD282- については、医師が当該ビタミン剤の ない例が認められたので改めること。▲ 記載すること。〔13〕 2までに掲げる眼科学的検査を算定して 投与が必要かつ有効であると判断し、 (7)在宅自己注射指導管理料について、 (2)検査を実施した場合は、診療録に検 いる例が認められたので改めること。 その趣旨を具体的に診療録及び診療報 診療録に当該在宅医療を指示した根 査結果の所見を記載すること。〔9〕 れたので改めること。 ①HCG5000単位F(注射用)▲ ①細隙燈顕微鏡検査(前眼部及び後眼 酬明細書に記載(病名により有効と判断 拠、指示事項、指導内容の要点の記載 ①心電図検査 部)、精密眼底検査(片側)×2、精密 できる場合については、診療報酬明細 が不十分な例が認められたので改める ②脈波図、心電図、ポリグラフ検査 眼圧測定▲(CL検査料2との差額、 書記載は要しない)すること。 こと。〔8〕 (3)検査を実施した場合は、診療録に検 夜間・早朝等加算) (8)血糖自己測定器加算について、算定 査を行った根拠、評価を記載すること。 ②屈折検査、矯正視力検査(1以外の (7)特定疾患処方管理加算について、厚 要件を満たしていない例が認められた (4)検査について、当該保険医療機関独 揚合)、細隙燈顕微鏡検査(前眼部及 生労働大臣が別に定める主病でない患 ので改めること。〔▲2〕 自の略語を使用して記載している例が び後眼部)、角膜曲率半径計測▲ 者に対して算定している例が認められ (9)血糖自己測定器加算(月20回以上測 認められたので、実施した検査項目等 (CL検査料2との差額) たので改めること。▲ 定する場合)で算定すべきものを血糖 を適切に記載するよう改めること。 ③屈折検査、矯正視力検査(1以外の (8)注射を行った場合は、必要性の所見 自己測定器加算(月60回以上測定する (5)腫瘍マーカー検査について、画一的 揚合)、細隙燈顕微鏡検査(前眼部及 を診療録へ記載すること。〔2〕 場合)で算定している例が認められた に実施している例が認められた。腫瘍 び後眼部)、角膜曲率半径計測、精密 (9)注射について、不適切な例が認めら ので改めること。▲〔差額〕 マーカー検査は、他の検査結果等から 眼底検査(片側)×2 ▲(CL検査料 れた。注射については、特に迅速な治 (10)血糖自己測定器加算(月20回以上測 悪性腫瘍が強く疑われる場合のみに実 2との差額) 療の効果を期待する必要がある場合 定する場合)で算定すべきものを血糖 施すること。また、検査を実施する際 (14)過去に実施した検査を請求してい 等、その必要性を十分に考慮した上で 自己測定器加算(月40回以上測定する はその必要性を十分に考慮し、段階を る例が認められたので改めること。 行うこと。また、注射を行った場合は、 場合)で算定している例が認められた 踏んで最小限度で行うこと。〔7〕 ので改めること。▲〔差額〕 (6)必要性のない検査の例が認められた E. 投薬・注射 ①内服薬に併用して実施した必要性 (11)在宅酸素療法指導管理料について、 ので改めること。 (1)投薬にあたっては、その必要性を十 に乏しい注射 分考慮した上で使用すること。また治 ・ピリドキサール注10mg 診療録に指導内容の要点の記載がない ①クラミジア・トラコマチス核酸検 ①細菌薬剤感受性検査(1菌種)▲ ①アリナミンF糖衣錠(25mg) その必要性を診療録に記載すること。 例が認められたので改めること。▲ 出(1回算定のところ2回算定〕▲ 療効果判定を行い、漫然と投与するこ ・アミファーゲンP注20ml (12)在宅酸素療法指導管理料につい (7)適応傷病名がない検査の例が認めら とのないよう注意すること。〔2〕 ・グルタチオン注射用200㎎ て、診療録に在宅療養を指示した根 れたので改めること。〔▲2〕 (2)投薬にあたっては、その必要性を十 (10)注射(その他)の算定について、不適 切な例が認められたので改めること。 拠、指導内容の要点記載が不十分な例 ①クラミジア・トラコマチス核酸検 分考慮した上で処方し、その必要性を が認められたので改めること。〔3〕 出 ②角膜曲率半径計測 ③屈折薬 診療録に記載すること。 (13)在宅成分栄養経管栄養法指導管理 剤負荷④屈折検査 ⑤矯正視力検査 ①カリーユニ点眼液0.005%5mL F. リハビリテーション 料について、診療録に在宅療養を指示 (眼鏡処方せんの交付を行う場合) ②サンコバ点眼液0.02%5mL (1)脳血管疾患等リハビリテーション料 した根拠、指導内容の要点記載が不十 ⑥精密眼底検査(片側)×2 ⑦精密 (3)診察所見が診療録に記載されていな (Ⅰ)について、廃用症候群に係る評価 分な例が認められたので改めること。 眼圧測定 いにもかかわらず投薬している例が認 表に記載されている内容が画一的な例 が認められたので改めること。 (14)在宅持続陽圧呼吸療法指導管理料 (8)一連の検査に使用した薬剤の算定に められた。投薬は適切な診断、検査に について、診療録に当該在宅医療を指 ついて、不適切な例が認められたので よる疾患の管理、検査結果による根拠 示した根拠、指示事項、指導内容の要 改めること。 に基づき治療方針を検討したうえで、 ①涙のう内薬液注入▲ 以上 「G.精神科専門療法」以降は次号
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