平成22年度環境監査報告(概要) 作成年月日:平成23年2月3日 監 査 日 程 平成22年11月15日~19日 総務局(4) 総合政策局(2) 被 監 査 部 門 財政局(3) (被監査課数) 市民局(2) 保健福祉局(5) こども未来局(2) 環境局(4) 経済農政局(2) 都市局(6) 建設局(7) 中央区役所(3) 花見川区役所(2) 稲毛区役所(2) 若葉区役所(2) 緑区役所(2) 美浜区役所(2) 教育委員会事務局(3) 監査委員事務局(1) 農業委員会事務局(1) 議会事務局(1) 計 20部門(56課) 監査の目的 環境マネジメントシステムの運用状況の確認及び改善可能性のある部分の特定 監査基準 環境方針、環境マネジメントマニュアル、運用手順書 指摘事項の評価 監査結果 件数 不 適 合 0件 要 改 善 16件 模範事例 指 摘 内 容 一 例 「部門目標・実施内容兼進捗管理表」が定められた期 限までに記入されていなかった。 議会答弁資料の作成や修正等をプロジェクターを使い 20件 情報を共有し、印刷することなく実施している。 監査結果の総括 一部の部門で改善を要する指摘事項が見受けられたが、 以前から行っていた ISO14001 の取組みを引き続き実施したことなどから、各部門が自主的に工夫した他の模範となる 事例も多く見られた。また、新システムの C-EMS に移行したことで、環境記録の記入 や報告期限が守られなかった面があるため、事務局は推進員等への連絡をさらに確実に 行う必要がある。監査結果を総括するとシステムの運用は概して良好であった。 監査委員長の 指示事項 監査結果の他、監査時に寄せられた職員の意見やアドバイザーとして監査に出席した 外部専門家の意見を検討し、今後の監査の充実を図るとともに、システム見直しの参考 とすること。 外部意見者 (株)イーエムエスジャパン 林 政克 • 現在、環境方針、適用範囲、環境管理組織の監査は、部門に関連した内容に絞り、重 点項目の監査時間を増やす。 • 法規制の順守に対する監査は、廃棄物処理法に限られていたが、他の法律も監査する ようにする。特に清掃工場などの作業現場を有する部門では、順守しなければならない 法律も多いので、法規制等を順守させる仕組みの監査は重要である。 千葉市の環境監査 • 現在の監査プログラム、部門編成では、清掃工場などの現場を有する部門の現場視察 に対する意見 はできない。年に 1 箇所は現場視察が出来るようにする。 • EMS における市の役割は、市役所における環境改善とともに市民や市の事業を受注す る企業における環境改善活動の促進である。このためには市役所内での環境改善効果の 発表とともに、公共工事等に対する環境配慮依頼によって得られた環境改善効果も明ら かにすることで市民を啓蒙する方法もある。このためには監査も活動の効果をもう少し 明確に問うことも必要と考える。
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