ROTARY INTERNATIONAL DISTRICT 2660 2015 - 2016 OCTOBER vol.4 GOVERNOR'S MONTHLY LETTER インタビュー 地区大会・松澤佑次実行委員長に聞く 12月4日・5日の両日に2600地区大会が開催さ ピアニストの小菅優さんが、この日のために帰国して れます。開会の点鐘まであと2カ月。この大会が目 のデュオ・コンサートです。個々のリサイタルは日本 指しているものについて、松澤佑次地区大会実行委 でも時々開催されていますが、凄いレベルのおふた 員長(大阪RC)にお聞きしました。 りが うのは滅多にないことです。私もとても楽しみ です。ご家族にもご一緒に鑑賞いただけるように設 (聞き手:佐野吉彦) 営しています。 【今回の大会の魅力はどのようなところにあるのでし 【午後は式典です。立野ガバナー年度の活動の発表 ょうか】 いろいろなプログラムをご用意しました。まず初日 の場ですね】 の4日㈮は「RI会長代理夫妻歓迎晩 地区方針は「変革を!ロータリーを通じて奉仕(プ 会」ですが、大 阪産の食材を厳選してお待ちしています。肉あり、 レゼント)を!」ですが、これをどのようにステップア 野菜あり、魚あり。リーガロイヤルホテルの宮川栄治 ップしてゆくか。大事な節目です。ぜひ、皆さんの積 シェフがこれをどう仕立てあげていただくのか、見も 極的なご参加を期待しています。 のだと感じます。 【プログラムの最後は特別シンポジウムです。この 企画についてお話しいただけますか】 【楽しいパーティになりそうです】 はい。晩 大阪大学名誉教授の岸本忠三先生(大阪RC)、京 会では、関西二期会のメンバーによる、 ヨハン・シュトラウスのオペレッタ「こうもり」をお楽し 都大学名誉教授の本庶祐先生に、 「関西発の医療イノ みいただきます。ウィーンが舞台の、華やかな夜会 ベーションー最先端研究から創薬へ」と題したお話を の物語ですが、ぜひ河内産のワイン、なかなかおいし いただきます。 いのですが、これを片手にお楽しみください。 【基礎研究から創薬への流れを見渡すお話というこ とになるのでしょうか】 【2日目の5日㈯はお隣の大阪国際会議場に場所を移 します。この日も、まずは音楽から始まりますね】 はい。お二人とも世界的なレベルの科学者で、文 音楽は、人の心をあたたかくしてくれます。この日 化勲章受賞者ですが、今も現役の研究者です。お二 は海外で大活躍のヴァイオリニスト・庄司紗矢香さん、 人の例は、免疫難病治療やがん治療の基礎研究で自 ら発見した分子から特効薬を作ることに成功した、世 界でも珍しいものです。本来、医学の基礎研究は、 病気で苦しむ患者さんのためにあるのですが、創薬 まで行くケースはめったにないのです。このライバ ルとも言うべきお二人それぞれが、世界が待望して いた薬を開発したご苦労話を、みなさんにとてもわか りやすく語っていただけるでしょう。ぜひ聞いていた だきたい内容です。 【これからの時代が求める研究ということでしょうか】 まさに、難病に苦しむ人々、ほんとに有効な薬を必 要とする人々に、傘を差しかける取り組みに他なりま せん。これこそ、ロータリーが取り組んできた「究極 の職業奉仕」と言えるのではないでしょうか。 3 ROTARY INTERNATIONAL DISTRICT 2660 2015 - 2016 OCTOBER vol.4 GOVERNOR'S MONTHLY LETTER 文化や学術があるじゃないかなどと、もう一度大阪の 【なるほど。12月はロータリーの原点をもう一度確 カッコ良さを見直してほしいと思っています。 認する機会となりそうです】 そうなのです。ぜひ、初日から最後まで多くのみな さんに参加いただき、ロータリーの友好の精神を感じ 【ますます楽しみになりました。ぜひ、充実した2日間 つつ、シンポジウムも同じように楽しんでいただきた になることを期待しています。本日はありがとうござ いですね。それと、大阪にはこんなすごいレベルの いました】 4
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