●● インフルエンザひとくちメモ ●● リレンザ ® を 処方された患者さんへ またたく間に増殖するインフルエンザウイルス インフルエンザの原因であるウイルスの増えるスピードはとても速く、たった1つのウイルスが、 24時間後には約100万個に増えるといわれています。 お薬を受け取ったら、できるだけ早く最初の1回分を吸入しましょう。 吸入タイプの インフルエンザウイルスは気道で増殖します。 気道( 肺までの空気の通り道 )で感染を拡げていきます。 気 道 インフルエンザウイルスは、呼吸のときに鼻やのどに吸い込まれ、 処方されたお薬は、 このお薬は吸入タイプなので、ウイルスのいる気道に直接 抗インフルエンザウイルス剤です。 とどまって、効果を発揮します。 インフルエンザは急激な発熱から インフルエンザの症状は、ウイルスが気道の粘膜細胞に侵入し増えることによる炎症に起因し ます。症状としてまず挙げられるのが、急激な発熱( 38〜39℃以上 )。また、からだ全体の 吸入することにより、インフルエンザウイルスが感染・増殖する気道 ( 肺までの空気の通り道)に直接薬がとどまって、効果を発揮します。 粉状の薬を専用の吸入器を使い吸入します。 吸入器の取扱いについては、投薬時に渡される説明書をご覧ください。 だるさや頭痛・腰痛・筋肉痛・関節痛など、インフルエンザ特有の強い全身症状があらわれます。 注意事項 この薬は1回にブリスター2つの 吸入が必要です。 お渡ししたお薬をきちんと服用して、 あたたかくしてお休みください。 どうぞ、おだいじに・・・ 治療に用 朝 ブリスター2つ 夜 ブリスター2つ いる場合 【予防に用いる場合】 1日1回(同じ時刻に) :ブリスター2つ ●吸 入前に、 「 吸入口」 内部が汚れていないことを ◎詳しくは、当院・薬局にご相談ください。 インフルエンザに関する詳しい情報、及び本吸入器の使用方法などが 以下のウェブサイトからご覧になれます。 http://influenza.jp/ 確認してください。 ブリスター この中に粉状の薬が入っています 吸入器 薬( ディスク) ●この吸入器は、 他の薬には使用しないでください。 ● 吸入後は、 清潔保持のためカバーをしてください。 ●添 加物として乳糖が含まれており乳アレルギーの ある人は注意が必要です。 ●そ の他 、何か気になることがありましたら、医師・ 薬剤師にご相談ください。 監修:長崎大学名誉教授 松本慶蔵 先生 お薬の準備【吸入の準備をします。】 1 リレンザ ® 表示面を上にして、 カバーをはずしましょう。 2 トレーを引き出しましょう。 実際の吸入【吸入しましょう。】 1 ディスクに穴をあけましょう。 穴があくまで フタを垂直に 立てます 引き出す はずす 吸入口の内側が汚れていないことを 確認してください。 3 白いトレーのギザギザの 両側のグリップを押しながら、 トレーを取りはずしましょう。 4 水平に保つ 再びとじる 針 トレー カバー 2 フタ 吸入器をたいらに保ったまま、 無理をしない程度に 息を吐き出しましょう。 白いトレーの4つの穴に ディスクの凸部が はまるようにのせましょう。 この操作により、ディスクを針が貫通して、 お薬が吸入できる状態になります。 3 吸入口をくわえて、速く 深く息を吸い込みましょう。 吸入口に向けて息を 吐き出さないでください。 4 ※息 止めは無理のない 程度にしてください。 空気孔を ふさがない ディスク 吸入器を口からはずし、 そのまま2〜3秒※息を 止めましょう。 のせる 取りはずす つまむ ギザギザのグリップ 強く吸う必要はありません。 両側から親指と人さし指でつまみながらトレーを 本体から(内側に押しながら) 取りはずします。 5 トレーを、カチッと音が するまでもどしましょう。 お薬が1回で全部吸えない時は、もう1〜2回くり返して吸い込んでください。 ※吸入器が回らない等、 うまく使えない時は、 処方された薬局、 医療機関にご相談ください。 5 トレーを引き出して、 もどして、2つめの 吸入準備をしましょう。 6 2つめを吸入しましょう。 自動的に 回転します カチッと 音がするまで もどす 引き出す もどす 吸入後は、吸入口を清潔に保つため カバーをしましょう。 RZXX0276-P1411N 改訂年月2014年11月(MDS)
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