保健だより 7号(912 KB)

ほけんだより
インフルエンザは全身に症状の出る感染症
インフルエンザは、インフルエンザウイルスによって引き起こされる呼吸器感染症
で、普通の「かぜ」とはまったく違う病気です。よく似た症状もみられるため誤解さ
れやすいのですが、インフルエンザの場合、40 度近い高熱が出るなど全身にさまざま
な症状が現れます。悪化すると体力のない高齢者や乳幼児などでは、生命にかかわり
ますので、特に注意が必要です。
「かぜ」と軽視しないで医療機関で受診して
ください。
現在、加須市内においてインフルエンザに感染する児童が、例年よりも早い
ペースで増え始めています。埼玉県衛生研究所が、12月3日に発表した定点
医療機関(感染症の発生状況を知るために一定の基準に従ってこれらの情報を
報告してくれる医療機関)の集計によると、11月24日~11月30日の報
告患者数は、1233人でした。昨年の同時期に比べ大幅に増えています。
インフルエンザの症状は?
インフルエンザの症状は、流行する型によって多少異なりますが、急激
な発熱・頭痛・関節痛・筋肉痛・全身の倦怠感などで始まり、やや遅れて
鼻水や咳といった症状が出てきます。熱は、39 ~ 40 度の高熱のことが多
く、2~3日持続します。他に、嘔吐・下痢などの症状がみられることが
あります。
インフルエンザの予防方法は?
☆ 帰宅したらうがい・手洗いを心がける。
☆ 必要なとき以外は、人ごみをさける。
(外出時にはマスクをする)
☆ 睡眠を十分にとり、栄養に気を配り、室内の乾燥に気をつける。
※インフルエンザと言われたら、「出席停止」となります。お医者さんの許可が出るまで
は、登校できません。
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