人材ビジネス業界ニュースOct,2015

人材ビジネス業界ニュース
Oct,2015
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「正社員確保できない」 人手不足でパートなど活用の企業増える 厚労省調査
産経ニュース
正社員を確保できないためパートや派遣社員など正社員以外の労働者を活用する企業が増えたことが4日、厚生労働省の調査で分かった。厚労省は「
求人倍率も増えており、企業側に人手不足が拡大している」と分析している。
調査は平成26年10月時点の就業状況について、全国の企業約1万1千社と労働者約3万5千人に郵送で聞いた。その結果、全労働者に占める契約
社員やパート、出向社員など正社員以外の割合は40%で、初めて4割を超えた。
企業に正社員以外を活用する理由(複数回答)を尋ねたところ、前回(22年)は43.8%だった「賃金の節約」は5ポイント減の38.8%で、「正社員を
確保できない」との理由は8.3ポイント増の26.1%。労働者への調査でも、正社員以外を選んだ理由に「正社員として働ける会社がなかった」を挙げ
た人は減少した。
人材派遣会社にマイナンバー対応の負担 - 派遣社員活用に一部期待の声も
多くの派遣スタッフを抱える人材派遣会社では、マイナンバー対応の負荷を重く受け止めている。マイナンバー制度により「派遣社員を採用する企業が増
える」と前向きな意見も一部見られるものの、ごく少数にすぎない。
求人情報サイトを運営するアイルが、9月に人材派遣会社を対象に実施したマイナンバー対応に関するセミナーの参加者にアンケート調査を実施。その結
果を取りまとめたもの。101社から回答を得た。
マイナンバー制度について準備を進めているか聞いたところ、59%が「対応をどうすべきか検討中」と回答。「まだ具体的に動いていない」とする派遣会社
が31%で、「すでに実施済み」は7%だった。
派遣スタッフのマイナンバーを管理するにあたり、外部サービスを利用するかは「まだ決まっていない」企業が62%と最多だった。26%が「現在利用中のシ
ステムを改修して管理する予定」としており、「外部サービスをあらたに利用予定」とした企業は6%だった。
マイナンバー制度に関するメリットやデメリットを尋ねたところ、「セキュリティ対策の強化が必要になる」が73%、「業務負荷が増える」が67%、「従業員教
育が必要になる」が44%と、負担を挙げる声が目立つ。
「情報一元化により利便性が向上する」との回答が7%。「派遣社員を採用する企業が増える」と前向きな回答も4%と一部見られた。
(Security NEXT - 2015/10/21 )
Supervision/SAP
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改正派遣法 抵触日に係る部署単位の考え方例
改正派遣の派遣各社様の対応に関して ご質問の多い個人単位の抵触日に係る組織単位についてご参考にして頂ければと思います。
組織単位とは、旧法の部署単位の抵触日に係る部署と完全イコールでは ありません。
取扱要領記載では・・・
課、グループ等の業務として類似性や関連性がある組織であり、かつ 、 その組織の長が業務の配分や労務管理上の指揮命令権限を有するもので あ
って、派遣先における組織の最小単位よりも一般的に大きな単位を 想定しているが名称にとらわれることなく実態により判断。 との記載です。
ようするに、
① 例1
営業部営業1課及び2課に営業マンを派遣していたとします。 旧法では1課及び2課は部署が違い別部署で対応できましたが、 実態が1課、
2課は営業テリトリーや 販売商品が違うだけで業務は 類似もしくは関連性あり。 この場合は、旧法の部署単位とは異なり新法での
組織単位は、 各課ではなく営業部となります。
② 例2
総務部 人事課、経理課であった場合、 実態が人事課の業務は採用業務特化。
経理課は社内経理業務特化。 かつそれぞれに課長がおり指揮命令権を有する場合は、 人事課、経理課が新法での組織単位となります。
但し、中小企業等で、便宜上、課をわけてはいるものの実態の 業務は区別されていないような状況の場合は、総務部が、新法での 組織単
位となります。
③ 例3
製造業でも同様です。
類似、関連商品製造の部署違いは同組織単位。 全く異なる商品製造や、生産管理部、技術部、総務部は別の組織単位 となります。
くれぐれも、部署の規模、人数、名称には関係ありません。
考え方は、派遣社員のキャリアアップが大前提です。
類似した業務を3年以上同業務または類似、関連継続させることはそれに繋がらない為・・・が主旨です。
御注意頂ければと思います!
Supervision/SAP
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人材ビジネス市場/2014年は5.0%増の3兆7701億円
2015年10月19日
流通ニュース
...
矢野経済研究所は10月19日、人材ビジネス市場に関する調査結果2015を発表した。
調査によると、2014年度の人材派遣業市場は前年度比5.0%増の3兆7701億円と推計され、増加に転じた。
2014年度は好景気を背景とした人材派遣需要の高まりにより、これまで続いていた市場の縮小基調に歯止めがかかった。一方で、需要に対応した
十分な派遣スタッフが確保できておらず、人材獲得競争が激化している。
2015年度も人材派遣需要は順調に拡大を続けているため、市場規模は拡大するとみているが、増加幅は、景気に減速感が見られること、人材確保
難が続いていることから若干鈍化すると予測する。
人材紹介業市場は18.6%増の1850億円で、5年連続で拡大した。2014年度は景気の回復傾向に伴い、企業の人材需要が増大、加えて紹介手数料
単価が上昇したことにより、人材紹介業市場規模は2ケタ増となった。
2015年度も人材紹介需要が高水準で継続していることから、市場規模は引き続き2桁増での拡大を予測する。
再就職支援業市場は13.2%減の269億円で2ケタ減だった。2014年度は景気の回復により大型委託案件が減少、今後の中長期的な労働力不足に
対する懸念から企業の求人意欲も引き続き高い状態にあったため、景気と逆相関関係とされる再就職支援業市場規模は2ケタ減となった。
2015年度も前年度と同様の傾向がみられることから、市場規模は引き続き2ケタ減で推移すると予測する。
調査における人材ビジネス市場とは、一般労働者派遣業(人材派遣業)、人材紹介業、再就職支援業、技術者派遣ビジネス、営業・販売支援人材ビ
ジネス、求人情報サービス、製造派遣・請負ビジネス、医療人材サービス、グローバル人材紹介業の9分野を対象とした。
Supervision/SAP
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テンプHD、「逆風」派遣法改正を追い風に
日経新聞
9月末に施行された改正労働者派遣法。派遣期間の制限が実質無くなり、派遣ビジネスにとって業容拡大のチャンスだ。人材派遣大手のテンプホールディング
ス株も6日、8月に付けた上場来高値(5770円)に一時顔合わせした。8月の有効求人倍率も23年7カ月ぶりの高水準で、収益環境は良好だ。だが同法改正は、
派遣大手にとってコスト高を招く「逆風」の側面もある。業界再編が本格化する可能性もあるなか、同法改正を追い風に変えられるか。テンプHDの経営力が問わ
れる局面だ。
派遣人員の社員化を検討している(都内の登録センター)
「今後は派遣人員の社員採用を検討していく」。テンプHDの水田正道社長はこう話す。なぜ派遣会社が派遣人員を社員として雇うのか。理由の1つは今回の法
改正だ。改正派遣法では3年ごとに派遣人員を交代させれば、派遣先企業は継続して派遣を利用できる。だが、交代させた派遣人員には(1)派遣先企業が社員
として雇う(2)派遣会社が新たな派遣先を紹介する(3)派遣会社が社員として雇う――という選択肢を用意する必要があるからだ。
これまで派遣業界は技術系などを除くと、派遣人員は登録するのみで派遣会社の社員ではなかった。派遣人員を社員として雇えば固定費は膨らむ。景気が後
退して派遣先が減れば固定費を吸収できず、業績を圧迫する。
人件費の固定化リスクを避けるビジネスを担ってきた派遣会社自身が、そのリスクを引き受けるのは奇妙にもみえる。それでもあえて社員採用を検討する、もう1
つの理由は少子高齢化を背景にした人手不足だ。
テンプHD傘下で人材派遣を手掛けるテンプスタッフの派遣登録者数は100万人にのぼる。ただ最近では景況感の好転も相まって、派遣会社間で登録者は引っ
張りだこだ。積極的な広告宣伝やセミナー開催などで登録者の囲い込みが必要となり、採用コストの負担は重くなる一方だ。「派遣人員の採用コストを考えると、
社員化による固定費リスクも許容できる」(テンプスタッフ幹部)と考えたわけだ。
もっとも構造変化を迫られるのはテンプHDだけでなく、業界全体に共通する課題だ。SMBC日興証券の織田浩史アナリストは同法改正を背景に「今後3年間
で人材派遣会社の集約が一気に進む可能性がある」と指摘する。中小の淘汰が進めば、資金力の勝るテンプHDには有利に働く。これまでもテンプHDはパナソ
ニックや富士ゼロックスが抱える派遣会社を買収し、成長につなげてきた。リスクをとれるテンプHDには、厳しくなる競争環境はかえって追い風になるかもしれな
い。
(戸田敬久)
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教育充実、「無期雇用」を増員 製造業向け人材派遣の日研トータルソーシング
産経ニュース
改正労働者派遣法が9月30日に施行された。派遣で働く人からみると、業務内容に関係なく同じ職場にいられるのは原則最長3年となった。
派遣会社と無期の雇用契約を結んでいる人は、改正後も同一職場で期間に制限なく働き続けられる。同時に、派遣スタッフの雇用安定と長期的な
キャリアアップを図る体系的な教育訓練体制の強化も盛り込まれた。
製造業向け人材派遣が主力の日研トータルソーシング(東京都大田区)は、改正前から全国6カ所にトレーニングセンターを設置するなど教育研
修を充実させ、自社で抱える無期雇用の派遣スタッフも増員しているのが特徴だ。
澁川肇執行役員によると、「長く働きたい」という派遣スタッフ側の要望だけでなく、受け入れる企業側にも「製造ラインの中核となるスタッフにはず
っと定着してほしいというニーズが高まっていた」との背景がある。
同社の派遣スタッフは総勢約1万2千人。このうち「無期雇用」のスタッフは1割弱の約1100人に達しており、「自社での雇用者については今後も
増やしていきたい」と意気込む。
これまでスタッフを対象に、国家検定の機械保全技能士や日本規格協会の品質管理検定(QC検定)など各種資格の取得を奨励し、無料講習など
の支援体制も整えてきた。「仕事のスキルを客観的にみるのは容易ではないが、資格があれば派遣先企業も評価しやすい」という。
澁川氏は「仕事以外の『夢』の実現のために時間の融通がきく派遣という働き方を選ぶ人も多いが、スキルを上げれば収入も増える」と強調してい
る。(財川典男)
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派遣各社、手探り出発 ルール示されず苦慮…システム対応間に合わず 改正労働者派遣法きょう30日施行
産経新聞
改正労働者派遣法が30日施行される。過去に2度廃案となった上、通常国会でも審議が難航。当初の施行予定の9月1日を修正し同11日の通常国会で成
立した経緯がある。施行までわずか3週間という異例の短期間だ。このため、人材派遣各社は、派遣契約などさまざまなシステムの対応が間に合わないまま施
行開始を迎える。
実際にどのように運用するのかや、変更点を明示する「取り扱い要領」が、同法施行日前日の29日午後6時時点で、まだ所管の厚生労働省から提示されてい
ない状況だ。
このため、人材派遣会社は、法改正の大筋は理解しているものの、実際の運用面の変更はなされていない。特にコンピューター上で行う派遣契約などのシス
テムは、改正に対応できていない。
今後、人材派遣各社はシステム改修を進めていくが、多くがIT(情報技術)システムでは「税と社会保障の共通番号(マイナンバー)制度」への対応を優先させ
なくてはならず、大手でも半年以上かかるという。そのため当面は担当者が書類に直接書き込むなどの措置でしのぐ考えだ。
また、改正法では、新たに派遣社員に1年間の勤務に対し、8時間の研修が義務化される。パソナ、テンプスタッフなどの大手はすでに独自の教育メニューを
持っているが、中堅の人材派遣会社では研修メニューがないことも多いのも実情だ。
そのため、業界団体の日本人材派遣協会が大手各社のノウハウを取り入れた共通カリキュラムを作成するなど、業界一丸になって対応を急いでいる。
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