第177号 (平成27年5月1日) - 大津赤十字病院

177
vol.
2015年5月
ては即⽇で検査を施⾏し、その結果(画像およ
び写真等)を紹介していただいた先生へ報告し
ております。
眼科ファイリングシステムとしてニデック社
のNAVISを使用し、病院電子カルテととも
にその連動性においてかなり使い勝手のよいシ
ステムになっています。
また、加齢⻩斑変性症(担当は林医師)や涙
道疾患(担当は森寺医師)に特化した専門外来
も開設しております。
◎眼科医メンバー(左から)
林、細⽥、服部、松本、栗⼭
眼科部⻑
栗⼭
晶治
現在の眼科スタッフは、栗⼭部⻑(S61卒)、
松本副部⻑(S62卒)、林医師(H15卒)、服部
医師(H18卒)、陣上医師(H20卒)、細田後期
研修医(H25卒)、森寺非常勤医(S60卒)、及
び視能訓練士7名(非常勤2名)となっていま
す。
眼科外来は⽉・⽔曜⽇は4診、⽕・⽊・⾦曜⽇
は3診で⾏っており、外来⼀⽇平均患者数は、約
80名で、患者様の待ち時間を極⼒減らすために
近隣開業医の先⽣⽅への逆紹介を増やしていって
おります。
外来には検査機器として、ハイデルベルグ社
OCT+HRA(網膜断層撮影+蛍光眼底造影)、光
学式眼軸⻑測定装置IOLマスター、ハンフリー及
びゴールドマン視野計、角膜内皮撮影装置、超音
波エコー等が設置され、紹介初診患者様に対し
眼科病床は40床で、病室は2人部屋と個室
が多く、かなりゆとりのある配置となっており
ます。病床稼働率は約80%ですので、緊急患
者様も無理なくお受けできます。
眼科⼿術は、毎週⽕・⾦曜⽇の終⽇、2列で
施⾏しています。顕微鏡はツァイス社のVIS
U210とCS(天井懸架式)の2台で、硝子
体手術装置はアルコン社のコンステレーショ
ン、超音波白内障手術装置はアルコン社のイン
フィニティーを採用しています。昨年度⼿術件
数は2,000件弱でした(内訳は病院HPをご参
照いただければ幸いです)。
当科では「きめ細かく、フットワークの軽い
診療」をモットーとしています。滋賀県の中核
病院として、地域に密着し一人一人の患者様の
⽴場に⽴ったきめ細かい診療を⼼がけ、また、
地域の先生方とのより密な連携のもと、フット
ワークの軽い医療を目指したいと⽇々精進して
います。まだまだ足りない部分も多いこととは
思いますが、今後ともご指導ご鞭撻のほどよろ
しくお願いします。
日本赤十字社公式
マスコットキャラクター
眼科外来のご紹介
看護師
視能訓練士
いつも笑顔がステキな
スタッフです!
当科は、医師7名、看護師4名、視能訓練士7名で業務しています。外来患者数は一日平均
約80名で、未熟児から高齢者まで幅広く受診され、ご紹介患者様も多く来院されます。火曜日
と金曜日は手術日のため、受付時間を一部10時までと制限させていただいています。金曜日は
森寺眼科医院から涙道疾患をご専門にされている森寺 威之先生にお越しいただいています。
視力検査や眼圧測定の他にも、OCT(網膜断層撮影)や眼底造影検査、視野検査等の様々な検
査を行っており、可能な限り一日で診断・治療につなげられるように、医師、看護師、視能訓練
士が連携して検査、処置を進めています。また、眼科では散瞳薬を使用することが多いので、ご
紹介いただく際は、お車での来院はご遠慮いただきますよう、患者様にお伝えください。
当院では、国内でも患者数が増加している加齢性黄斑変性の硝子体注射は、日帰りで行ってい
ます。また、白内障手術においては全て入院にて対応しており、他にも硝子体出血、緑内障、網
膜剥離など、手術をされる方も多くおられます。そのため、眼科病棟とも連携をとりながら、患
者様の治療がスムーズにいくよう努めています。また、必要に応じ退院後のフォロー(点眼指導
等)も行っております。認知症や身体の不自由な方も、ご家族様のご協力のもと、出来る限り対
応させていただきます。
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。