保険請求の支台築造（その他）に対して、失活歯歯冠形成を行った場合におけるＭ001歯冠形成の「注４」の加算の算定について事例❶　歯科基礎知識 403 D 786 失活歯歯冠形成を行った場合におけるＭ001歯冠形成の「注４」の加算の算定については、平成 26年3月5日付け厚生労働省告示第57号および同日付け厚生労働省通知保医発0305第3号「診療報別表第二２　失活歯歯冠形成歯科診療報酬点数表イ　金属冠第２章　特掲診療料ロ　非金属冠第12部　歯冠修復及び欠損補綴ハ　乳歯金属冠第１節　歯冠修復及び欠損補綴料３　（略）Ｍ001　歯冠形成注４　２のイについて、メタルコアにより支台築造した歯１　（略）に対するものについては、 30点を所定点数に加算する。【通知　平成26年3月5日付け厚生労働省通知保医発0305第３号】別添２Ｍ001　歯冠形成歯科診療報酬点数表に関する事項（9）メタルコアで支台築造を行ったレジン前装金第２章　特掲診療料属冠、全部金属冠及び非金属冠に係る失活歯第12部　歯冠修復及び欠損補綴歯冠形成に限り「注４」又は「注５」の加算を第１節　歯冠修復及び欠損補綴診療料所定点数に加算する。（参考）【告示　平成26年3月5日付け厚生労働省告示第57号】別表第二Ｍ002　支台築造歯科診療報酬点数表１　メタルコア第２章　特掲診療料イ　大臼歯第12部　歯冠修復及び欠損補綴　ロ　小臼歯及び前歯第１節　歯冠修復及び欠損補綴料２　その他本事例については、支台築造（その他）に対して失活歯歯冠形成を行い、Ｍ001歯冠形成の「注４」の加算を算定されていますが、告示（平成26年3月5日厚生労働省告示第57号）等に「メタルコアにより支台築造した歯に対するものについては、30点を所定点数に加算する。」と示されていることから、Ｍ001歯冠形成の「注４」の加算の算定はできないこととなりますので、ご留意ください。今回は ①「支台築造（その他）に対して、失活歯歯冠形成を行った場合におけるＭ００１歯冠形成の「注４」の加算の算定について」、② 「調【告示　平成26年3月5日付け厚生労働省告示第57号】剤報酬明細書における処方月日の記載について」を掲載します。酬の算定方法の一部改正に伴う実施上の留意事項について」において、次のように示されています。月刊基金 April 2015 22 調剤報酬明細書における処方月日の記載について事例❷　調剤 1 2 1 4 53 1 41 調剤報酬明細書における処方月日の記載については、平成26年3月26日付け厚生労働省通知保医発0326第3号「「診療報酬請求書等の記載要領等について」等の一部改正について」において、次のように示されています。【通知　平成26年3月26日付け厚生労働省通知保医発0326第3号】別添1 別紙1 診療報酬請求書等の記載要領 Ⅳ　調剤報酬請求書及び調剤報酬明細書に関する事項第2　調剤報酬明細書の記載要領（様式第５） 2　調剤報酬明細書に関する事項（1）～（18）略（19）「処方月日」欄について処方せんが交付された月日を記載すること。（20）「調剤月日」欄について保険薬剤師が調剤した月日を記載すること。なお、「処方月日」欄の月と調剤した月とが同一の場合は、月の記載を省略しても差し支えないこと。別紙2 診療録等の記載上の注意事項第5　処方せんの記載上の注意事項 1～4略 5 「交付年月日」欄について患者に処方せんを交付した年月日を記載すること。本事例については、調剤報酬明細書の「処方月日」欄に「4・13」と記載されていますが、処方せんの「交付年月日」欄から、保険医療機関で処方せんを交付した日は4月11日であり、「「診療報酬請求書等の記載要領等について」等の一部改正について」（平成26年3月26日付け厚生労働省通知保医発0326第3号）に示されているとおり、処方月日は「4・11」と記載することとなりますので、ご留意ください。 23 月刊基金 April 2015