かがやき 学 校 だ よ り 第 6 号 平成27年5月29日 草津市立山田小学校 TEL 563-3744 FAX 563-3788 ちがいを認め合うこと、尊重し合うこと 校長 大﨑 武弘 「校長先生、いつからピアニカ(鍵盤ハーモニカ)の色、水色とピンクになったの?」という質 問を、先日の授業参観の日にいただきました。以前(おそらく現在の高校生が小学校時代)は、水 色のみであったと聞いています。そこには、 “みんな同じ”色を使うことで、男女で色の決めつけを しないことや姉弟・兄妹がいつまでも使えるなどのことを配慮してのことであったと思います。し かし、今購入希望者には、好きな色の方を購入してもらっています。当然男女でその区別はしてお りませんが、そのようにした背景は、就学前にすでに2色以上の鍵盤ハーモニカを購入していたり、 転入生が異なった色を持っていたりしていることを考え、現在は希望する色を購入していただいて おります。実際に児童は、水色やピンク、それに緑色や黄色の“みんな色々” の色の鍵盤ハーモニカをもっております。 「黒色のランドセル」という記事を読んだことがあります。それはある男 児が、小学校入学時に不幸にも命を亡くされ、その兄を慕っていた妹が、小 学校に入学した時に「兄とともに学校生活を送りたいから、私は兄の黒色の ランドセルで学校に通う。 」といって通学していたのですが、残念なことにそ の学校では、女の子が黒色ということで、からかわれたり、いじめにあった りしました。女の子は大変辛くなりその後転校してしまいました。しかし、 転校先の学校では、人を大切にする、人権を尊重する機運が学校に根づいており、みんなが少女の 気持ちを尊重し、黒色のランドセルで安心して学校生活を過ごしたということです。 小学校の学習では、鍵盤ハーモニカ以外にも書字セットや裁縫道具、運動靴、傘・・・など学校 で使用する物品を揃えていただくようお願いしております。その物品には、それぞれの嗜好やご家 庭の想いがあって揃えていただいており、その持ち物には色や模様、形などに違いがあります。そ の違いを認め合う、尊重し合うことが大切であるということは当たり前です。 物品の違いを認め合うことのお話をしましたが、物品もさ ることながら、人にはそれぞれに違いがあります。入学式の 式辞でマラソン大会を例に、 「得意・不得意な人、一生懸命走 っても早くゴールできない人もいる。大事なことはみんなを 認める合うことです。 」といったお話をさせてもらいました。 男女や性格的、肉体的、家族構成、得意なもの、好きなもの・・・ などみんな違いがあります。“みんな同じ人間”を大前提に “みんな違っていい”を認め合う、尊重し合うことが、人権を尊重することだと私は思っておりま す。今回このようなことを改めて感じさせていただいたのは、鍵盤ハーモニカの色についてのご質 問があったからこそで、そのことをお話しいただいたことにお礼を申しあげたいと思います。そし て、山田小学校が、子どもたちのそれぞれの違いを認め合い、尊重し合える学校であると、強く願 っております。 6月13日(土)は授業日です!(学習参観・同和教育講演会) 2校時 ( 9:35~10:20) ・・・学習参観(各教室) 3・4校時(10:45~12:10) ・・・講演会 講師 坂田 かおりさん(鳥取県) 昼食(弁当) (12:15~12:45)・・・昼食の様子も参観していただけます。 5校時 (13:50:35~10:20) ・・・学習参観(各教室) ・この日は5校時まで授業がありますので弁当の用意をお願いします。 ・ 「同和教育講演会 出欠票」のご提出ありがとうございました。講演会への当日参加も可能 ですので、ご都合がつけば、ぜひお越しください。 ・上履きを各自ご持参ください。 ・6月15日(月)は、振替で休校です。 3年生 山田漁港見学 5月14日(木) いきいき(総合的な学習の時間)の学習として、山田学区の西側、山田漁港を見学し ました。山田漁港組合の奥村さんや横江さんなどが、フナや淡水真珠が採れる貝、漁網や びくなど実物をたくさんご用意いただき、子どもたちの疑問に答えてくださいました。 漁港は、山田学区の自慢だと子どもたちは、感じていました。 5年生 田植え 5月21日(木) 毎年、五条ふるさと環境を守る会の方々が中心となり、5年生の子どもたちに田植えの 仕方などを教えてくださっています。晴天下、子どもたちは泥の感触に驚いたり、楽しん だりしながら、いっぱい汗をかいて田植えをしていました。秋の収穫が楽しみです。
© Copyright 2024 ExpyDoc