太い電線は細い電線より抵抗が小さい理由

太い電線は細い電線より抵抗が小さい理由
2[Ω]の抵抗を二個並列に接続すると、その合成抵抗 RT[Ω]は、
22 4
  1  となります。即ち、一
個の抵抗の半分になり
ます。
22 4
また、導体の抵抗を
R[Ω]、長さをlm、断面積をSmm2 、抵抗率を
l

とすると、R     ただし、ρは抵抗率
S
となります。
RT 
今、この様なR  2 の導体二本を並列に接
続すると、
断面積は2Smm2 、長さはlm の導体と等価になりま
す。
そして、合成抵抗は
1  となります。
即ち、太い断面積の大きい電線は細い断面積の小さい電線より、
抵抗が小さくなります
。
大きい消費電力の負荷には大電流(P=I2R)が流れます。負荷への配線が細くて抵抗
が大きいと電線の電力損失が大きくなりますので、太い抵抗の小さい配線を使用し
て、電線の電力損失を小さくします。