記者発表(発表・資料配布) 月/日 担当事務所名 発表者名 (曜日) 担当課名 9/25 森林動物研究センター 0795-80-5516 次長 今里 卓 (金) 環境創造局自然環境課 078-362-3463 課長 中谷 康彦 TEL (担当) ド ン グ リ 類の豊 凶 調 査 結果と ツ キ ノ ワ グマ出 没 注 意 喚起に つ い て 森 林 動 物 研 究セ ン タ ーが 兵 庫 県 下 の堅 果 類 (ド ン グ リ 類 )豊 凶 調 査を 行 っ た と ころ 、 今 秋 、 山 の ドン グリ 類 の実 りは 、 全体としては豊 作 で あ るこ とが 判 明 しました。(資料 1参照) そのため、今 秋 の ク マの 出 没は 比較 的 穏や かに な ると 考え ら れま す 。しかし、ドングリ の 実 りには地域差 があり、地 域 によ って は 今後、冬 眠 前の クマ が 餌を 求め て、人 里へ 出没 する可 能 性 も あります。 また、推 定生息数の 増加 等に伴い 、恒常的に 出没 が増加傾向に あります 。ハイキングや 登山、 キノコ採集な どでク マ の 生 息地 域に 出 かけ る時 はもちろん、集 落 周辺 に おい ても ク マの 被害 に あ わ ない よう に 十分 な注 意 を お願いします。 1 山の実り の状況( 速報) ブナ コナラ ミ ズ ナラ 3 種 全体 並上 豊 並上 豊 2 目撃・痕 跡件数 (1) 県 民 等 か ら 報 告 さ れ た 平 成 27 年 度 の ク マ の 目 撃 ・ 痕 跡 情 報 は 、 8 月 31 日 現 在 で 278 件 と な っ て い る 。 過 去 3 ケ 年 度 に お い て 、 8 月 31日 ま で の 累 計 数 で 見 る と 、 最 も 少 な くなっている(H26年度 は8月末:378件、H25年 度8月末:309件、H24年 度8月末:330件)。 (資料2参照) しかし 、 推定生息 数の 増加等 に より年間 の目 撃・痕 跡 情報は近 年増 加傾 向となってい る。 3 本年度の 被害発生 状況 (1) 8月以降、但 馬地 域を中心に 果 樹園や集 落のカキ など の食害が 発生している。地域に よ っては集落内 徘徊 など も発生してい る。 (2) 現時点では 人身被 害は発生して いない。 4 対応 (1) クマの出没 地域で は、 ① 人 里 で あ って も 、夕方 か ら朝 の時 間 帯の 外出 に は注 意す る ② 不 要 な カ キの 木 の伐採 や 、 カ キの 実 の早 めの 収 穫 ③ 果 樹 園 は 電気 柵 を設 置 す る ④ ク マ を 誘 き寄 せ る 生ご み を屋 外に 置 かな い などの対策が 重要。 (2) ハ イ キ ン グ な ど で ク マ の 生 息 す る 山 に 入 る と き は 音 響 物 ( ラ ジ オ ・ 鈴 等 ) を 携 帯 し 、 出会い頭の遭 遇を避け ることが重要 。 (資 料3参照) (3) 大部分のク マが冬 眠に入る12月の 中旬ご ろまで、十分 な注意が 必要。 (4) ク マ を 目 撃 し た り 、 食 害 跡 、 足 跡 、 爪 痕 な ど を 見 つ け た 場 合 は 、 市 役 所 ・ 町 役 場 へ 連絡し、早期の対策と地域住民等への周知をお願いします。 添付資料 資 料 1 堅 果 類 豊 凶 調 査 結 果 概 要 (速 報 ) 資 料 2 ツ キ ノ ワ グ マ の 目 撃・痕 跡 状 況 (H27.9.17 現 在 ) 資料3 ツキノワグマの被害防止パンフレット
© Copyright 2024 ExpyDoc