氏 名 蘭 和真

ふ
り
氏
が
あららぎ
な
名
蘭
かずま
職
和真
取得学位
博士(医学)
受賞歴等
岐阜新聞スポーツ賞受賞(団体賞)
名
教授
岐阜大学大学院医学研究科
等
体育講義、体育実技 A・B、福祉研究演習Ⅰ・Ⅱ、福祉専門演習Ⅰ・Ⅱ、スポーツ生
主な担当科目
理学、スポーツ医学Ⅰ、福祉スポーツ演習、運動生理学
所属学会
日本体育学会、日本教育医学会、東海体育学会
教
育
業
績
実施
事項
概要
年月(日)
【教育方法の実践例】
体育講義
平成 26 年度
毎回の授業の最後に、簡単な小論文を課し、学生の理
解度を測ると同時に、質問を受け付けている。そして、
重要と思われる質問を抽出し次回の授業の冒頭で全員
に対して回答している。
試験前にはこれまでの資料等をインターネット上で公
開し、試験勉強に役立つように配慮している。
【実務の経験を有する者についての特記事項】
子どもの体力向上指導者養成研修
講師
平成 20 年 5 月
「中・高等学校のバドミントン」演習・協議(実技を
含む)
大学体育連合指導者養成研修会
講師
平成 22 年 3 月
主催
独立行政法人教員研修センター
共催
文部科学省、徳島県教育委員会
「バドミントンの歴史的背景、ルール・用具等、ゲー
ム等の変遷」
主催
諏訪市民大学講座
講師
平成 24 年 3 月
(社)全国大学体育連合
「近代スポーツの始まりと進化
~スポーツ観戦がき
っと楽しくなる~」
主催
大学体育連合中四国支部バドミントン研修会
講師
平成 24 年 9 月
諏訪市公民館
「大学体育のバドミントン授業の展開と実技指導」
主催
(社)全国大学体育連合中四支部
研
分
品・演目などの名称
論
文
1.中学校および高等学校の
・
区
単 共
著書・論文・発表テーマ・作
単著
究
発行
・
発表
年月
(日)
業
績
発行所/誌名・巻号/
学会・展覧会・演奏
備考
会の名称(会場名)
平成 26 中 京 大 学 教 師 教 育
バドミントンが学習指導要領で取
教科体育におけるバドミン
年3
論争
り上げられたのは比較的古く、
トン指導の研究
月
第3巻
1951 年の「中学校・高等学校学習
-
その競技特性を最大限
指導要領
保健体育科
体育編
に生かした授業作りのポイ
(試案)」においてであった。そし
ントについて
て、現在では学習指導要領解説・
-
(査読付)
保健体育編・体育編」において「体
育科目;球技領域」にテニス、卓
球と並んでバドミントンが E 領域
に取り上げられている。これはバ
ドミントンの普及とともに上述し
たバドミントンの競技特性が学校
の教科体育にふさわしいものと判
断された結果と考えられる。この
ように教科体育の中で盛んになっ
たバドミントンではあるが、まだ
まだ、授業に関する指導法の研究
は少ないようである。そこで本研
究では、バドミントンの競技特性
やその歴史的な背景を手がかり
に、中学校や高等学校の教科体育
でより大きな教育効果を上げるた
めのポイントについて考察するこ
とを目的とした。
(pp.11~20)
そ
の
他
1.ナルトルールの出処に関
する研究メモ
単著
平成
東海学院大学紀要
20 年 3
第1号
月
日本語での最も古いバドミント
ンのルールは、1934 年に英文のル
ールを翻訳した 35 条のルールで
ある。また、1992 年にはその復刻
版が発行され、その内容について
も明らかにされている。しかしな
がら、ナルトスポーツが出した 35
条から成るバドミントン規則書
(以下:ナルトルール)について
はその存在と発行年に疑問の余地
はないが、その出処、つまり、ど
の英文ルールを翻訳することによ
ってバドミントン競技書を作った
のかということついては全く明ら
かにされていない。そこで本研究
では、このナルトルールがなにを
元に作られたか、すなわち、その
出処について明らかにすることを
目的とした。
(pp219~222)
2. 北京オリンピックバド
単著
平成
東海学院大学紀要
本研究は、2006 年より国際バドミ
ミントン競技における女子
22 年 3
第3号
ントン連盟で採用されたラリーポ
シングルスのゲーム分析
月
イント制ルールの下で開催された
北京オリンピック大会における女
子シングルスのゲーム展開の特徴
を明らかにすることを目的に行わ
れたものである。そのために、1
回戦から決勝戦までをラウンドに
分け、競技時間、ラリー時間、ラ
リー数、1 打に要する時間、およ
び、決勝戦の各イニングにおける
ラリー数を検討した。その結果、1
試合および 1 ゲームに要した時間
では、ラウンドが上がっていくに
つれて長くなる傾向が明らかとな
った。また、1 回のラリーに要し
た時間およびストローク数でも、
ラウンドが上がっていくにつれて
高い値となっていく傾向が明らか
となった。(pp.11~16)
3.バドミントン
単著
平成
笹川スポーツ財団
笹川スポーツ財団がウェブ上で公
23 年 2
スポーツ辞典
開しているスポーツ辞典のバドミ
月
ントン項目について執筆したもの
である。
内容は歴史と沿革、競技方法、ル
ール、道具、コートについてであ
った。
URL は以下のとおりである。
http://www.ssf.or.jp/
library/
dictionary/
dic6_badminton.html
4.バドミントンの初期の歴
史に関する一考察
単著
平成
東海学院大学紀要
本研究では、バドミントン発祥の
23 年 3
第4号
定説といわれている逸話につい
月
て、その真偽について検討を行っ
た。また、近代スポーツ化する以
前のバドミントンについて、著者
らが行った既報をもとに再確認を
行った。そして、当時のバドミン
トンのプレー状況について検討を
行った。その結果、1898 年から
1901 年にかけて、バドミントンの
オフィシャルルールが激変し、現
在のようなルールに落ち着いてい
ったことが明らかとなった。
(pp.11~17)
5.バドミントン連盟の世界
単著
平成
東海学院大学紀要
本研究は、世界バドミントン連盟
ランキングシステムに関す
24 年 3
第5号
で採用されている世界ランキング
る研究
月
システムに注目し、その概要を明
らかにすると共に、それがどのよ
うに運用されているかを男子シン
グルスを例に取り上げ検討したも
のである。結果から、ロンドンオ
リンピックの選考過程等が明らか
になり、その対策法が分析された。
(pp.19~25)
6.バドミントン
歴史
単著
平成
Yahoo 百科事典
Yahoo Japan がウェブ上で公開し
24 年 8
ている百科事典のバドミントンの
月
項目の中の歴史に関する事項につ
いて執筆したものである。
URL は以下の通りである。
http://100.yahoo.co.jp/detail/
7.ロンドンオリンピック大
単著
平成
東海学院大学紀要
本研究は一流選手のゲームの特性
会におけるバドミントン競
25 年 3
第6号
を探ることを目的に、本年開催さ
技のゲーム分析
月
れたロンドンオリンピックに注目
し、大会組織委員会が公式に発表
した全ゲームに関するデータを分
析したものである。そのために、
各ゲームの所要時間、各ゲームに
おける最長所要時間ラリー、各ゲ
ームにおける最多打数ラリー、各
ゲームにおける平均ラリー時間、
各ゲームにおける平均ラリー打
数、各ゲームにおける使用シャト
ル数、各ゲームにおけるサービス
権を持たない時の得点数、各ゲー
ムにおけるサービス権を持ってい
る時の得点数、各ゲームにおける
サービス権を持たない時の得点
率、各ゲームにおけるサービス権
を持っている時の得点率を検討し
た。(pp.17~23)
8.管理栄養士・栄養士養成
単著
平成
東海学院大学紀要
本研究は 1987 年度から管理栄養
施設カリキュラムにおける
26 年 3
第7号
士・栄養士養成施設のカリキュラ
運動生理学の教育内容
月
-
ムに加えられ、2002 年に改正され
その資格に必要とされる知
た「運動生理学」という科目につ
識と態度-
いて、現代社会と人々の生活を考
えながら、管理栄養士・栄養士に
必要な運動生理学の知識とそれを
使いこなすための態度について考
察することを目的とした。運動生
理学がどのような学問かというこ
とを、管理栄養士・栄養士の資格
を目指す者の立場から考察し、管
理栄養士・栄養士の資格を目指す
者が運動生理学を学ぶ理由につい
て考察した。(pp.77~83)
9.サービス権の有無がバド
単著
平成
東海学院大学紀要
本研究はサービングサイドが極め
ミントンの得点に与える影
27 年 3
第8号
て不利となるバドミントン競技に
響-ロンドンオリンピック
月
のゲーム分析による-
おいて、ラリーポイント制となっ
た現在、サービス権の有無が勝者
と敗者の得点にどのように関わっ
ているのかを明らかにするため
に、バドミントン競技世界最高峰
の大会であるオリンピックに着目
し、2012 年に開催されたロンドン
オリンピックを取り上げ、全ゲー
ムのサービス権と得点に関するデ
ータを分析した。そのために、男
子シングルス、女子シングルス、
男子ダブルス、女子ダブルス、混
合ダブルスの 5 つのカテゴリーに
分類し、勝ちゲームにおけるサー
ビス権を持たない時の総得点数、
負けゲームにおけるサービス権を
持たない時の総得点数、勝ちゲー
ムにおけるサービス権を持ってい
る時の総得点