「白浜クリテリウム」レースレポート 予選通過決勝出場選手 山下、大塚

「白浜クリテリウム」レースレポート
予選通過決勝出場選手
山下、大塚、フラビオ、小西、中川、西沢
天候 曇り、路面 ドライ
チームオーダーとして、例年の集団スプリントゴールを想定し、右京、ブリッツェンが人
数を揃え主導権を握る展開を考えて西沢にゴールスプリントを託し、小西、山下でリード
アウトしフラビオ、中川は積極的にアタックし逃げに乗ることとした。
スタート直後、フラビオ、シマノ入部等の数名のアタックが決まる、そこに序盤から周回
を重ねる毎にブリッジが続き、最終的に 17 名の逃げになる。「逃げ」というよりは完全
な先行集団、右京が土井、プジョル等、ブリッツェンが増田、大久保等のエース級の選手
が入る。
一方で、後ろのメイン集団に有力スプリンターのマトリックス吉田、右京窪木、ブリッツ
ェン鈴木真理が居た事で各チームの思惑が混乱してるように見えた。
シエルヴォの選手はフラビオが前の集団に乗った事、各チームの有力スプリンターが集団
に居た事で安心してしまう選手が多かった。
前の集団を危険と感じた山下の指示で小西、中川が追走をするも、また山下自らも追走を
試みるが何れも単独となってしまい追い付けない。
中盤過ぎに西沢が痺れを切らし単独で追走を試みる。一時は 5 秒差まで迫るもやはり単
独ではスピードアップした先行集団に追い付けなかった。
結果として先行集団でのゴールスプリントとなり、先行集団に居たフラビオは 17 位に沈
む。後方の集団でも西沢が足を使いすぎた結果、29 位と伸びなかった。
反省としてレース展開に臨機応変に対応出来なかった。山下、西沢は危険と認識していた
が、全員が認識出来ず、伝えた時には遅かった。
60 名の決勝で3分の1が前に行った訳で「逃げ」というより、完全な「勝ちを狙った先
行集団」との認識が足りなかった。
この辺の認識、判断力については経験も当然だが、自身が出たレースを映像で振り返った
り、或いは自身が出ないレースを外から見る事もスクーリングとして必要と考える。
課題を持って次戦の群馬に臨みたい。