紀要の著作権処理のために

紀要の著作権処理のために
近畿領域3連続研修会用資料
大阪大学附属図書館学術情報整備室 前田信治
著作権の所在
ー誰がもっているのか
投稿規程に特に何もかかれていない場合
著者がもっている
投稿規程上謳っている場合
それに従う
法的には、著作権者(またはその意向を確実に反映
した代理の者)と対話することが、著作権処理である
近畿領域3連続研修会用資料 大阪大学附属図書館学術情報整備室 前田信治
二つに分けて考える
1.これから掲載される論文のために
投稿規程に一文を入れる 「本学機関リポジトリから公開すること」
実例: http://www.osipp.osaka-u.ac.jp/society/kikou_j.html
2.過去号に掲載された論文のために
その紀要HPか学部HP上広告する 「文句があったら、いついつまでに」
実例: http://www.hus.osaka-u.ac.jp/announce/kiyo_rights.pdf
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よくあるパターン(1)
・すでに図書館HPに載せている。もう一度許諾を
得なければならないか?
(図書館HPに載せたときに得た)許諾の文言による
・いっそのこと、著作権を大学や図書館、編集委員会が
とっちゃえばいいんじゃないのか?
(転載の許可等)著作権をもつことによる事務も発生する
著者(研究者)を中心とする学術情報流通の形成にそぐわない
近畿領域3連続研修会用資料 大阪大学附属図書館学術情報整備室 前田信治
よくあるパターン(2)
・著作権は処理したのであとは心配はないか?
顔写真(肖像権)などの個人情報は別。ちゃんと確認すべし
・共著の場合、許諾は全員必要か?
法的には無論全員に許諾が必要。しかし投稿してきた本人に判
断してもらってはいかが?
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