園長先生の幼稚園日記 2015年6月24日 今日はうさぎ組で公園に出かけました。前日こどもたちから粘土土取りと染物に使う花 びらを採りに行きたいという話が出ました。はじめは粘土土のところや花のあるところに みんなで行きましたが,何人かの子たちは,公園では木登りがしたかったようで,いつも 登っている木のところに集まりました。はじめは集まったみんなで一斉に木に登り始めま したが,お互いにじゃまになってうまく登れません。そこで声を掛け合っていましたが, それでもうまくいきません。そのうち,誰言うともなく,順番で木登りをするようになり ました。それぞれがどんな登り方をしたらいいか,どこまで行こうかなどと,自分で工夫 したり考えたりしながら登っています。先生が,「細い枝は折れやすいから気をつけてね」 と声をかけると,お互いに「この枝は細いから危ない」とか「これは危なくない」などと 話し合っていました。目標の高さまで登ったら,今度はそばの枝につかまり,ぶら下がっ て飛び降りるやり方を考えついた子がいました。その登り降りを何度かやると,だんだん スムーズに素早く上手にできるようになりました。その子はそのあと,少し高いところに 立って何やらじっと考えていましたが,こんどはもう少し高いところに挑戦し始めました。 お家の方へ 先週の家庭学級で磯部先生がお話し下さったように,幼児体育で育つよりも自然の中で のびのびと自分から進んであそんだ方が運動能力は向上します。体力,バランス感覚,動 作,注意力,お互いのルール作り…と,自分で意識している訳ではないでしょうがメキメ キと力をつけている様子がうかがわれます。みんな,みっちりと運動して幼稚園に戻りま した。
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