天津外国語大学 齋藤 潤樹 - 国立大学法人 北海道教育大学

帰国報告
北海道教育大学函館校
人間地域科学課程
3年 齋藤 潤樹
天津外国語大学(中国)
研究・学習の概要及び今後の勉学計画
私は,2011年9月から2012年6月まで,中国,天津市の天津外国語大学に留学
していました。留学方式は交換留学でした。留学期間のほぼすべては中国語を勉強すると
いうものでした。授業内容は精读,阅读,听力,口语の4つでした。精读は日本語でいう
精読を指し,主に教科書の本文を細かくたどっていき,そこに出てくる文法,用法などを
学習していくというものでした。次に,阅读は日本語でいう閲読で,これもまた教科書本
文を読み,内容把握を主とする授業ですが,HSK(汉语水平考试)の問題に似た問題構成な
ので,テストの実践練習となるような授業でした。次に听力はリスニングの授業です。テ
キストの課ごとにテーマが設定されており,そのテーマは中国の暦,祭りや,古文化など
と多種多様に設定されていた。口语はコミュニケーションの授業で,テキストで学習した
表現の使い方の練習を主に,そこから先生が普段の会話へと話題を広げるなど,テストで
も劇的なものをやるなど,面白い授業でした。1年間の中国語の学習によって,中国語の
進歩はとても大きかったと今では感じています。他にも中国の常識や中国人の文化思想な
どについても,先生の話,授業を通して学ぶことができました。他にも,外に出歩くだけ
でも,日本とは全く違う環境に置かれているのでさまざまな中国文化を感じることができ
ました。こうした文化,環境からさまざまなことを学び,考え方も出国前とはだいぶ変わ
りました。そして,今後の勉強の見通しとしても考え方の幅が広がりました。今後は日本
語教育分野の知識を深め,卒業論文の勉強を中心に勉強していきますが,中国語の勉強も
続けていきたいと考えています。1年間で一定のレベルまではいきましたが,世界,ビジ
ネスシーンで使うにはまだ足りない部分があると感じており,続けて中国語の勉強に取り
組みたいと考えています。函館に来ている中国人留学生とも積極的に交流して中国語の進
歩を図っていきたいと思っています。また,今後,英語圏の留学を考えており,それに向
けた準備もしていきたいと思っています。自分のやりたいこと,やりたい仕事,分野を見
つけ,それに使える分野の勉強をしていきたいと思っています。