チェンマイラジャパッド大学留学報告書(日常編) 2015/08/25 飯村達紀 タイ・チェンマイでの滞在が3週間近く過ぎ た。こちらでの生活もだいぶ慣れたが、買い 物については未だに驚くことが多い。特に、 場所によって売っているものが全く違うタイ の市場は、行く度に驚かされる。そこで今回 は、日本ではまず見られないタイの市場につ いて話をしようと思う。 チェンマイには、大小様々な市場があり、地元の 人が買い物や食事のために訪れている。私達も、雑 貨屋や食堂などをよく利用している。買い物の場所 である以上に、地元の方と交流を深める、良い場所 となっている。また、市場や商店、飲食店は至る所 に点在している。そのため、少し横道に入るだけで 新しい店を発見できる。散策に行く度に新鮮な出会いがあるのも、大きな 魅力だ。 また、普段から営業している市場 の他に、サタデー・サンデーマーケ ットと呼ばれる休日限定の市場があ る。普段は歩道である場所が、休日 になると露店がすし詰め状態となる。 売っているものも様々で、タイの伝 統的の服や工芸品、南国の果物など、 タイならではの商品が並んでいる。さらに、餃子やフライドポテトなど、 異文化が混じり合った食べ物も売っている。ついつい購入してしまうが、 見て歩くだけでも十分楽しむことができる。 このように、チェンマイの市場は、訪れるたびに多彩な表情を見せてく れる。ここに4か月済んでいても、全く飽きることはないだろう。 チェンマイラジャパッド大学留学報告書(学習編) 2015/08/25 飯村達紀 チェンマイラジャバット大学の履修形態は、常磐大学同様、自分が履修し たい講義を選択・登録する、というものだ。 私は英会話、ビジネス英語、マーケテ ィング、初級タイ語を履修した。今回 は、自分が履修した講義の様子を紹介 しようと思う。 全体的な講義の様子としては、常磐 大学の講義と比べて、特に積極性とい う点において大きくかけ離れていた。具体的に言うと、まず、生徒たちが 自主的に手を挙げて発言をしている。講義中に教授が質問を投げかけると、 生徒たちは我先にと手を挙げ、発言を始める。中には指名を受ける前に発 言をする生徒も居る。このような光景は初めて見たので、正直驚いた。ど の生徒も、学習意識を高く持っていることが窺える。 また、生徒たちの積極性は、教授の工夫により引き出されているように も見える。多くの教授は、発言をした生徒に加点を行う、という方針を取 っている。これによって、生徒たちが挙手をしやすい環境を作っているの ではないか。しかしなにより、教授の方々が、生徒の積極性を引き出す仕 組みを確立している、という点に、大きく感心している。 さらに、少人数制の講義、というのも、積極 性を引き出す要因のように感じる。国際学部 の講義室は、30~40人程度の小教室と、40~ 50人程度の中教室のみである。大教室は滅多 に使われない。小さな教室であるため、教授 側からは、どの生徒もよく見えるようになっている。よって、授業中に不 真面目な態度をとる生徒がいない。というよりも不真面目な態度を取れな いのだろう。少人数制の利点を大きく活かしている。 私も、彼らの積極性を見習い、自分の留学生活をより有意義なものにし ていきたい。
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