安全・安心まちづくり推進室通信 №9 平成27年9月28日 大分県警察本部 電子マネーで支払わせる特殊詐欺に注意!! ~サイトの利用料・退会手続料などの名目で請求~ 1 電子マネーによる被害が増加 県内では「アダルトサイト等の料金未納」「退会料金の支払い」などの名目で、コンビ ニエンスストアなどで電子マネー※1 (プリペイドカード※2)を購入させ、そのID (カード番号)などを電話やメール、FAXなどで知らせるよう要求して、そのカード の額面分のお金(利用権)をだまし取る手口の被害が増加しています。 ※1 電子マネーとは~インターネット取引等に利用されるもので、Vプリカ ・アマゾンギフト券・バニラVisaオンライン等のプリペイドカードを いう。 ※2 プリペイドカードとは~現金を前払いして購入したカードのこと。前払 いした金額分の商品を購入したり、サービスを利用したりすることができる。 相手にID(カード番号)を教えることは、カードの金額を渡すことと同じ 2 具体的な事例 アダルトサイトの料金を支払うため、プリペイドカードの写真をメールで送った ・ 携帯電話のメールで「アダルトサイト未納」というメールが届いた。 ・ 驚いて電話をしたら、弁護士と称する人が出て、30万円を請求された。 ・ コンビニでプリペイドカードを購入し、ID(カードの番号)を送るように指示 され、指示通りに店頭で販売されていたプリペイドカードを30万円分買い、携帯電 話でID(カードの番号)を撮ってメールで送った。 ・ その後も「示談金が必要だ」と次々に支払いを求められ、裁判になったら困ると 思い、その度にカードを買って写真を送った。 3 対策 (1) 覚えのない請求等に簡単に返信したり連絡しない。 業者を名乗る者からのメール等に返信したり、電話をかけることは自分のメール アドレスや電話番号等の個人情報を教えてしまうことにつながります。慌てて連絡 する前に警察等に相談して下さい。 (2) 他人から言われてプリペイドカードを購入したり、カード番号を教えない。 通常、業者が直接、電子マネーのID(カード番号)などを要求してくることは ありません。「電子マネーを買って、ID(カード番号)を教えろ」という要求は 詐欺を疑ってください。 (3) 早急にプリペイドカードの発行会社に連絡する。 トラブルに気付いた場合には、プリペイドカードの購入を証明するレシート等を 準備し、発行会社に連絡をする。連絡が早ければ、詐欺犯人が使う前に使用を停止 することが可能な場合があります。
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