DECIGO衛星システム検討にむけ て ISAS/JAXA 高島 健 要求項目の整理 2020年代後半での実現を考えたときに、「1000k m」という要求は、“サイエンス”からみて必要十分です か? 同様に、感度の要求もサイエンス対象に対して必要十 分ですか? など 例えば、、、 サイエンスターゲット項目毎の要求性能一覧 サイエンスロードマップ上でのDECIGOで実現できるサイ エンスの位置づけ 現状のDECIGO要求は、最低限なのか?ノミナルなのか? DECIGO実現に向けて 実証しなければいけない技術 ドラッグフリー技術 : DPFで先行実証 マイクロスラスター 制御技術 衛星間相対姿勢制御 : Pre-DECIGO?すでにあ る? 1000km先のミラーとの相対位置あわせ 相対位置制御 恒温制御 計測の雑音源とならない熱安定方法(現在の想定 は?) その他、、、 DECIGO(DPF?)実現に向けて 計測しておかなければいけない項 目 感度に影響する雑音は何か? DPFで詳細に検討されているが、本当に十分か? SWIMでの取得データで想定外のものは無いか?あるいは、 その原因はわかっているか? 太陽電池パドル、長い支柱、衛星構体の熱ひずみ等に伴う 微少振動 微少振動の伝達関数を“ゼロ”にできるか? など、、 DPFで事前データが取得できるように考えられている か?あるいは、DPFの目的に対してさらに検討・実証計 測をする必要は無いか? SWIMでの衛星環境 DPF以前に環境計測をさらに行う必要はないか? システム検討にむけて 軌道要求・設計 3機のS/C間距離を1000kmに保つ 絶対値としてどの程度に抑え込まなければならない か? どの位の観測期間を想定するか?(3年?5年?) L1を想定している? システム検討にむけて 通信要求 発生データ量 ダウンリンクデータ量 サイエンス要求に対して十分ですか? 軌道設計に依存 S-BandかX-Bandか オムニアンテナかHGAポインティングアンテナか 指向駆動アンテナ→ノイズ源として問題ないか? 制御のために衛星間通信は必要ありませんか? 衛星間相対制御方式に依存 など システム検討にむけて ドラッグフリー・姿勢制御技術 原則、DPFで機能・性能を確立してDECIGOに適用 する。 ラウンチロック機構 マイクロスラスター ハウジングフレーム レーザー導入部分の影響の評価は、DPFで可能?無視で きるぐらいか? 1000km離れた衛星間相対制御に関する検討と実証 オイセッツ等で技術としては存在する? DPFでのハウジング検討状況 システム検討にむけて 打上手段 3機まとめて打ち上げる DPFをベースに推進系を追加 500-600kg/衛星ぐらい? 例えば、3機縦積とすると、、、 2.5-3 ton 標準H2A202+4S 約2000mmΦx1800mm以下程度 投入軌道依存 ロケットに持って行ってもらう 衛星が軌道に入る 輸送方法の状況はかわるであろうから、 要求の整理から システム検討にむけて 冗長の考え方 レーザー源 3機のレーザー源の一つでも壊れると、Mission Fail? レーザー源の長期安定性、長寿命に問題ないか? 光源の複数化の実現は、簡単か?単なる重量だけの 問題ですむか? S/C マイクロスラスターの想定動作回数はどの程度か? 連続動作・間欠動作?耐久性確認はDPFで実施可能? スケジュール(ロードマップ) 検討体制 今回の発表は悪い例、、、、 思いつきの指摘だけでなく、体系的に問題点等をま とめていき、DPFでの検証に反映させていく必要あり 指摘事項をまとめて管理し、DPF検討メンバーと調 整する人は少なくとも必要(DPFメンバーが兼ねる のが現実的?) 難しい挑戦的な観測なので、興味を示してくれる 人はたくさんいるはず。うまく取り込んでいける 体制作りを考えていきましょう
© Copyright 2024 ExpyDoc