聾学校地域支援だより No.2(7月発行)

群馬県立聾学校聴覚障害支援センター
平成27年度.№2
すいえい
水泳あれこれ
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補聴器・人工内耳の管理について
補聴器や人工内耳は水に濡れると故障するので、水泳のときは外します。高価で大切なものなの
で、誰がどこに保管するのかよく確認しましょう。授業のどのタイミングで外すのかも注意が必要
です。機器を外したその時から、視覚的支援が必要なことを理解してもらいましょう。
外した機器は乾燥ケースにしまいましょう。電池は乾燥ケースには入れません。乾燥ケースのふ
たにマグネットをつけると、電池をなくさないので便利です。
水泳が終わったら、濡れた髪をよく拭きましょう。特に耳の周りは念入りに拭いて、機器が濡れ
ないように気をつけましょう。
また、コクレア社の人工内耳N6用に防水カバー(アクア、アクアプラス)が販売されています。
上手に活用してみましょう。
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聞こえの支援について
器機を外した後は指さし、身振り、文字、サイン、手話など視覚的支援が必要です。学校によっ
ては、カードやホワイトボードを用意して指導しているところもあります。子どもは特に自由時間
には夢中で遊び、「終了」などの合図がわかりにくいことが多いようです。友だち同士で助け合う
関係作りも大切です。聞こえないことに特に配慮した支援が必要です。
○
様々な支援体制
支援員さんや複数の教員で対応する学校や、当該児童の帽子の色を他の子と変えたり、目印をつ
けたりして目立つようにして注意する工夫をしている学校もあります。いずれにしても、本人の気
持ちを聞いて相談しながら工夫して、安全で楽しい活動になるようにしましょう。
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学校見学相談会
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6/11に、学校見学相談会がありました。難言の先生方をはじめ、多くの参加がありました。地域支援
部の職員が解説(授業の中で拡充模倣をして言葉の指導をしていること、少人数でも子どもが自分の意見が
言い合える工夫をしていること等)をしながら見学しました。参加した中学生の感想を紹介します。
聾学校の授業は通常の中学校と比
べて、黒板にたくさん書いたり、モニ
ターで資料を写したり、手話がついて
いたりして、見てわかる支援があって
わかりやすかった。英語の読み方もみ
んな片仮名で書いてあってよかった。
気になる!
情報保障のこと
地域の学校で支援員さんや補助の先生をつけてもらっ
ている子どもたちは多いですが、支援の内容は学校によ
って様々です。
A君のために補助に入ってくれるB先生をご紹介しま
す。B先生はA君が授業中聞き逃したことを簡単に図を
交えて書いて示してくれます。それ以外にも、休み時間
に友だちが何人かで笑っていると「今のはどうして笑っ
たの?A君聞こえなかったみたい。」と友だちにさりげ
なく言ってくれます。それでA君は友だちの話に入るこ
とができ、友だちもA君との関わり方を学習します。
こんな風に基本である「聞こえを補う情報保障」に徹
しながらも、子どもの自立心を上手に育む支援の方法も
あります。はじめに支援内容や方法についてしっかり話
し合うこと、信頼しあえる人間関係を作ること等が大切
です。子どもとの長いお付き合いになるかもしれません。
ポイントを押さえた質のよい支援になるように関係者の
間で共通理解を図りましょう。
※ 群馬聾学校のホームページ「聴覚障害Q&A」
でも詳しく紹介していますのでぜひご覧ください。