総合現代文 - 三田国際学園中学校・高等学校

三田国際学園高等学校
意欲・関心
平成 27 年度
国語総合現代文
年間指導計画
話すこと、書くこと、聞くこと、読むこと
学習到達目標
評価
学習到達目標
評価
「国語とは何か」を理解し、国
・プレゼンテーション
言語や文化への興味・関心を深
・プレゼンテーション
語を大切にして自らの国語力を
・チームワーク
めることで、言語感覚や言語運
・チームワーク
増進させようという姿勢を育て
・レポート
用能力を、新聞の社説や新書を
・レポート
十分に理解しうる段階まで向上
・定期考査
る。
学習到達目標
評価
学習到達目標
評価
させる。
年間指導計画
対象学年:高校1年生
使用教科書:『高等学校
国語総合』(明治書院)
時間数:週2時間
1 学期中間試験
単元
教材内容
教材利用の視点
単元目標
単元の評価基準
主な学習活動
評価方法
評論
言葉単体として
世界との関係における言
世界との関係における言
・「ヴィトゲンシュタインの論理空間概念」
、「人間と動物の二項対立」を用い
・チームワークで
『猫は後悔する
の特質を主題に
葉の特質を理解し、それ
葉の特質を理解し、それ
か』(野矢茂樹)
するのではなく、
に対する自己の意見を構
に対する自己の意見を構
・「世界との関係における言葉の特質」を理解する。
・プレゼン
評論(1)言語論
言葉の特質を世
築し、他者と議論するこ
築し、他者と議論するこ
・筆者の考えに対する自己の意見を構築する。
・レポート
「人間と動物の
界との関係にお
とにより、互いの考えを
とにより、互いの考えを
二項対立」
、
「ヴィト
いてとらえる能
共有する。
共有することができる。
ゲンシュタインの論理
力を高めるとい
空間概念」を用い
う視点で利用す
て、言葉の特質を
る。
(配当時間)
言葉とは何か
説明した内容。
て、「後悔」という概念をチームで話し合う。
の貢献内容
・筆記試験(後日)
評論
言語論の歴史的
言語論の歴史的経緯を理
言語論の歴史的経緯を理
・「ヴィトゲンシュタインの言語論的転回」
、「ソシュール言語観」を理解する。
『未来形の読書
経緯を理解する
解すると共に、言葉と自
解すると共に、言葉と自
・映像教材を使用し、「言葉」の特質についてチームで話し合う。
術』(石原千秋)
と共に、言葉を自
己のつながりに対する意
己のつながりに対する意
・「言葉と読書と自己の関係」について、チームで話し合い、プレゼ
評論(2)言語論
己とのつながり
見を構築し、他者と議論
見を構築し、他者と議論
「ヴィトゲンシュタイン
においてとらえ
することにより、互いの
することにより、互いの
の言語論的転
る能力を高める
考えを共有する。
考えを共有することがで
回」、「ソシュール言語
という視点で利
観」を用いて、言
用する。
ンテーションを行う。
・筆者の考えに対する自己の意見を構築する。
きる。
語の特質を説明
し、読書の重要性
を説明した内容。
1 学期期末試験
正義とは何か
小説
主人公である「下
「相手」との関係、
「時代」 「相手」との関係、
「時代」 ・「老婆」の理屈、「下人」のおかれた状況を理解する。
『羅生門』
人」の心情を、他
との関係の中で、「主人
との関係の中で、「主人
(芥川龍之介)
人である「老婆」
公」の心情に対する自己
公」の心情に対する自己
小説(1)大正
との関係、
「時代」 の意見を構築し、他者と
の意見を構築し、他者と
・「下人」の心情、行動に対する自己の意見を理論化し、構築する。
「下人と老婆の
との関係におい
議論することにより、互
議論することにより、互
・
「ヘーゲル、ジェレミー・ベンサム、マイケル・サンデルの正義論」 ・筆記試験(後日)
二項対立」を用い
てとらえる能力
いの考えを共有する。
いの考えを共有すること
「善悪」についての自己
ができる。
て、作者の「人間」 を 高 め る と い う
観を表現した内
視点で利用する。 の意見を構築し、他者と
「善悪」についての自己
容。
「善悪」を思考す
議論することにより、互
の意見を構築し、他者と
る能力を高める
いの考えを共有する。
議論することにより、互
という視点で利
いの考えを共有すること
用する。
ができる。
評論
現代世界と現代
現代へのつながりの中で
現代へのつながりの中で
『時間をめぐる
の戦争を、歴史的
の「近代化」の特質を理
の「近代化」の特質を理
衝突』
(内山節)
な「近代化」の観
解すると共に、
「善悪」に
解すると共に、
「善悪」に
・
「下人」の心情を思考し、
「下人」の行動に対する「善悪」の判断を、
チームとクラス全体で話し合う。
を理解する。
・アメリカ文化とイスラム文化の相違と現代の戦争の関係を、「近
代化」の観点から、理解する。
・「戦争哲学」を概観する。
・チームワークで
の貢献内容
・プレゼン
・レポート
評論(3)文明論
点から俯瞰する
ついての考えを深め、自
ついての考えを深め、自
・現代の戦争における「正義」について、チームで話し合い、プレゼ
「村と都市の二
能力を高めると
己の意見を構築し、他者
己の意見を構築し、他者
項対立」、
「アメリ
いう視点で利用
と議論することにより、
と議論することにより、
・筆者の考えに対する自己の意見を構築する。
カとイスラムの
する。「善悪」を
互いの考えを共有する。
互いの考えを共有するこ
・「現代社会」の授業内容を参考にする。
二項対立」を用い
思考する能力を
て「近代化の延長
高めるという視
の世界」を説明
点で利用する。
ンテーションを行う。
とができる。
し、「現代米中東
紛争の課題」を説
明した内容。
2学期中間試験
自己とは何か
小説
主人公である
自由とは何か
『鏡』
(村上春樹) 「僕」の心情を、 との関係の中で、「主人
との関係の中で、「主人
・「僕」のおかれた状況を理解する。
小説(2)昭和
「鏡の中の僕」と
公」の心情に対する自己
公」の心情に対する自己
・
「現在の僕」を思考し、
「現在の僕」に対する評価を、チーム内とク
「僕の二種類の
の関係、「時代」
の意見を構築し、他者と
の意見を構築し、他者と
二項対立」を通し
との関係におい
議論することにより、互
議論することにより、互
・「僕」の心情、行動に対する自己の意見を理論化し、構築する。
て、作者の「シス
てとらえる能力
いの考えを共有する。
いの考えを共有する。
・映像教材を使用し、「自由」について、チームとクラス全体で話し
テムの中で生き
を高める視点で
「自己」、「自由」につい
「自己」、「自由」につい
る人間」観を表現
利 用 す る 。「 自
ての意見を構築し、他者
ての意見を構築し、他者
した内容。
己」
、
「自由」を思
と議論することにより、
と議論することにより、
考する能力を高
互いの考えを共有する。
互いの考えを共有するこ
める視点で利用
する。1960 年代
以降の日本を俯
瞰的にとらえる
能力を高めると
「相手」との関係、
「時代」 「相手」との関係、
「時代」 ・1960 年代の日本の状況を概観する。
とができる。
ラス全体で話し合う。
合う。
・「村上春樹」について概観する。
・チームワークで
の貢献内容
・プレゼン
・レポート
・筆記試験(後日)
いう視点で利用
する。
評論
20 世紀資本主義
資本主義をエコロジー主
資本主義をエコロジー主
・マルクス主義、20 世紀資本主義社会の成長を概観する。
『自由の優越=
を現代の課題と
義との関係においてとら
義との関係においてとら
・エコロジー主義と資本主義の二項対立、逆説的関係を理解する。
困難』
(大澤真幸) 関 係 さ せ て 思 考
えながら、現代資本主義
えながら、現代資本主義
・資本主義社会における「自由」を、チームで話し合い、プレゼンテ
評論(4)文明論
する能力を高め
社会における「自由」に
社会における「自由」に
「資本主義とエ
る視点で利用す
ついての意見を構築し、
ついての意見を構築し、
・筆者の考えに対する自己の意見を構築する。
コロジー主義の
る。現代資本主義
他者と議論することによ
他者と議論することによ
・「現代社会」の授業内容を参考にする。
二項対立、逆説的
社会における「自
り、互いの考えを共有す
り、互いの考えを共有す
る。
ることができる。
関係」を通して、 由」を思考する能
「現代資本主義
力を高めるとい
自由社会の課題」
う視点で利用す
を説明した内容。
る。
ーションを行う。
2学期期末試験
グローバルとは
評論
20 世紀ファース
近代化の延長としてアメ
近代化の延長としてアメ
・日本におけるファーストフードの歴史を概観する。
何か
『世界中がハン
ト・フードの誕生
リカ文化をとらえること
リカ文化をとらえること
・「ファーストフードと日本」について、チームで話し合う。
情報とは何か
バーガー』
を、近代化の延長
により、グローバリゼー
により、グローバリゼー
・筆者の考えに対する自己の意見を構築する。
・プレゼン
(多木浩二)
としてとらえる
ションのあるべき姿につ
ションのあるべき姿につ
・「アメリカナイゼーション、グローバリゼーション、ローカリゼー
・レポート
評論(5)
ことにより、「グ
いて自己の意見を構築
いて自己の意見を構築
「20 世紀アメリ
ローバリゼーシ
し、他者と議論すること
し、他者と議論すること
カとヨーロッパ
ョン」について思
により、互いの考えを共
により、互いの考えを共
宮廷社会・ローカ
考する能力を高
有する。
有することができる。
ルの二項対立」を
める視点で利用
通して、「現代グ
する。
身体性の希薄化という観
身体性の希薄化という観
ョンの課題」を説
明した内容。
21 世紀型情報社
の貢献内容
ション」について、チームで話し合い、プレゼンテーションを行う。 ・筆記試験(後日)
ローバリゼーシ
評論
・チームワークで
・情報社会の歴史について概観する。
会を、歴史的経緯
点で 21 世紀型情報社会
点で 21 世紀型情報社会
・「フランス革命のテーゼ」、「プラトン、ソクラテスの民主制」につ
ルの間』
(西垣通) の 中 で 俯 瞰 す る
をとらえ、そのあるべき
をとらえ、そのあるべき
いて、理解する。
評論(6)
能力を高めると
姿について自己の意見を
姿について自己の意見を
・
「フーコーのパノプティコン・システム」
、
「デカルトの二元論(
「思
「機械と身体の
いう視点で利用
構築し、他者と議論する
構築し、他者と議論する
二項対立」を通し
する。
ことにより、互いの考え
ことにより、互いの考え
・「21 世紀型情報社会」について、チームで話し合う。
を共有する。
を共有することができ
・筆者の考えに対する自己の意見を構築する。
『ネットとリア
て、「現代情報社
会の課題」を説明
惟実体、延長実体」
)におけるメディア観を理解する。
る。
した内容。
学年末試験
生死とは何か
小説
主人公「自分」の
「相手」との関係の中で、 「相手」との関係の中で、 ・「自分」のおかれた状況を理解する。
(13 時間)
『 城 の 崎 に て 』 心情を、「人間以
「主人公」の心情に対す
「主人公」の心情に対す
・「自分」の心情を思考し、チーム内とクラス全体で話し合う。
(志賀直哉)
外の生物」
、
「過去
る自己の意見を構築し、
る自己の意見を構築し、
・「死生観」に対する自己の意見を理論化し、構築する。
小説(4)
の自分」との関係
他者と議論することによ
他者と議論することによ
・レポート
「自分と小動物
においてとらえ
り、互いの考えを共有す
り、互いの考えを共有す
・筆記試験(後日)
の対立」を通し
る能力を高める
る。
ることができる。
て、作者の「死生
という視点で利
「死生観」についての意
「死生観」についての意
観」を表現した内
用する。
「死生観」 見を構築し、他者と議論
見を構築し、他者と議論
容。
を思考する能力
することにより、互いの
することにより、互いの
を高めるという
考えを共有する。
考えを共有することがで
視点で利用する。
きる。
評論
「宗教における
「時間」、「社会」との関
「時間」、「社会」との関
・「代表的宗教」の特徴、「宗教哲学」について概観する。
『死と宗教』
来世観」を、「時
係の中で「宗教」をとら
係の中で「宗教」をとら
・「生者と宗教」について、チームで話し合う。
(宇都宮輝夫)
間」
、
「社会」との
え、
「死生観」ついて自己
え、
「死生観」ついて自己
・筆者の考えに対する自己の意見を構築する。
・チームワークで
の貢献内容
・プレゼン
評論(7)
関係においてと
の意見を構築し、他者と
の意見を構築し、他者と
「世俗的一般価
らえ、「死生観」
議論することにより、互
議論することにより、互
値理念と宗教的
を思考する能力
いの考えを共有する。
いの考えを共有すること
価値理念の逆説」
を高めるという
を通して、「宗教
視点で利用する。
における来世観」
を説明した内容。
ができる。
・「現代社会」の授業内容を参考にする。