内部統制機能強化に向けた 取り組みについて

内部統制機能強化に
向けた取り組みについて
~豊橋市役所~
~豊橋市の紹介~
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【人口】約379,000人
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【面積】261.35k㎡
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【中核市】平成11年4月指定
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【職員数】約3,500人
450年以上続く豊橋発祥の「手筒花火」
・豊橋市の吉田神社が発祥の地といわれている
・全国から人が集まる「炎の祭典」(9月)
・東京都 豊洲での手筒花火の放揚
・その他、いろいろな場面で活用されました
豊かな農産物「とよはし食文化」
・うずら、大葉は日本一の生産量
・新たな名物「豊橋カレーうどん」
・豊橋産のブラックサンダー
目次
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内部統制とは
内部統制構築の目的について
導入に向けた取組
取組体制
現在の取組について
今後の検討事項
最後に
内部統制とは
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4つの目的が達成されている
合理的な保証を得る
組織内のすべての者によって遂行される
プロセス
6つの基本的要素から構成
内部統制構築の目的について
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全庁的に内部統制に取り組むことで、
行政運営の損害や市民の信頼喪失を
防ぐ組織への構築・改善を図るため。
法令整備を
待たずして取組む理由
 民間での一定規模の企業において内部統制の
取組が義務付けられたこと。
 総務省公表の研究会報告においても、内部統
制構築の提言がされていること。
取組スケジュールについて
導入に向けた取組①
 平成23年5月~
内部統制のあり方に関する研究会の設置
本市の内部統制の方向性を研究・検討
することを目的と して設置する。
導入に向けた取組②
 平成23年8月~
内部統制研修
講師:石原俊彦氏(関西学院大学大学院教授)
概要:内部統制の概要や管理職に求められ
る役割について職員に周知を図る。
導入に向けた取組③
 平成23年10月
業務リスク調査
本市のリスクを組織的に把握することを
目的として実施。
業務リスク調査について①
( 調査票 )
③ リスクのもとと
② ①で洗い
なる業務を遂行す (③で「有」の
① 別添資料を参考に、各課 出したリスクに
⑥ リスクを予防・抑
るためのマニュア 場合のみ) (③で「有」の
で想定されるリスクを洗い出し、ついて、発生
制するために日常的
ル等、及びリスク ④ ③で挙げ 場合のみ)
リスク及び具体例を記入してく 頻度と影響度
なチェックを行って
に対応するための たマニュアル ⑤ ③で挙げ
ださい。
をそれぞれ記
いますか。
マニュアル等はあ 等は、リスクを たマニュアル
入してください。
りますか。
予防できるよ 等の検証や改
うな仕組みに 善をしていま
(「有」の場 なっています すか。
(「有」の場
No.又はリ
発生頻
合)
合)
か。
具体例
影響度 有無
有無
スクの名称
度
マニュアル
チェックの
等の名称
内容
公文書一部公開
豊橋市情
の実施にあたり、
低(年
報公開事
非公開とすべき個
29
に1回
大
有
有
有
無
務取扱要
人情報が消され
程度)
領
ずに公開されてし
まった。
業務リスク調査について②
 リスクに対する認識が区々であることを把握
 全庁的に共通するリスクの把握
導入に向けた取組④
 平成25年1月
研究会構成課に対する
内部統制の整備状況等に関する調査
導入に向けた取組⑤
 平成24年12月~平成25年4月
内部統制の試行的整備(3点セットの作成)
・有限責任監査法人トーマツとの共同作業
・フローチャート作成ソフトを利用
内部統制の
試行的整備(3点セットの作成)
 業務の文書化3点セットとは
・ 業務フローチャート
・ 業務記述書
・ リスクコントロールマトリクス
試行例について
 3業務を試行的に作成
・アルバイト任用・賃金支給
・現金出納関係
・通知書の発送
 取組の概要を把握
試行例運用について

整備した3点セット(マニュアル)を
適正に運用したか検証
これまでの取組を受けて
 内部統制に取組むことで期待される効果
・ スタンダードな手順書として事務の
標準化を図ることができる。
・ 事務根拠が明らかにされることで、
ミスの低減につながる。
・ 人事異動に伴う業務の引継での
円滑な適用が図れる。
契約について
・フローチャート作成ソフトの購入
マニュアル等作成に利用するため(株)SPSから
iGrafxフローチャーター購入。
・内部統制整備(3点セット作成)のための
委託
取組体制について
取組体制について①
 平成26年4月~
庁内検討会議の設置
内部統制の取組みを総合的かつ横断的
に実施するため、内部統制に関する取組
事項の決定等を行う。
取組体制について②
 平成26年4月~
行政課業務推進グループ(1人)
内部統制の充実に向けて、計画案の
作成、取組の推進、総合調整を行う。
取組体制について③
 平成26年9月~
内部統制構築委託契約
平成26年度の豊橋市内部統制の整備
(契約業務のマニュアル作成)、
その他内部統制の運用推進のため、
助言・指導する。
現在の取組について
 契約業務における3点セットの作成
・ 契約検査課において作成
・ 行政課にて編集
・ トーマツとの共同によるリスク及び
コントロール方法洗い出し、検討
業務の選定理由について
1.契約業務の多くが嘱託等の業務経験の少ない
ものが担当しており、従来では考えられなかった
ミスが見受けられるようになったため。
2.平成23年度に実施した業務リスク調査にて、発
生頻度(高)、影響度(大)のリスクがあるとされた
事務のうち、多くの課が取りあげた事務であった
ため。
3点セット作成の課題
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作成課の理解と協力が不可欠
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作成課の労力を想定
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業務の選定が重要
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様式、作成方法の統一が望ましい
今後の検討事項
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基本方針の作成及び公表
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内部統制責任者の設置
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内部統制の運用方法
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来年度以降の業務選定
最後に
 事件後に構築する内部統制との違いとは
 民間企業における内部統制との違いとは
事件後に構築する
内部統制との違いとは

内部統制の整備が迅速且つ対策が明確

事件発生後に構築した内部統制は、2度と
同様の事件を起こさないため、ルールが
徹底して運用 される。
民間企業における
内部統制との違いとは
 民間企業と比較して内部統制で
範囲が広い。
カバーする