「学力の向上と豊かな心を育成する小中一貫教育の推進」 研究主題 昨年度も本校の教育活動へ御理解と御協力をいただきありがとうございました。今年度も本校の教育 活動並びに研修の取り組みを御家庭へ発信し、保護者の方からの御意見を学校教育に反映させ、学校と 家庭が一体となった教育活動を推進してまいりたいと思います。 今年度は、昨年度より始めた「算数カルテ」を使い、子どもたちの基礎学力の定 着を図ってまいります。また、 「表現力」にも力を入れ、自分の考えを友だちに表現 できる児童の育成を目指してまいります。今年度も引き続き本校の教育活動への御 協力をよろしくお願い致します。 家庭の数だけ家庭学習のやり方がある。 大曽根小学校では、毎日、家庭学習に取り組んでおります。家庭学習の定着はお子様のよりよい成 長に欠くことができません。 「家庭学習の進め方」は1月にも掲載いたしましたが、もう一度御覧い ただきたく、再掲載させていただきます。家庭学習の進め方を今年度もお子様と話し合っていただ きたいと思います。家庭学習は、御家庭での学習ですので、各御家庭の生活時間や教育方針によっ て各御家庭分のやり方がありますが、ここでは、参考として「家庭学習の進め方」を紹介します。 八潮市の小学校の家庭学習の時間は「学年×10分+10分」となっています。お子様はどのよう に時間配分をして学習を進めているでしょうか。5年生の60分を例にした1つの方法を紹介しま す。まず、だらだらと学習するのはかえって悪習慣になるときがありますので、お子様の集中力を 知りましょう。お子様の集中力によって15分の4セットか、20分の3セットか、30分の2セ ットかを決めます。これだけでも効果があるはずです。15分の4セットの場合は、数か月後には、 20分の3セットを目指してください。中学生になったとき、30分の4セット、40分の3セッ トと集中力が次第に向上し、メリハリのある家庭学習ができるようになるでしょう。 国語、社会、英語は文系と言い、算数や理科は理系と言います。国語(文系)、社会(文系)、算 数(理系)、のように勉強するよりも、文系と理系を交互にやる方が効果的です。例えば、2、3年 生は国語(文系)、算数(理系)、国語(文系)のように国語を2回に分けてやる方が効果的です。 4、5、6年生は、国語(文系)、算数(理系)、社会(文系)のようにやるのがよいでしょう。ま た、4年生では、都道府県を覚えなくてはなりません。都道府県も漢字で覚えるようにすると国語 につながります。国語の読解力も算数の文章題につながります。全ての教科はつながりがあるので、 漢字で覚えるところは漢字で覚えるなどと習慣づけていくと中学校や高校で効果を発揮します。 宿題も家庭学習の1つととらえ、毎日の国語や算数の宿題は1教科15分か20分で集中して終 わらせましょう。家の掃除や料理の手伝いは家庭科の家庭学習、縄跳びは体育、読書は国語の家庭 学習です。上手に組み合わせればあっという間に予定時間を上回り、家庭学習時間が伸びてきます。 また、中学生や高校生になったときに、音楽や読書は趣味となり、運動や家の手伝いは良い気分転 換となるでしょう。 小学生の頃は、たくさん本を読んだり、たくさん字を書いたりすることが大切です。文字をきれ いに速く書ければ、中学生になって板書を写すのに精一杯ということがなくなります。自分の考え やポイントなどをメモした分かりやすいノート作りができるでしょう。また、平均の2倍の速さで 文字が書ける人は、同じだけ家庭学習をしても、2倍の量ができるようになります。 さあ、新しい学年が始まりました。大切なスタートの時期です。今日もお子様と「家庭学習」を 始めましょう。家庭学習の進め方をお子様と話し合い、1セットの時間を決めたら、 「今日は何を勉 強するの?」と聞いてやるだけでいいのです。学校の授業と家庭学習は、車の両輪です。家庭学習 が充実すれば、学校の授業もさらに楽しさが増すでしょう。 最後に、家庭学習のポイントの1つに「褒めること・認めること」があります。お子様の家 庭学習が終わったときは、「頑張ったわね。」の一言をよろしくお願いします。 ~分かる、表現できる、活用できる児童を育む授業の工夫・改善~ 自ら進んで考え、相手に分かるように表現できる子 目指す児童像 目指す児童像を実現するために、大曽根小学校では、職員全員が一丸となって、児童の学力 向上を目指しています。第1号では、基礎学力の定着を目指した「算数カルテ」について紹介 します。 一人一人の児童が算数の学習内容のどこでつまずいているのかを教師と児童本人が把握すること で、つまずきを解消し、算数の意欲の向上と着実な学力の定着を図るために実施しています。 検証テスト 基本となる問題を単元毎に作 成し、テストしています。 達成シート 児童一人一人に作成します。検証テス トの結果を記録していきます。また、 教師は、児童のつまずきを把握します。 検証シートは学期毎に作成します。 検証テストは年に4回行います。 つまずき解消プリント 間違えた問題に類似した問題を繰り返し解き、 つまずきの解消をします。 前学年の復習にも活用します。 学校からのお願い お子さんの学力を確実に定着させるには家庭学 習の取り組みが重要です。懇談会の際に配付いた します「家庭学習の手引き」を参考に「10分× 学年+10分」以上の家庭学習に御協力下さい。 「家庭学習の手引き」には、具体的な学習内容が 掲載されていますので、是非、お子さんと一緒に 読んで頂き、家庭学習のすすめかたを話し合って いただきたいと思います。また、お子さんの家庭 学習は御家庭で答え合わせをしていただき、最後 まで見届け、褒めてあげてください。御協力をよ ろしくお願いします。
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