所報「けやきだい」№309

平成28年3月4日発行
NO.309
全 国 学 力 調 査 結 果 の 活 用
【中学校国語】
B2
情報を関連させて読む「2020 年」
【
B
三
条
件
2
答
用
紙
に
書
か
れ
て
い
る
書
き
出
し
の
字
数
を
含
み
ま
す
。
)
。
「
二
〇
二
〇
年
の
日
本
は
、
」
に
続
け
て
、
八
十
字
以
上
、
百
二
十
字
以
内
で
書
く
こ
と
(
解
■趣旨
せ
ん
。
)
、
そ
れ
ら
の
内
容
を
取
り
上
げ
て
具
体
的
に
書
く
こ
と
。
誌
の
記
事
の
一
部
】
の
中
か
ら
い
ず
れ
か
二
つ
を
選
び
(
ど
の
資
料
を
選
ん
で
も
か
ま
い
ま
条
件 条 そ
1 件 の
2 社
資 に 会
料 し に
【 た ど
A が の
ウ っ よ
ェ て う
ブ 書 に
ペ き 関
ー な わ
ジ さ っ
の い て
文 。 い
き
章
た
】
、
い
【
と
B
思
日
い
本
ま
の
す
人
か
口
。
推
あ
移
な
を
た
表
の
し
考
た
え
グ
を
ラ
次
フ
の
】
条
、
【
件
C
1
と
雑
あ
な
た
は
、
二
〇
二
〇
年
の
日
本
は
、
ど
の
よ
う
な
社
会
に
な
っ
て
い
る
と
予
想
し
ま
す
か
。
ま
た
、
こ
の
条
件
を
満
た
し
て
い
な
い
誤
答
が
多
い
。
日
本
の
人
口
推
移
を
表
し
た
グ
ラ
フ
】
生活を支援するロボットの開発
世界では,様々なロボットの開発が進められている。
例えば,人の移動を支援する搭乗型ロボット。このロボ
ットの中には,10年以上前から実用化されているもの
もあり,空港でのパトロールなどに使われている。
現在,日本では「生活支援ロボット」の開発が行われ
ている。誰でも簡単に乗り降りでき,日常生活での移動
を助ける搭乗型ロボットの開発に加え,装着型ロボット
の開発も進んでいる。これは,装着した人の意志を読み
取って身体の動きをサポートするロボットである。身体
機能の回復のためのリハビリテーションなどで既に一部
導入されているが,今後は,足腰の弱った人の歩行支援,
重たい荷物の持ち上げ,レスキュー活動など,幅広い場
面での活用が期待されている。
このように,人間の生活を支援するロボットの開発が,
日夜進められているのだ。
【
C
雑
誌
の
記
事
の
一
部
】
※
【
A
ウ
ェ
ブ
ペ
ー
ジ
の
文
章
】
は
省
略
み
ま
す
。
)
、
【
C
雑
誌
の
記
事
の
一
部
】
で
す
。
こ
れ
ら
を
読
ん
で
、
あ
と
の
問
い
に
答
え
な
さ
い
。
2
次
の
資
料
は
【
A
ウ
ェ
ブ
ペ
ー
ジ
の
文
章
】
、
【
B
日
本
の
人
口
推
移
を
表
し
た
グ
ラ
フ
】
(
予
想
を
含
複数の資料から適切な情報を得て、自分の考えを具体的に書くことができるかどうかをみる。
◆学習指導要領における領域・内容 [第2学年] B 書くこと ウ、C 読むこと オ
■誤答例
「オリンピック・パラリンピックの影響で、様々なスポーツに注目が集まるだろう。今後増えていく高齢者もスポーツに関
心をもつと思われる。私は、そのような社会に積極的に関わっていきたい。」点線部が具体的ではない。⇒「高齢者のスポー
ツ支援のボランティアをすることで積極的に関わっていきたい。」等どのように関わるか具体的に書けるようにしたい。
■授業での取組例
複数の資料から得た情報について、その真偽や適否を見極めさせるとともに、情報を自分
と結び付けて考えさせる。
私はこう
・詩歌や物語を読み、内容や表現の仕方について感想を述べ、話し合う。
考えます。
・説明や評論を読み、内容や表現の仕方について考えを述べ、話し合う。
・関心のある事柄について批評する文章を書き、発表し合う。
・新聞やインターネット、図書室の本等から得た情報を比較し、所感を述べ合う。
等の言語活動を取り入れ、新たな気付きや問題意識を明らかにし、自分の考えをもつように
させることが大切である。また、複数の条件に従って文章を構成して書く活動についても、
継続して取り組んでいく必要がある。
研究員研究発表会が開催されました!
2月20日(土)の研究員研究発表会では市内外260名の方々
の参加がありました。この発表会は、授業実践研究、教育相談研究、
事務研究、専門研究、委託研究の1年間の研究成果の発表及び学び
創造プランの研究発表を実施しました。専門研究の発表では、担当
の大学教授の指導もあり、先進的な研究成果や授業実践の発表とな
りました。これらの研究成果を各学校で実践し、市内全体に広めて
いただきたいと思います。参観者の感想には「所沢市の教育力の向
上に大変効果があると思った。
」
「子どもたちに確かな学力をつけさ
せることを目的とした教師のアクティブラーニングの場であると感
じた。」など称賛の声が多くありました。来年度も充実した研究とな
るよう、計画を進めてまいります。
【研究員の感想】
・多くの先生方の研究授業の参観や大学教授に御指導いただくことにより、学ぶことの多い1年間だっ
た。今後研究したことを広め、所沢市の子どもたちに還元していきたい。
(教育相談研究員)
教育講演会:演題『生きる力としての学力を高める
~子供の視座を重視し、学びの文脈を創る~』
<大妻女子大学 准教授 樺山敏郎>
前半は、各研究部の発表について成果と課題を詳しく分析し、図式化
して分かりやすく示してくださいました。各研究部で取り上げられてい
る交流活動について、
「その目的を明確に持つことが大切である。
」とい
うことを学びました。
後半は、豊富なデータを基に、我が国の子どもたちの生活の実態から
学びの現状と、授業改善の視点をお話しいただき、
主体的な学び合いの実現には相手のことをわかろ
うとする共感的な雰囲気の醸成が大切である等の
指導がありました。
【参加者の感想】
・樺山先生のお話は理論的で分かりやすく、授業づくりのベースになると思った。国の教育状況につい
ても教えていただき、大変勉強になった。(小学校校長)
「道徳の時間」授業研修会
1月14日、上新井小学校にて、道徳の時間の授業発表と講演会を
行い、200名の参加がありました。
道徳的判断力や心情を養うために子どもたちが自分の生き方につい
て主体的に考え、思いを語り合うことができるよう、全学級が、発達
段階を考慮した「役割演技」を取り入れた授業を公開しました。
後半は、文部科学省 初等中等教育局教育課程課 教科調査官 赤堀
博行先生の講演会を行いました。平成30年、31年の道徳の教科化
に向けて、学校による道徳教育の温度差の解消と指導の改善が求めら
れていることや、いじめ問題等への対応から子どもの自己肯定感を高 <文部科学省 教科調査官 赤堀博行>
め、他者への思いやりと理解、生命尊重の思い等を育む道徳教育の充実が期待されていること等の指
導がありました。検定教科書の導入、明確な指導観に基づく授業の創造、発達段階を考慮した指導方
法の確立、
「読み物道徳」から「考える道徳」への授業改善等、これからの道徳の時間について多くの
示唆をいただきました。
所沢市立教育センター
〒359-1118 所沢市けやき台 2-44-2 代表電話 04-2923-2396/電話相談 04-2924-3333/
FAX04-2923-2395 E-mail:[email protected]/http://www.tokorozawa-stm.ed.jp