写真で見るかすがい

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1/24 ハギトモスマイルに新記録
(日) (サンフロッグ春日井)
シドニーオリンピック水泳日本代表として活
躍した萩原智子さんの名前を冠した水泳大会が
1/21
(木)
地域の宝 火から守ろう
(密蔵院)
1 月 26 日の「文化財防火デー」に先立ち開催
された
「文化財防火訓練」
。消防職員、消防団員
による多宝塔 ( 重要文化財 ) への放水訓練や、
園児たちによる
「よいこの防火のちかい」
の斉唱
が行われました。地元の皆さんも真剣な表情で
初期消火訓練に参加し、貴重な文化財を火災か
行われました。
何十年に一度という寒波の襲来で、市内もか
なり冷え込みましたが、県内から小学生 765
人が集い、県学童新記録が出るなど会場は熱気
に包まれました。
入賞者には、萩原さんが表彰状を授与すると
ともに、笑顔で握手を交わし、子どもたちにと
って一流のアスリートとふれあえる良い機会と
なりました。
ら守る大切さを再確認しました。
守 大切
再確認 ま
JR中央本線
創
2016
春日井
想
市長 伊藤 太
12
JR中央本線は市内を東西に走り、勝川・春日井・神領・高蔵寺・定光寺の5
つの駅があり、それぞれ異なる顔と魅力を持っています。そして通勤、通学、
日常生活において暮らしやすさ、便利さの大きな役割を担っております。
私の高校時代は、まだ蒸気機関車で、まさに「汽車汽車シュッポシュッポ」
そのものでした。白いカッターシャツが煙突から出るすすで汚れたこと、手
すりにぶら下がって乗ったことなど懐かしい思い出です。
この中央線のルートについて、
「郷土誌かすがい」に興味深い記事が載って
いました。通説では、
「 春日井市内の予定路線は坂下を通る計画であったが、
養蚕事業に影響があることから反対運動があり、今の高蔵寺ルートに決まっ
た」というものです。しかし、通説の根拠となる文献は全くなく「多治見から
小牧や瀬戸を通るルートも検討され、誘致合戦も激しかったが、帝国議会で
の議論や多方面からの検証の結果、距離や勾配、工事費など総合的に判断し
て高蔵寺を通る今のルートが決定した」という内容でした。
明治27年6月に決定し同33年7月に開通したJR中央本線。今とは異なる
ルートが採用されていた場合、春日井市の歴史も景色も全く違っていたかも
しれないと思うと、感慨深いものがあります。
広報春日井 平成 28 年 3 月 1 日号