JGAP認証事業に参入 - 社団法人・日本能率協会(JMA)

本資料は、3 月 1 日(火)11:50 に東商記者クラブ、農政クラ
ブ、農林記者会に配布しています。
2016年3月1日
報道関係各位
一般社団法人日本能率協会
審査登録センター
食の安全や環境保全に取り組む農場に与えられる認証制度
JGAP認証事業に参入
認証に関わる業務を事業継承
~「農業」の生産工程管理にコミット。これまでの当協会の活動を農業界へ~
一般社団法人日本能率協会(JMA、会長:山口範雄)は、2016 年 2 月 19 日に、農業の生産工程管理に関わる
第三者認証制度『JGAP(ジェイギャップ)』の認証事業を、スキームオーナーである一般財団法人日本 GAP 協
会(事務局長:荻野宏、東京都千代田区)より認定を受け、サービスを開始しました。
また、上記サービス提供にあたり、JGAP 審査機関の一つである安心農業株式会社(代表取締役社長:藤井淳
生、東京都中央区)がこれまで実施していた JGAP 認証に関わるすべての業務を、2016 年 4 月1日から一般社団
法人日本能率協会 審査登録センターが引き継ぎます。
■第一号審査・鹿児島の大吉農園で実施し、認証
一般社団法人日本能率協会による「JGAP」の第一号審査を薩摩半島の南端、開聞岳のすそ野に広がる肥沃な大
地にてキャベツとレタスを生産する大吉農園(ダイキチノウエン/代表:大吉(オオヨシ)枝美、鹿児島県指宿市)
に実施し認証しました。
写真:JGAP 認証機関 認定証授与式(2016 年 2 月 19 日)
右:一般財団法人日本 GAP 協会 事務局長 荻野宏
左:一般社団法人日本能率協会審査登録センター
センター長 安井亮一
写真:JGAP 第一号認証授与式(2016 年 2 月 20 日)
左:大吉農園(ダイキチノウエン) 大吉(オオヨシ)夫妻
右:一般社団法人日本能率協会審査登録センター
センター長 安井亮一
■JGAP とは
GAP(Good Agricultural Practice)とは、農業生産工程管理のことで、農業生産活動を行ううえで必要
な関係法令に則り、定められた点検項目に沿って、農業生産活動の各工程の正確な実施、記録、点検および
評価を行うことによる“持続的な改善活動”です。
「JGAP」は、食の安全や環境保全に取り組む農場に与えられる認証制度で、農場や JA 等の生産者団体が
活用する農場・団体管理の基準であり、農林水産省が導入を推奨する農業生産工程管理手法の 1 つです。
食品の安全性向上、環境の保全、労働安全の確保、競争力の強化、品質の向上、農業経営の改善や効率化
を図るとともに、消費者やマーケットからの信頼性確保が期待されます。
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■JGAP 認証事業に参入する背景
一般社団法人日本能率協会は『経営革新の推進機関』として、従業員教育事業、産業発展につながる展示会主
催事業、
企業の事業活動を国際規格である ISO による第三者認証事業を行うことで事業の公明性・成長につなげ、
創立より時代の要請にこたえるべく新たな事業活動を開発し活動をしております。
昨今成長の可能性に注目が集まる「農業」をとりまく環境において「2020 年東京オリンピック選手村での食品
調達要件」として関心が高まる GAP(Good Agricultural Practice)。食品産業のなかでも安心安全な商品の提供
を念頭に製造する加工品の一素材として、農産物の生産管理状況に『見える化』を求める要求も高まっています。
これらは TPP をはじめとする国内外の取引多様化にともなう要請でもあり、農産物の生産販売を行う事業体(JA、
農事法人、農業生産法人、生産者 etc.)にとっても、持続的成長には欠かせない喫緊の課題となっています。
こうした背景により、食の安全や環境保全に取り組む農場に与えられる認証制度である「JGAP」は年々登録者
が増えており、2016 年 2 月現在で約 3,800 農場が認証を受けています。
一般社団法人日本能率協会は、これからも農業のさらなる国際化、成長産業としての基盤・基礎形成を、これ
まで他産業での活動を通じて培った幾多にもおよぶ知見を農業界に注入し、時代に合った新たな農業、産業内事
業者の持続的成長につながる取組みを真摯に行ってまいります。
<参考資料>
☆一般社団法人日本能率協会ならびに一般社団法人日本能率協会審査登録センターについて
一般社団法人日本能率協会 会長:山口範雄
審査登録センター 上級経営管理者:佐々木隆/ 審査登録センター長:安井亮一
日本能率協会審査登録センター(JMAQA)は日本能率協会(JMA)が設立した ISO の審査認証機関です。
「経営革
新をともに考えるあなたのパートナー」として、特に食品分野の ISO9001、ISO22000、FSSC22000 の審査認証
活動で培った経験を活かし、農業生産→加工→流通に至るまで、フードサプライチェーン全体を包含した認証サ
ービスを展開しています。
URL: http://www.jma.or.jp/jmaqa/index.html
☆一般財団法人日本 GAP 協会について
事務局長 荻野宏 〒102-0094 東京都千代田区紀尾井町 3 番 29 号 日本農業研究所ビル 4 階
TEL:03-5215-1112 FAX:03-5215-1113
URL: http://jgap.jp/
<活動内容>
1.JGAP の開発および国内外の GAP 全般の研究
2.JGAP の普及と広報
3.JGAP の審査認証制度の統括
☆安心農業株式会社について
代表取締役社長 藤井淳生 〒104-0032 東京都中央区八丁堀 2-22-8 内外ビル 7 階
URL: http://relief-farms.com/
<主な事業内容>
■農畜水産業者、食品加工製造業者及び流通販売業者の実施する各システム(品質管理・環境管理・労働安全衛
生管理・食品防御)の審査、社会貢献活動についての審査、各システムの構築の支援、指導の請負及びそのコ
ンサルタント
■農畜水産業、食品製造業に関する食品安全、労働安全、環境保全、食品防御、社会貢献活動等の各種研修、講
習の請負及び支援業務
☆大吉農園について
代表 大吉枝美
〒891-0406 鹿児島県指宿市湯の浜 6-3-2
<主な生産品>
キャベツ、レタス、枝豆 他
以上
[お問い合せ先] 一般社団法人日本能率協会審査登録センター(JMAQA)担当:箱崎、根本
〒105-8522 東京都港区芝公園 3-1-22 TEL.03-3434-1446
FAX.03-3434-2086
※取材に関しては、日本能率協会広報室(TEL:03-3434-8620、担当:斎藤)へお願いいたします。
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