春闘ニュース 第1号

2016春季生活闘争 第1号
発 行 中小共闘センター
発行人 進藤 衛
2016・2・1
連合秋田労働局 中小共闘センター/非正規労働センター
〒010-0001 秋田市中通 6 丁目 7-36
TEL.018-833-0505
1月22日(金)、フォーラムアキタにおいて、組合員90名が参加
して、2016春季生活闘争討論集会を開催した。
主催者を代表し、連合秋田の東海林会長は「2016春季生活闘争が
スタートする。これまで2年間、賃上げを勝ち取ることができたが、こ
の結果を今年の春季生活闘争にどう結び付けていくかが課題である。こ
の間、大手企業と中小企業の賃金格差は広がった。これまでの大手追従・
大手準拠の構造からの転換を中小企業の多い地方からチャレンジして行
かなければならない。『デフレからの脱却』と『経済の好循環の実現』ためにはすべての働く者の賃金の『底
上げ・底支え』『格差是正』の実現は不可欠である。そのために、月例賃金の改善にこだわった取り組みを続
け、全力で闘っていきたい。2016春季生活闘争でしっかりと成果を出すことが、夏の参議院議員選挙で組
合員が結集することにつながる。全力を挙げて成果を上げ、夏の参議院議員選挙向けて結集し、組織内比例候
補12名の全員当選と、選挙区候補の松浦大悟さんの当選に向けてしっかりと取り組みたい。」と挨拶した。
続いて、挨拶に立った連合秋田労働局長の進藤副会長(電機連合)から
は「今回の討論集会では、地域の組合、とりわけ中小労働組合に対する力
添えをすべく、連合秋田の方針を案として提起させていただく。ここにお
集まりの皆さまから力強い補強をしていただき、第40回地方委員会に向
けてしっかりと心固めをしていきたい。秋田で頑張っている労使が真剣に
秋田県経済の発展・底上げに向け、春季生活闘争の交渉の場で真剣に議論
していただきたい。今年こそは自分たちの手で賃金を引き上げ、秋田県経
済の好循環つなげていきたい。」と述べた。
講演として、連合本部の労働条件・中小労働対策局から大久保局長を講
師に招き、2016春季生活闘争方針について、取り巻く社会情勢から春
季生活闘争の意義、2016春季生活闘争方針の背景や特徴、具体的な要
求内容や賃上げ水準の考え方など説明をいただき、
「今春季生活闘争では、
『デフレからの脱却』と『経済の好循環実現』のために『底上げ・底支え』
『格差是正』の実現が不可欠で、そのために月例賃金の改善にこだわった
取り組みを継続していかなければならない。」と講演をいただいた。
引き続き、連合秋田藤井事務局長より2016春季生活闘争方針(案)について、連合秋田として『底上げ・
底支え』『格差是正』をめざし、地場中小を含めた賃金底上げ目安や、すべての組合が取り組むべき5つの重
点課題、男女平等やワーク・ライフ・バランス社会の実現、ワークルールの取り組み、闘争の進め方など方針
の提案を行い、集会を終了した。
「連合秋田2016春季生活闘争方針(案)」は、討論集会、執行委員会を経て、2月10日(水)の「第
40回地方委員会」にて確認する。
地場中小賃金改善目安
定期昇給相当分4,500円に、賃金底上分・格差是正分6,000円を含め
総額10,500円以上を要求目安とする。
◎賃金カーブ維持分が算定困難な場合については、定期昇給相当分を連合本部が設定した賃金カーブ維持分
(1年・1歳間格差)4,500円とする。
◎賃金の底上げ・底支え分としてミニマム運動から算出した平均賃金額の2%に、格差是正分として同じく
地域ミニマム運動から算出した高卒初任給の1%を加え、6,000円とする。
◎6,000円の内訳
・賃金底上分=平均賃金
230,000円の2%
4,600円
・格差是正分=高卒初任給140,000円の1%
1,400円
※すべての非正規労働者の処遇改善のため、36円以上を目安に時給の引き上げを求めていく。
連合秋田すべての組合が取り組む重点課題
①賃金制度の確立・整備をはかる
②賃金カーブ維持分の明示と確保
③非正規労働者を含めたすべての労働者を対象とした処遇改善
④企業内最低賃金協定の締結拡大と水準の引き上げ
⑤産業実態をふまえた総実労働時間の縮減、時間外・休日労働の割増率の引き上げ等
◎今年もすべての連合地域協議会、地区連絡会に、中小共闘センターを立ち上げます!
すべての働く仲間に春季生活闘争を波及するため、地域の共闘軸に結集しよう!
◎情報交換・共有・交流を!!
「2016春季生活闘争中小労組交流集会」を開催します。
2月20日(土)15:00~サンルーラル大潟にて
開催します。※参加、問い合わせは連合秋田まで。