News Release

Press Release
2016 年 11 月 10 日(木)
《問い合わせ先》
総合労働局
総合労働局長
須田 孝
直通電話 03(5295)0517
代表電話 03(5295)0550
報道関係者各位
2017 春季生活闘争方針(案)について
連合は、本日開催した第 14 回中央執行委員会において、2017 春季生活闘争の闘争
方針(案)を第 74 回中央委員会議題として提起することを確認いたしましたので、
ここに報告いたします。
【概要】
○ 2017 春季生活闘争は、経済・社会の構造変化や技術革新進展の中にあって、「経済
の自律的成長」「包摂的な社会の構築」「ディーセント・ワークの実現」をめざす取
り組みである。そのためには引き続き所得向上による消費拡大をはかる必要があり、
すべての働く者の賃金の「底上げ・底支え」と「格差是正」の実現に取り組む。
○ 春季生活闘争が持つ日本全体の賃金決定メカニズムを活かしつつ、それぞれの産業・
企業における「働き」にふさわしい賃金水準への到達をめざす。とりわけ、中小企業
労働者・非正規労働者の処遇改善に向けてより主体的な取り組みを行う観点から、中
小組合(組合員数 300 人未満)は、賃上げ水準目標 6,000 円を含め総額で 10,500 円
以上を目安に賃金引上げを求める。
非正規労働者の就労環境の変化に配慮しつつ、雇用を安定させる取り組みを行う。
賃金については「誰もが時給 1,000 円」の実現をめざし、達成済みの場合は 37 円の
時給引き上げを求める。
○ 賃上げ要求水準は、それぞれの産業全体の「底上げ・底支え」「格差是正」に寄与す
る取り組みを強化する観点から 2%程度を基準とし、定期昇給相当分(賃金カーブ維
持相当分)を含め 4%程度とする。
○ 「底上げ・底支え」「格差是正」のためには、「大手追従・準拠からの脱却」「サプ
ライチェーン全体の付加価値分配」の取り組みを前進させなければならない。中小組
合における賃金実態把握と賃金制度確立を徹底するとともに、公正取引の推進に向け
て労使での取り組みを強化し、社会全体に訴えていく。
◯ 構成組織における討議を経て、11 月 25 日に開催する第 74 回中央委員会にて、2017
春季生活闘争方針を決定する。
2017春季生活闘争
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