請求書電子化の実践事例! ~請求業務にもたらした効果とは~ コニカミノルタビジネスソリューションズ株式会社 管理本部業務統括センター業務企画部 鹿山 英史 ソリューション事業本部SI統括部SE部 木村守宏 BJの電子請求サービス 従来、紙に印刷して郵送している顧客向けの請 求書を、電子データ(PDF)として配布するた めの仕組み(システム)です。 ☆既に自社実践として請求システムにて稼働中です☆ ※請求書電子データ作成について 紙の請求書をスキャンしてPDF化するシステムではありません。 始めから請求書をPDFで作成し、署名して配布するシステムです。 1 システム概要 紙による請求書の送付を「電子請求サービス」で行うことにより、送料や紙代や作業人件費などの コスト削減が実現。また、データの改ざん防止、情報漏えい対策や証拠性の確保、 更に業務スピードが格段に向上。 紙 データ作成 印刷 封入 封かん 情報漏えいの危険性、コストを低減 電 子 請 求 サ ー ビ ス スピードアップ! データ作成 登録 配送 受領 保管 ・「印刷、封入、配送、受領」の日数短縮! ・取引先から請求書送付の問合せ減少 ・FAX送付依頼の消失 業務プロセスが劇的に減少! Konica Minolta, Inc. CONFIDENTIAL 閲覧・ ダウンロー ド 2 自社実践中の 弊社事例についてのご紹介 3 背景① 社内業務を改善し、 社内外の満足度を更に向上できないか ・市場調査に基づくニーズの確認 ・ユーザー調査により実態を確認 ・実態とニーズを考慮してシステム化へ Slide. 4 4 背景② これを実現すれば、満足度の 向上が期待できそうだ。 調査から見えたこと 早く欲しい(原本・FAX・メール等) 保管場所をなんとかしたい Slide. 5 5 背景③ お客様メリットにつながる システム化コンセプトを社内で検討 ・請求書の封入・郵送に要する時間をゼロにする ・法定保存期間(7年間)はデータ保管し、いつでも データ入手可能 ・Webでの閲覧の為、複数名での閲覧が可能 ・紙媒体での送付がなく紛失によるリスクを回避 ・お客様への負担増加はなし(月額利用料金無料) ・ペーパーレス化による環境への貢献 Slide. 6 6 システム化の取り組み まずは、既存の商材を活用し て早く立ち上げていこう 初期導入システムとは ・自社で販売取扱中の外部クラウドストレージを使用 ・請求書作成にはExcelを活用、 CAdES方式電子証明と合わせて圧縮し たファイルの解凍ソフトのインストールをして利用 ・WindowsOS利用者が対象(Mac利用者は不可) ・会員登録と確認作業が手作業で実施 Slide. 7 7 システム化の取り組み システム化コンセプト実現の ための課題が見えてきた ■自社で販売取扱中の外部クラウドストレージを使用 →ユーザー、BJともに画面が見づらくオペレーションが複雑 ■請求書作成にはExcelを活用、 CAdES方式電子証明と合わせて圧縮 したファイルの解凍ソフトのインストールをして利用 →セイキュリティポリシーによりアプリケーションのインストール不 可の意見が多数 ■ WindowsOS利用者が対象(Mac利用者は不可) →Mac利用ユーザーから使いたくても使えないとの声 ■会員登録と確認作業が手作業で実施 →登録作業が手入力により工数大(申込書が紙媒体) Slide. 8 8 システム化の取り組み 課題に対する方針を決めて システムを改善しよう ■外部クラウドストレージを使用 →ユーザー、BJともに画面が見づらく オペレーションが複雑 ⇒独自のシステム開発(本商品)によりシンプル化 Slide. 9 9 システム化の取り組み 課題に対する方針を決めて システムを改善しよう ■請求書はExcel、電子証明と合わせて圧縮したフ ァイルの解凍ソフトのインストール必要 →セキュリティポリシーによりアプリケーション のインストール不可の意見が多数 ⇒PDFファイルに電子証明を付与し、アプリケ ーションのインストール不要(Macでも利用可) Slide. 10 10 システム化の取り組み 課題に対する方針を決めて システムを改善しよう ■会員登録と確認作業が手作業で実施 →登録作業が手入力により工数大(申込書が紙媒体) ⇒申込みをWeb化(申込み→会員登録までを自動化 する事により工数削減) Slide. 11 11 電子版請求書のWEB配信 12 申込のWEB化 13 弊社の請求書(電子版)の体験サイト http://e-kmbj.com/demo/ 14 システム改善後のお客様の声 当初の狙い通りの声が聞こえ 始めた。 到着が早くて便利 メールによるPush通知があるので安心 見やすい(紙の請求書と遜色ない) 今までいつくるか分からないFAXを待っていたが、出 社した時には届いているので、円滑に内部の支払処理が 進められる。本紙への差し替えも無くなった。 Slide. 15 15 効果 カテゴリ 内容 CS向上 ・請求書早期確認可能 ・電子署名により紙媒体での保管不要 ・遠隔地でも請求書を共有できる ・紛失リスク(7年間ご提供可能) ・電子化によって検索が容易 ES向上 ・対応の軽減化(FAX対応ユーザーへの促進により) ・入電の軽減化(早期希望ユーザーへご提案) ・上記2点を踏まえ、期末など要望が多い時期でもルーティン 業務への集中対応が実現 コスト メリット ●コスト削減 ・郵便代(急ぎのお客様の場合、速達送付もある) ・封筒代 ・用紙代 ・FAX通信費 ・人件費(請求書早期要望によるFAX対応、等) Slide. 16 16 更なる改善 効果が見えてきたが改善余地 はまだある。 ■体験版の構築 →体験できる環境を用意し、使い勝手の良さを感じてもらう ※構築済み ■FAQの設置 →非会員より、よくある問い合わせについて「FAQ」を用意 ※会員ログイン後は現状も設置 ■問い合わせシステム構築 →現状、問い合わせは専用メールアドレスにて受付。 今後は問い合わせツールを設け、顧客情報に紐づいた問い合わせ内容/回答を実現し、 スピーディーな対応を可能とする ※運用側のメリット Slide. 17 17 電子請求サービス ご案内 18 BJの提供する電子署名ソリューション 本サービスは、弊社が展開していく電子署名ソリューション全体の ポートフォリオの中で、電子請求書用途として、 「電子なつ印名人®オンプレ版」の後継サービスと位置付けです。 対象ドキュメント 旧 電子請求 電子なつ印名人 オンプレ版 on-premise 電子契約 電子なつ印名人 SaaS版 SaaS 新 電帳法10条 紙を全く出さない 「電子取引」 新 電帳法4条3項 紙原本を破棄する 「スキャナ保存」 新 紙を持ったままの 「利活用のための 契約書管理」 コンサルSI対応 コンサルSI対応 ・スキャナ申請代行 サービス ・内部統制設計 コンサルティング ・文書管理システム ・スキャナデバイスと してのbizhub ・文書管理システム ・スキャナデバイスと してのbizhub ・Sign Up Oneの スキャンサービス 電子請求サービス Sign Up One 次回のセミナー以降でご案内予定 19 なぜ電子請求サービスなのか 紙の請求書の場合 電子請求サービスにすると ① 請求書の到着が遅い ◆請求データの作成から印刷、封入、 郵送で、顧客先への到着に平均5日 ⇒ 顧客の請求書確認が遅れる ⇒ 入金が遅れる。 ◆急ぎの顧客の場合、担当営業が個別に FAXで送信している ⇒ 担当者の手間が増える ⇒ 手動作業リスクの存在 ① 請求書の通知が早い ◆請求書の発行をメールで通知するため スピーディーに通知可能 ⇒請求データの流通からそれほど時間 を置かずに請求書の確認が可能 ◆発行が早いためFAX送信不要 ⇒ 担当者の手間の削減 ⇒ 手動作業が無くなる ⇒ 結果、従業員満足度も向上 コストがかかる ◆請求書の印刷、封入、郵送代及び人件 費が掛かる ⇒ BJの場合数百万円/月 ◆保管コスト ⇒ 最低7年間保存要 ② コスト削減可能 ◆印刷、封入、郵送代が不要 ⇒ 大幅なコスト削減 ② ③ ◆物理的な保管場所が不要 ⇒ 保管コストの削減 ⇒ 環境にもやさしい 20 電子請求サービスのご案内 発売日 販売エリア 提供形態 価格目安 2016年3月1日(予定) 全国 オンプレミスでのSI構築サービス (目安として、月間5000通以上の請求書を発行する企業) お客様環境に合わせた設計および構築作業が必要。 お客様環境に合わせた構築のため、都度お見積り。 21 BJの電子請求サービスで可能なこと ■BJの電子請求サービスの主な機能 分類 請求書生成機能 (システム自動) 請求書の送付元 ユーザーができること (Web画面) 請求書の送付先 ユーザーができること (Web画面) 機能 ・基幹システムとの連携 ・請求書PDFの作成 ・請求書PDFへの長期署名 ・メールによる請求書発行通知 ・請求書ダウンロード督促通知 ・請求書送付先管理 ・請求書検索機能 ・請求書ステータス管理 ⇒請求書をダウンロードしたかが分かる ・サービス利用申込み ・アカウント設定 ・請求書ダウンロード 22 システムの機能構成概要 電子請求サービス PDF変換機能 Webサーバー ・電子請求申込み、請 求書ダウンロード、 ユーザー管理などの画 面を提供。 PDF化 ・請求データを紙出力 と同一書式にてPDFに 変換。 請求書 データ 一括署名機能 電子署名+ タイムスタンプ 顧客 メールサーバー ・請求書発行通知、督 促通知などのメールを 送信。 ・PDF変換サーバーで 作成したPDFにPAdES 電子署名し保管。 基幹システム メール 通知 保 管 情報データベース ・送付先情報、請求書 情報、履歴等を保管。 23 効果が出るユーザー像 ① 毎月ある程度の請求書を送付している ⇒請求書枚数が約5,000通/月以上 ② 定型の請求書を使用しているユーザー ⇒非定型では初期費用、メンテナンス費用が増加 ③ 電子化に理解のあるユーザー ⇒弊社自社実践の効果でも紹介しましたが、お客様に対する 付加価値を検討中のユーザー 24 メリット(まとめ) • ペーパーレス化推進 (電子帳簿保存法の保存要件を満たしており、電子保存が可能) • BCP策定 (ファイルのコピーも原本となり、災害時等の原本喪失リスクが軽減) • 書類の受領確認が可能 (ダウンロード有無が確認でき、適切な対応が図れる!) • 検索性の向上 (電子ファイルになるため、目的の請求書が探しやすい) 25 Backup 27 Backup 28 Backup 29 Backup 30 Backup 31
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