江名の「海あるき、町あるき」に 2000 が参加。 いわきの

江名の「海あるき、町あるき」に 2000 ⼈が参加。
いわきの⼭いも「とっくりいも」
江名の「海あるき、町あるき」に 2000 ⼈が参加。
住みよい江名町の再⽣を⽬的として 2016 年 4 ⽉ 1 ⽇設⽴された、まちづくり団体「江名の
町再⽣プロジェクト」主催の江名の町再発⾒イベント「海あるき、町あるき」が 10 ⽉ 26 ⽇(⽇)
に開催されました。
好天気にめぐまれ 2000 ⼈もの参加で、江名の海と町は⼤賑わいでした。
江名町はいわき市の東側に位置し、前は太平洋、後ろは⼭に囲まれた⼩さな町です。2011 年
の東⽇本⼤震災で江名町は津波の被害を受け、町の東の位置にあった⼩浜地区は壊滅しました。
いわきの 12 ⼈の「ガレージさかもと」の社⻑坂本勝吉さんは、このイベントの主催者であり、
まちづくり団体の理事もしています。津波で坂本さんの⾃宅もなくなりました。
夜は避難先の中学校の体育館の床の上で、薄いアクリルの⽑布2枚で震えながら寝て、昼は消
防団として、⾃分も被災者なのに、他の被災者の⽅々の救助活動に明け暮れました。その活躍は
坂本さんを主役にした 30 分のTV番組がつくられたほどです。
江名町の気候はいわき市の中では抜群に良い所です。夏は涼しく、冬は暖かく、平⽅⾯から江
名町に近づけば近づくほど、温度差を感じます。後ろの⼭が⿅島地区との温度差をつくっており、
また平地区とはかなりの温度差があります。
楽しみながら、江名の町再発⾒。
海あるきはフェニックス号によるクルーズで、江名から塩屋崎、中乃作を回りました。町ある
きは絵地図をもって江名の町を再発⾒。昔の船主や神社やお寺のどを散策しました。
⼤⼈気だったのが「塩焼き体験コーナー」。⽔揚げしたてのさんまをふるまってもらって、⾃
分で炭⽕で塩焼きを作って⾷べました。焼いてあるのをもらって⾷べるのより、はるかにおいし
いのは当然ですよね。
津波被害は確かに海周辺の建物の建設に⼤きな影響を及ぼしていますが、江名のことをもっと
よく知ってもらうことで、多くの⽅が江名の町に住んでくれるのではと期待してこのイベントも
⾏われたようです。みなさん是⾮江名の町へ住んで下さい。
朝晩はもう冬ですね。
霜降の⼤気は冬の気配が濃厚です。朝晩の冷え込みはさらに厳しくなって、あたかも冬の準備
の助⾛期間のようです。この時期の⾷事は体を内側から温める⾷べ物をしっかりとることを⼼が
けてください。
体を温めておくと、乾いた空気が⼊ってきても体内に届くまでに暖めて、呼吸気管の保護をす
ることができます。乾いた空気は肺などの呼吸気管を直撃しやすく、そのために免疫⼒が低下す
ると⾵邪をひいてもこじらせて肺炎になりかねません。
霜降の旬の根菜類は胃腸の働きを⾼め、体を温めます。しかも寒さが増すほど、根菜類がます
ますうまみを増してくるという嬉しい季節です。
旬の根菜にゼラチン質の多い⿂介類や鶏の⼿⽻先などの動物性たんぱくを上⼿に組み合わせ
て、免疫⼒を強化し秋の冷気に負けない体⼒をつけてください。
いわきの⼭いも「とっくりいも」
縄⽂時代から⾷されていた⼭いもは、⽶よりも古い歴史を持っています。⾥で栽培される⾥い
もに対し、⼭野で⾃⽣することからこの名がつけられ、現在では⾃然種と 栽培種に分けられて
います。いもの中では唯⼀⽣で⾷べられます。どんなに⾷べ続けても害はなく、精のつくことか
ら、別名「⼭うなぎ」とも呼ばれています。
「とっくりいも」は、主に平⾚沼地区で栽培されており、形がお酒の徳利に似ていることから「と
っくりいも」と呼ばれています。ねばりの強い⾃然薯とねばりの弱い⻑芋との中間くらいのほど
よいねばりをもっていて、アクが少なくとても⾷べやすいいわきの特産品です。
主成分はでんぷんです。でんぷん分解酵素のアミラーゼが消化を促すので、⾷べ続けても害が
なく、虚弱体質や病後の回復に効果があります。粘りはグロブリン様(ぐろぶりんよう)のたん
ぱく質にマンナンが結合したもの。ヌメリはたんぱく質の吸収を促進するムチン。新陳代謝を促
すコリン、抗酸化作⽤があるサポニン、活性酸素を解毒するカタラーゼも含まれています。
加熱すると酵素の働きが弱まるので、ぜひ⽣で⾷べてください。酵素は細かくするほうが薬効
が⾼いのですりおろしをおすすめします。⽪をむいたままにしておくと変⾊しやすいので、気に
なる⽅は酢⽔つけるとよいです。変⾊しても美味しさや効⽤にはまったく変わりはありませんけ
ど。
「とっくりいも」はマルトやベニマルの⻘果売り場に並びますので、ぜひいわきの体にいい旬
を味わってください。
その他、カリフラワー、ごぼう、セロリ、ブロッコリー、やまのいも、えのきだけ、りんご、ホ
タテ⾙、などが旬のお楽しみです。
季節を 24 に分け、それぞれの季節のうつろいを楽しみ、くらしに取り⼊れてきたわれわれの
祖先の⽣活⽂化に、あらためて感⼼させられます。
どうぞ「霜降る季節」をお楽しみください。
いわきの 12 ⼈実⾏委員会