副理事長所信 滝川林弥

所信
一般社団法人海部津島青年会議所
2015年度
副理事長
滝川林弥
我われが郷土愛をもっておこなう運動の魅力を人びとに理解していただくために、年を
追うごとに情報化が進んでいく流れを受けて、電子媒体を中心とした情報発信を取り入れ、
力を入れてまいりました。それにより、今までと違う手法で運動を伝播してくことも可能
になりましたが、膨大な情報が散在している中で、現在の海部津島青年会議所の認知度、
そして公開している例会や事業への参加者数から見ても、効果的に伝えることが常にでき
ていたとは言い難い状況です。我われがおこなっている市民意識変革運動は、よき理解者
や参加者がいなければ効果が大幅に薄れ、形骸化を招いてしまうことになり、結果として
我われの魅力の喪失にもつながります。
今こそ、これまで取り入れてきた手法も含めた検証をおこない、青年会議所らしく変革
の能動者として、我われがおこなう事業の目的やそこに込められた想いを、余すことなく
まちに伝播していかなければなりません。その中でも、ネット社会によって人とひと、人
とまちの距離が近くなり、効率化が進められるこの時代に、あえて遠回りをしてでもまち
の人びとと顔を合わせ、手を取り合い、膝を突き合わせながら、我われの想いをこれまで
以上に熱く届けていく必要があります。そこで流した汗がまちの人びとや行政、関係諸団
体、これまでこの地域を牽引してきた先人たちに届けば、我われの運動に込められた想い
がさらに魅力あるものとして、そして海部津島地域にとって唯一無二な存在として必ずや
認められていくと確信いたします。
また、我われの想いをまちに届けていくためには、メンバー自身も運動の意義と価値に
ついての理解を深め、メンバー同士の絆をより一層強固なものとしていかなければなりま
せん。海部津島青年会議所の誇りを背負ってLOMの外でも活躍する仲間をしっかりと支
えていくとともに、メンバー自身もJAYCEEとしての誇りをもって地域の人びとと、
そして日本、世界の同じ志を持つ仲間たちとつながっていく必要があります。それぞれの
持つ熱さに触れ合い、想いを共有することで、あらためて我われがおこなう運動の価値観
を再認識することができると考えます。
LOMの外で海部津島青年会議所の存在感をさらに高めるとともに、LOMの中におい
てもメンバー自身が存在意義をさらに強く理解していくことで、我われに対して腹の底か
ら共鳴していただける人びと、そして仲間を数多くこの地に生むことができれば、これか
らおこなっていく青年会議所運動をさらに魅力あふれるものとして創り出していくことが
できると信じて邁進してまいります。