大阪府本部だより 9月号

全日本写真連盟 大 阪府本 部
大阪府本部だより
2015.9.1.発行
Vol. 22, No.6
通巻 第 244 号
9 月号
発行人 : 今 村 昭 一
❖大阪写真サロン❖
作 品 募 集
秋の撮影会
美濃路に秋を求めて
参加者募集
紅葉の最盛期、大阪府本部は「秋の撮影会」
を実施します。
○と
き:2015 年 11 月 8 日(日)
○と こ ろ:岐阜
谷汲山華厳寺
(↑昨年度の入賞作品「破壊」)
両界山横蔵寺
大阪府本部は「大阪写真サロン」の作品を
募集しています。
○申込期間:2015 年 9 月 15 日(火)~
10 月 5日(月)必着
○参 加 費:会員 8,000 円、一般 10,000 円
応募資格・テーマ・撮影地は不問です。自
由で斬新な発想の力作をお待ちしています。
レンズを透した皆さまの世界を表現してく
ださい。
華厳寺は西国三十三所の札所寺院では唯一、
◇締切り:2015 年10月30日(金)必着
近畿地方以外にある天台宗の寺院です。
「たに
◇資
ぐみさん」の名前で親しまれ、結願・満願の
格:どなたでも(全日写連の会員、非
会員を問いません)
お寺として有名です。
◇テーマ:自由(大阪に限定しません)
西美濃の山あいに佇む横蔵寺は文化財が豊
未発表の作品に限ります。
富で「美濃の正倉院」と呼ばれています。紅
◇サイズ:カラー・モノクロとも、四つ切り
葉の名所でもあり、仁王門、三重塔、本堂な
(ワイド゙不可)・A4の単写真に限る。
どの古い建造物を包み込むように色づく木々
◇点
は写心をそそることでしょう。
数:1人5点以内。
◇応募料:会員 1,000 円、一般 2,000 円
詳しくは今月号の折り
込みチラシ、または、ホ
ームページをごらんく
ださい。
(定額小為替に限る)
◇応募方法:応募申込用紙に住所・氏名・電
話番号・画題・所属支部・会員番号を明記
して作品に同封。
◇応募先:〒530-0005 大阪市北区中之島
2-3-18 中之島フェスティバルタワー15 階
全日本写真連盟
大阪府本部
「大阪写真サロン」係
(詳しくはチラシをご覧ください)
-1-
●春の撮影会
この写真に触ってください
表彰式無事終了
高槻支部写真展より
大阪城公園で開催された「春の撮影会」の
コンテスト表彰式が 6 月 29 日に開催されまし
た。コンテスト応募者 149 人、作品 622 点の
うち、厳正なる審査の結果 39 人の入賞者が選
ばれました。
今村大阪府本部委員長より表彰状授与、林
審査委員長の総評及び講評が行われました。
総評として、ピントが甘い、手ブレ、過度の
レタッチ、同じシーンの作品が多いとの指摘
がありました。その中で、撮らされたのでは
なく、自分の考えで撮った「力のある作品」
梅の花びらにそっと触れて香りを楽しんで
が入賞作品に選ばれました。また、「シャッ
いる白杖女性と大阪城で偶然お会いした。そ
ター以前」写真を撮る前に何をどう表現する
れから点字郵便での文通がはじまった。
かイメージする事が大切です。そして、実際
点字初心者の私は
に行動に移す。イメージ通りにならない場合
●
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は修正をと貴重な意見も頂きました。今後の
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と点字で拙い文章を打ち上げ、やっと2枚の
点字手紙を、ポストに投函した時の感動は忘
作品作りの参考にしてください。
以下、推薦作品の作者をご紹介します。
れられない。このたび高槻支部写真展にお誘
(写真は講評会での高田耕次さん)
いすると「是非見に行きます」と即座に答え
られた。
ここから、触れて想像できる写真との模索
が始まった。触覚と聴覚「さわれる写真」と
「点字での解説」「言葉での写真内容説明」、
この3つで、あとはご本人に想像していただ
く。点字の説明文でイメージを膨らませる。
これらのことで、写真の内容を平面から立体
へと想像していただけるだろうか?
初めて
の試みで不安な気持ちで一杯であった。
このたび、春の撮影会で去年に続いて私の
さて当日、一つ一つの写真の前で説明を始
作品に対して推薦の評価をいただき、驚きと
めた。時には内容が難しかったり、解説不足
感激の入り混じった思いです。今回は広い場
だったりして、彼女がイメージで想像するに
所での撮影会なので、一人のモデルさんを主
は不充分だったかもしれない。私の説明不足
に撮影していくうち、午前・午後のコスチュ
を高槻支部の仲間が笑顔と共に、暖かい言葉
ームの変化に作品名「豹変」が思い浮かび、
かけと握手でおぎなって下さった。なんと感
コスチュームが浮かび上がるように側面より
謝していいのかと、私のこころにほっこりし
切り取ってみました。
た灯りが点々とともった。
これからもこの賞を励みに、作品づくりに
(文、
一層の努力をしていきたいと思っています。
福山三千代さん
ご指導くださる中西先生、写友に感謝です。
―上の写真左)
2
―プロの写真家が教える―
風景フォト展 2015
「鉄道のフォト」
講座
風景フォト展の入賞者が発表されたのでお
知らせします。おめでとうございます。
(以下、大阪府在住者のみ)
銀
賞
「遺
入
跡」山本桂子(大阪市)
選
「水中こいのぼり」山田由美子(大阪市)
「さんざめく」今川美佐子(大阪市)
「都会間隙」
雁尾幸男(大阪市)
「橋影に舞う」水谷八重子(堺市)
「雨上がり」
受講者受付中
中濱正善(茨木市)
鉄道が大好き、だから鉄道の写真をもっと
「朝霧のお花畑」田嶋孝三(河内長野市)
「天空の出合い」垣内久稔(吹田市)
うまく撮りたい!
そんなあなたに、とって
「夜間飛行」筒井利枝子(吹田市)
おきの鉄道フォトに特化した講座です。
「遡上開始」宮部荘太郎(枚方市)
○11月1日(日)から全6回
○申込期限
10月15日(木)
○募集人数
30人(多数の場合は抽選)
○参加費
9,000円
(全日写連会員は6,000円)
全6回の講座・阪堺電車撮影会の費用およ
び全日写連への後期入会金 3,000 円を含む
(申込先・日程等詳細はチラシを参照してくださ
い。日程は諸般の事情で変更になる場合もありま
すのでご了承ください。)
↑田嶋孝三さんの作品「朝霧のお花畑」
〇アーカイブ(archive)
パソコン関係の雑誌などを読んでいると「アーカイブ」という言葉がよく出てくる。もともとは「保
管された公文書またはその保管場所」という意味の英語であるが、現在のデジタル世界では「コンピュ
ータに保存されたデータ」という意味で使われている。もちろん我々の写真データだけではなく、歴史
や教育・民俗・芸術、文字や動画そして音など、今やアーカイブの世界は無限に広がっている。
趣味とはいえ永年写真を撮りためていた写真仲間の先輩が、体の衰えを理由に写真廃業を宣言し、私
の目の前で古いネガを捨てていた。彼にはその写真を受け継いでくれる息子が居なかったのだ。また、
デジタル化について行けなくなった高齢アマチュアカメラマンは、貴重な昔のフィルムを今では無用の
ものとして、子供たちに迷惑をかけない今のうちにと自らの手で処分しようとしている。
フィルムは決して無用のものではない。ましてや、データ化することによって保存が簡単になったの
で、家族で保管が無理ならば、残したい大切なデータを選り分けてクラブの仲間に託すと言うのはどう
だろうか。託される人とのつながりの難しさもあるが、我々民間の名も無い人のデータでも、50 年先、
100年先に何かの役に立つときが来るかもしれないのだ。そのようなことを考える時、先輩たちのフ
ィルムを私が引き継げばよかったと今では後悔している。
(K.M.)
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読者の広場
写真展のご案内
◎フォトわかば 写 真 展
9月25日(金)~10月1日(木)
富士フイルムフォトサロン大阪
◎第4回 YYクラブ
フォト2009 合同写真展
10月1日(木)午後 ~10月6日(火)
(心斎橋) ピルゼンギャラリー4F
◎ 16
10月20日(火) 午後 ~10月25日
(日)
府立 近 つ 飛 鳥 博 物 館
(南河内郡河南町大字東山)
↑ひとみ支部 団野綾子さんの作品
「アートタウン」
2013 年9月にアイスランドへの直行便就
航記念のオーロラを撮影する撮影ツアーに参
加してアイスランドに行った時の作品です.
レイキャピックの街を散策していると、壁
面にアーティスティックなペインティングを
施したアウトドア用品のレンタルショップが
あり、このレンタルショップの前に、同じよ
うなぺインティングを施したレンタル用の車
両が駐車していました。この風景に興味をひ
かれて、思わずシャッターを切った一連の写
真の中のワンカットです。
↑東大阪支部 的場義則さんの作品「収穫の日」
サラリーマン時代から写真を趣味に撮って
いましたが、7年前に東大阪支部に入会させ
てもらい、本格的に撮るようになりました。
北谷先生他諸先輩方々の指導のもと写真を見
る目も徐々についてきたと思います。
↑アサヒゼロフォ支部
澤田允子さんの作品「我慢の子」
この写真は去年10月、自宅からほど近い
明日香村の棚田で稲刈り体験をする家族の中
で、楽しそうな子供を中心に撮らせてもらい、
全日本写真連盟 大阪府本部事務局
4枚を組にして、支部展に出展しました。そ
〒530-0005 大阪市北区中之島 2-3-18
中之島フェスティバルタワー15F
Tel 06-6201-8006 Fax 06-6201-0285
のうちの1枚がこの作品です。これからも、
写真を通じての出会いを楽しみながら、セン
スを磨くよう努めていきます。
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