学校法人 神戸滋慶学園 神戸医療福祉専門学校三田校 平成 27 年度 第

作成日:平成 27 年 6 月 27 日
学校法人 神戸滋慶学園
平成 27 年度
第1回
神戸医療福祉専門学校三田校
学校関係者評価委員会議事録
議事録作成者:今在家 信司
1. 開催日時 平成 27 年 6 月 27 日(土) 13:00〜15:00
2. 開催場所 神戸医療福祉専門学校三田校 第 4 校舎 443 教室
3. 参加者
学校関係者評価委員
(氏
名)
正木 健一
業界関係者(株式会社ひまわり 住環境研究室 室長)
寺岡克治
保護者代表(三谷義肢製作所 代表)
中村元樹
卒業生代表(医療法人社団 尚仁会平島病院 理学療法士)
田中加代子
近隣関係者(地域活動支援センター
トークゆうゆう 所長)
※欠席者
土井玉男
高校関係者(元 兵庫県立姫路飾西高等学校
校長)
高橋啓次
業界関係者(一般社団法人日本義肢協会 近畿支部 支部長)
学校側参加者
斎藤満知子
澤村誠志
今在家信司
宮尾雅弘
学校法人 神戸滋慶学園 常務理事
神戸医療福祉専門学校三田校 学校長
神戸医療福祉専門学校三田校
教務部長
神戸医療福祉専門学校三田校 広報部長
4. 会議の概要
(1)
校長挨拶・常務理事挨拶
(2)
平成 26 年度自己点検自己評価結果報告及び平成 27 年度重点目標の説明
(3)
講評・意見交換
5.
議事録
進行説明(今在家)
「職業実践専門課程」認定報告
理学療法士科、作業療法士科、救急救命士科、義肢装具士科 4 年制、義肢装具士科、整形靴科、
言語聴覚士科
7学科認定報告
(1)校長挨拶(澤村)
皆さん本日はありがとうございます。天候が悪い中、お越し頂きありがとうございます。
職業実践専門課程認定に関しては、職業教育の重要性を感じています。建学の理念の「実学
教育」職業人として役に立つ人材を育てる。「人間教育」学内には“今日も元気に挨拶を”と
いう標語を掲げ、コミュニケーションがとれ、人間的に魅力のある人材育成に取り組んでいま
す。そして「国際教育」グローバルに活躍する国際人の育成。昨年、義肢装具士科4年制では、
ISPOカテゴリーⅠの施設認定を頂きました。認定校は、国内では本校1校で、世界を見て
も16校です。昨年は3名、今年は5名の個人認証者も輩出する予定です。
外部から信頼されている学校であるかですが、高等学校の先生からは、本校に生徒が進学し
て良かった、と思っていただいているかどうか、業界からは、業界が望む人材を送り出せてい
るかどうかです。卒業生は、業界の先輩として、後輩の教育指導に携ってもらっています。地
域からは、本校が地域で、どのくらい認識され、必要とされているのかです。理学療法士は9
万人を超え、年間1万人近くの有資格者が輩出しています。先日の第 48 回日本作業療法学会
は6千人を超える人が参加しました。セラピストの力が大きくなっている中で、セラピストに
は病院や施設だけでなく、地域で頑張り地域を支えることが求められていると考えます。本校
は三田市の中でプロモーターになり、地域と連携をしていきたいと考えています。
今年一年、ご指導くださいますようお願いいたします。
(2)常務理事挨拶(斎藤)
本日は、お忙しい中、ご出席を賜りまして厚く御礼申し上げます。
本校の2年以上の学科は、文部科学省から職業実践専門課程認定学科として認定されました。
本日は、昨年度の本校の取り組みを発表させていただき、「自己点検・自己評価」について委
員の皆様から評価を頂き、皆様のご意見を学校運営に反映していきたいと考えておりますので、
忌憚のないご発言をお願いいたします。
(3)自己点検・自己評価
発表者:今在家(スライド・評価シート)、評価:各委員
・進行方法/評価シート記入方法説明
・平成 26 年度の自己評価と平成 27 年度重点目標説明
(4)自己点検評価・重点目標説明への意見(学校関係者評価委員より)
〔1〕教育理念
・専門職として求められる役割は、一層幅広くなると考えられます。人材育成の中に、「人を
見る」という視点を具現化してほしい。
・4年間という期間の中で実習の時間などを多くとられているので、実学教育は出来ているの
ではないかと思います。
・ゴールが資格の取得ではなく、スタートであることの重要性を学生に理解して欲しい。
・しっかりとした教育理念のもと、学園全体での研修は実践できていると感じます。
〔2〕学校運営
・委員会の時だけでなく、日頃からコミュニケーションをとり、学校運営についての考えを共
有できることはとても大切なことだと思います。
・運営上発生した問題に対し、適切な対応がなされている。
・学園での多種多様な研修を重ねることで、発展的な学校運営がなされていると感じています。
〔3〕教育活動
・双方向性に実践されているのが評価できると思います。
・非常勤講師からの情報を得ることは大切で、とても有意義であると思います。
・学内で統一された方針が適切に実施されている。
・教員一人ひとりが研修を重ねることで、学生に対する指導が適切にされていると感じます。
・業界ニーズの変化に対応すべく、成績だけで判断すべきではないと思います。
・実習に出る機会を減らすことなく、今後もこのまま続けていってほしいと思います。
・教育内容に関して、外部講師も含め、情報や目的、目標が適切に共有されている。
・業界の関係も適切であり、業界の変化を受け入れる等柔軟性のある実践教育がされていると
感じています。
・資格取得を目的に入学して来る学生に対して、指導内容や方法は適切である。
・よく努力を重ねておられるが、さらなる退学率減少に対応していただきたく思います。
・直接、学生と関わる教員の質の向上を今後も望みます。
〔4〕学修成果
・100%の就職実績を評価。外部施設での実習を 1 年生から取り入れられているのがつながっ
ていると思います。
・いつでも教員に相談出来る環境が必要だと思います。
・業界の動向(現状)が適切に把握できている。
・国試結果(ST,PO4,PO,ELT)が 100%の結果だそうで、喜ばしく思います。
・PT,OT の 100%は難しいと思いますが、頑張って欲しいです。
・よく努力されていると感じています。
・現場での悩みなど業界連携の中で共有し、実践的な人材育成をすすめてほしい。
・遠くへ就職された方の把握は難しいのではないかと思います。
・教員のみでなく、学生にも明るい未来を想像できるフィードバックできると良い。
・学内は見えないものが卒業生の社会的評価で見えてきます。大切だと思っています。
〔5〕学生支援
・保護者とも連携を図りながらよく努力されていると感じています。
・企業説明会は多く実施した方が良いと思います。
・カウンセラーの活用は必要であると思いますが、それだけでは退学者を0にすることは難し
いと思います。
・人間力、対話力の資質は重要なことだと実感します。カウンセリング等をもって対応される
ことは重要な点だと思いました。配慮されていることに安心感をもちました。
・学校として必要な対策は適切に図られていると考えます。
・経済的、身体的、予防までを日々実践されていることは、医療現場にもつながる考え方だと
思いました。
・学校説明会、オープンキャンパスはかなりの回数を行っており、とても良いと思います。
〔6〕教育環境
・国際性の重視も先見性のある目標だと感じています。
・知識+見識で評価(幅広い実践に出会う)
・旧校舎の階段が狭いのが気になっています。
〔7〕学生の募集と受入
・個別面談の比重を重くされている点について評価。前向きな学生さんが入学されていること
を感じます。
・退学者は、高校の時点でしっかりと目標を持ってその職業に就職したいという強い意思を持
った学生ばかりではないのが原因だと思います。
(親にすすめられたからなど。)
・ホームページはとても良いと思います。
・多種多様な高校生の考えを、さらに引き出すことで、彼らの夢を実現する学生募集をお願い
したいと思っております。
〔8〕財務
・中長期計画が整っていることがわかりました。
・しっかりとしたチェック体制が出来ていると思います。
・適切に執行されている。
〔9〕法令の遵守
・情報公開されていることを評価。
・適格になされています。
〔10〕社会貢献
・三田市、社会福祉協議会の介護予防教室で先生方に協力頂いています。学生ボランティアも
活発で、積極的に活動されています。今後ともよろしくお願いします。
【質疑応答】
正木(業界関係者):中途退学の1年生の割合が高いとのことだが入学時に事前説明は充分さ
れているのか。個人の能力の問題で退学となるのか。
今在家(神戸医療福祉専門学校三田校
教務部長):職種理解の説明はしているが、入学後の
集団・環境変化への適応問題が理由の一つとしてある。高校での学習姿勢が受身だった者も専
門学校では、グループワークでの発表など積極的な姿勢が必要となる場面が多くある。入学後
も「この仕事に就きたい」といったモチベーション維持への対応が必要と考えている。
田中(近隣関係者):業界ニーズの変化に対応するとはどういったことか。
今在家(神戸医療福祉専門学校三田校
教務部長):義肢業界なら、義足より装具の業務が多
い。基本的能力と要求される能力、量と質のバランスをうまくカリキュラムに反映させる必要
があると考えている。業界で必要とされていないことがカリキュラム上では多く時間を取って
いないか、カリキュラムは業界の求めていることに対応できるものとするということです。
田中(近隣関係者):地元で活動しています。先日の「スマイルピック」では朝から最後のト
ラック清掃まで学生ボランティアに協力いただいた。障害を持った参加者と交流できるようと
メモを持参して積極的に話を聞いてくれた学生もいました。介護予防教室では、介護のコツを
教えていただいたり、また、言語聴覚士科の1年生が毎週5~6名来ていただいていることが
失語症の方の意欲を引き出す機会となっている。三田市社会福祉協議会でも困った時、三田校
の先生に連絡しているとの話も聞いた。校長先生の話にもあったが地域を応援していただける
ような連携ができる場面を私たちも考えていきたい。
澤村(神戸医療福祉専門学校三田校 学校長)
:介護保険法の改正で、要支援 1 は介護保険でな
く市町村の総合支援対象となった。平成29年には移行しなくてはならないので、地域住民が
主人公となれるよう学校がサポーターとなっていければと思います。
本日はありがとうございました。
・次回開催日の案内 平成28年1月16日(土)(第二回目)