平成26年度 高崎ペットワールド専門学校 学校関係者評価報告書

平成26年度 高崎ペットワールド専門学校
学校関係者評価報告書
学校法人中央総合学園
高崎ペットワールド専門学校
高崎ペットワールド専門学校
学校関係者評価委員会
学校法人中央総合学園 学校関係者評価委員会は「平成25年度自己点検・自己評価報
告書」の結果に基づいて学校関係者評価を平成 26 年 12 月 9,10 日に実施したので、下
記のとおり報告します。
高崎ペットワールド専門学校
業界関係者:加藤 大典(NPO法人犬の総合教育社会化機構オビディエンス委員)
業界関係者:江原 裕樹(カインズホーム ペッツワン前橋青柳店店長)
卒 業
生:江原 裕樹(カインズホーム ペッツワン前橋青柳店店長)
保 護
者:飯野 秀子(保護者会会長)
学校関係者:鈴木 芳文(高崎ペットワールド専門学校校長)
学校関係者:吉沢 尚志(高崎ペットワールド専門学校副校長)
学校関係者:下田尾 誠(高崎ペットワールド専門学校教務部長)
2.平成25年度自己点検・自己評価における学校関係者評価(高崎ペットワールド専門学校)
2.平成25年度
自己点検・自己
評価における学
評価
評価に対する今後の学校の取組等
1.建学の精神・教
●建学の精神をふまえた教育理念・目標を
○飼い主も動物も高齢化する社会のニ
育理念・ 教育目
定め、社会のニーズに対応した社会人の育
ーズを踏まえた、新たな知識・技術を提
的・教育目標
成に努力している。 (加藤、江原、飯野) 供する機会を積極的に設けてゆく。
校関係者評価
評価項目
●教育理念等がパンフレットやHPに明確に
○入学希望者、保護者以外で、企業関係
謳われている。(江原)
者など、本校の教育に関心をもつ人向け
●子弟の入学を前提としていない(入学希
に、動物と関わる際の基本的なコンセプ
望者、保護者以外の)方を対象にも、文書
トを解説する活字媒体を考案する。
化された情報の発信が望まれる。(江原)
2.教育の内容
3.教育の実施体制
●運営方ならびに事業計画が策定されてお
○授業の公開や職員研修、改善計画を今
り、運営組織やその意志決定のプロセスも
後も進めていく。
明確化されている。(加藤、江原、飯野)
○学生アンケート評価については、第三
●学生アンケート評価については、問題点
者の意見もふまえ、問題点について検討
を教職員で共有し、複数の視点から再考す
する機会を設けてゆく。
る必要がある。(江原)
○専門分野のエキスパートの講習を受
●卒後教育の充実化を図ってほしい。(加
ける機会などを設けることにより、卒後
藤、江原)
のスキルアップにつなげてゆきたい。
●実践的教育、社会人としての人間形成、
○信頼される社会人の育成をふまえた、
学生のモラル形成に意欲的に取り組んでい
実践的教育を今後も展開してゆく。
る。(飯野)
○具体的には、加害、被害の両ケースを
●学内外の実習時の安全確保について、具
ふまえた、実習時の安全確保に関する
体策を提示する必要がある。(加藤、江原) マニュアルの類を作成できるように検
討したい。
4.教育目標の達成
●外部に向けて、就職、資格・検定結果が
〇今後も資格・検定の結果を検証し、報
と教育効果
適正に公表されている。(加藤、江原、飯
告を進めていく。
野)
○引き続き検定等の試験合格率を高い
●高い卒業率(低い退学率)を公表するこ
レベルで維持してゆく。
とにより、より高い社会的評価を得る努力
○一定の枠内に退学率を抑える努力を
をしてほしい。(江原、飯野)
今後も継続してゆく。
●卒業後の職場定着率は、修学期間に身に
○卒業1年後の就職状況を全体的に把握
着けた、基礎学力、コミュニケーション力
し、公表を検討してゆく。
の証と考えられるので、是非、公表してほ
しい。(江原、飯野)
5.学生支援
●キャリアサポート、奨学金制度、担任制
○精神面のケアは、デリケートな問題で
度などの学生支援の取組みは評価できる。
はあるが、研修などを通して教職員が資
(加藤、江原)
質を向上させゆく。さらには、保護者と
●学生の精神的なケアも含めて、健康面で
の密な連携を図り、学校教育への理解を
のサポートを今後も図ってもらいたい。
(飯
促進していく。
野)
○業界の卒業生による就職バックアッ
●企業による就職後援会組織の創立を検討
プ体制は整いつつあるが、それを一つの
してもらいたい。 (江原)
会としていかに組織化できるかを検討
してゆきたい。
6.社会的活動
●地域活動や地域貢献、ボランティア活動
○地域社会における、動物が介在する活
への取り組みが進んでいる。(加藤、江原) 動を今後も継続して実践してゆく。
●動物系の職場におけるサービスを円滑化
○伴侶動物の社会化を促進するプログ
できる、家庭内の動物ケアについての講座
ラムを、できれば連続性のある講座を設
を、既卒者向けに開いてほしい(加藤、江
けることで実践してゆきたい。
原)
7.管理運営
●専修学校各種学校の規定に則り、適切に
○教育成果を含めた具体的な学校情報
運営が行われている。 (加藤、江原、飯野) を公開することで学校への理解をさら
に促進する。
8.財務
●財務体質が健全であり、適切な財務運営
○外部監査による健全な学校経営を維
が行われている。(加藤、江原、飯野)
持するとともに、募集活動の強化、退学
●厳しい学生募集の状況が続くことによ
率の低減、経費節減に努める。
り、財務基盤が弱体化する恐れもあるため、 ○管理規定を文書化し、より分かりやす
学生の安定確保と退学防止、経費節減等に
く体制を作っていく。
力を入れている。 (加藤、江原、飯野)
9.改革・改善
●法令を遵守し、自己点検・自己評価を行
○法令遵守にあたっては、規定を整備
うと共にそれらの情報を公開している。
し、全教職員間において周知徹底を図る
●コンプライアンス推進体制の強化が望ま
ことにより、コンプライアンスを推進す
れる。 (加藤、江原、飯野)
る体制を早期に実現する。
3.総評
上記9項目に対する委員の評価は概ね肯定的であり、中央総合学園高崎ペットワールド専門
学校の教育活動、学校運営は期待されている水準で維持されていると評価する。一方で、在
学生に向けた実践的教育の実践と併せて、既卒者との連携をより密にし、卒後教育を含めた
教育サービスの充実を図ることが今後の課題として提示された。
以上