「港湾PC構造物実績集(三訂版)」の刊行にあたって メニュー 後ページ

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港湾PC構造物研究会
会長 常陸 壯介
「港湾PC構造物実績集
(三訂版)
」
の刊行にあたって
港湾PC構造物研究会は、
平成元年の発足以来、
高強度、
高耐久、
プレキ
ャスト部材による施工の迅速化といったプレストレストコンクリート
(P
C)
の利点を活かした良質で経済的な構造物の開発と普及を通じて、
港湾
におけるPC技術の多様な適用を目指してまいりました。
その成果は、
様々な形式の防波堤、
阪神淡路大震災における復旧工事など、
全国各港の港湾施設に現われております。
さらに近年は、
港湾整備事業において耐震性の確保や背後圏との交通流
の円滑化等が重要性を増しており、
そのため耐震性に優れたPC桟橋や臨
港道路における耐久性に優れたPC橋梁といったPC技術に係る港湾構
造物が注目されています。
「港湾PC構造物実績集」
は、
港湾PC構造物研究会の普及活動の一環と
して平成5年の発刊以来、
平成9年の改訂を経て、
徐々にその数を増して
きた港湾PC構造物の実例を紹介してまいりました。
今般、
昨今の新しい実績を加え、
さらに内容を精査して、
三訂版として発
刊することに致しました。
この三訂版においても、
従前同様、
写真や図面による実例の紹介のみな
らず、
出来る限り解説を加えることと致しました。
本書が港湾整備に関係する皆様方はもとより、
PC構造物の多方面への
活用に関心をお持ちの皆様方の参考となり、
港湾におけるPC構造物の一
層の発展と普及に寄与することを切望いたします。
平成16年4月
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