参考2 - アジア低炭素化センター

【日本訳】
北九州市とインドネシア技術評価応用庁との
環境技術の評価・応用のための協力に関する覚書
資料
この了解の覚書(以下覚書とする)はインドネシア技術評価応用庁(以下 BPPT とする)と北九州市の間で
作成される。BPPT は、インドネシアの国家開発において必要とされる科学及び技術の評価、選択及びその
応用に関する活動を推進している。北九州市は、工業都市であると同時に環境先進都市であり、
「世界の環
境首都」と「アジアの技術首都」のブランド構築を目指して、アジア地域のグリーン成長を推進している。
両者は、それぞれの持つ専門性、役割、資産を活かして、関係を強化するとともに、経済発展と環境保全の
融合に向けた協力の推進を目指すことを目的に、以下のとおり覚書を締結することとする。
第1条 目的
(1)両者は、低炭素関連技術を中心に、共通の課題を適切に解決するために相互で協力を行うこととする。
(2)両者は、それぞれが従うべき法律や規則、協定の範囲内において、低炭素関連技術の評価、応用、提
供について相互に支援し、インドネシアでの技術導入を推進する。
第2条 範囲
覚書の範囲は以下の内容を含む
(1)共通の関心分野において、相互に関心のある分野や人的資源の育成、将来的な協力の着手に関連する
情報交換
(2)低炭素技術応用の共同研究プログラムの実施
(3)調査活動のための開発と施設や装置の使用
(4)両者合意によるその他の活動
第3条 協力の形態
(1)グリーン技術の評価と応用に関する共同調査
(2)プロジェクトの協力と管理
(3)技術情報やデータ交換、相互訪問
(4)グリーン技術の人材育成
(5)両者合意によるその他協力の形態
第4条 実施
本覚書の下での活動の実施は、
活動の資金調達や両者の責任、
その他の分野などを含む各分野において、
本覚書が補う詳細仕様の不可欠とする内容を構成する実施合意書に記載しなければならない
第5条 期間および終了
(1)本覚書は、両者が署名した日に効力が生じ、2年間の効力を有する
(2)本覚書は、書面により相手方へ終了日の3ヶ月前までに通知がない場合は、1年ごとに自動的に更新
する
第6条 雑則
(1)本覚書に関する全ての情報及びデータは、両者によって秘密を保護されなければならない。それぞれ
の当事者は、両者が書面で承認されていない限り、第三者にデータの一部または全体を漏えい・譲渡し
ないことに同意する。
(2)本覚書の実施中に政府の政策や条例によりこの協力関係の変更を余儀なくされた場合、さらなる議論
と共同の承認を必要とする。
(3)本書は、両者相互の書面による合意によって改正・改訂され、本覚書の一部を形成することができる
その証として、末尾の代表者は、英語で作成された 2 つのオリジナルの覚書に署名し、その1つをそれ
ぞれが所有する。
インドネシア技術評価応用庁
北九州市
Dr. Unggul Priyanto, MSc
北橋 健治
署名
署名
インドネシア技術評価応用庁長官
北九州市長
2015 年 11 月 10 日
2015 年 11 月 10 日
ジャカルタ
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