スペイン語の歌の歌い方

スペイン語の歌の歌い方
スペイン語やそのほかのヨ−ロッパ系言語は日本語と体系が全く違うので、これ
らの外国語の歌を歌うのは、たとえメロディーを知っていてしかも歌詞が与え
られていても、それを正しく歌うのは普通の日本人にとってむずかしいことが
多い。
しかし次の三つの原則に従って音を音符に当てはめれば多くの場合正しく歌う
ことが可能である。
原則
1.
2.
3.
手順
1.
2.
3.
4.
5.
一つの音符は通常歌詞の一つの音節に対応する。
音節には母音が必ず一つは含まれる(二重母音は一つの母音と同じく
一つの音節になる)。子音だけが一つの音符に対応することはない。
歌詞に二つの母音が連続するとき、それが異なる単語に属するもので
あっても一つの音節として扱う。(例外はある)
一般に歌詞のアクセントのある音節は音楽の強拍の所に置かれ、アク
セントのない音節は強拍の所に置かれない。(例外はある)
歌詞を音節に分ける。
音節を各音符に当てはめる。
音符より音節の数が多い時は原則 2.を適用できるところを探す。
うまく当てはめることができないときは音節の分け方が間違ってい
ないか見直す。特に二重母音になる場合とそうならない場合の規則
を確認する。
うまく当てはめることができたら、原則 3.に反していないか確認し
て、そのまま歌えば正しい歌になる。
参考
・
原則 2.は母音で終わる単語の多いスペイン語やイタリア語の歌に
特徴的である。同様にすべての音が母音で終わる日本語でも古代の
歌ではこれが成り立っていた。
・
原則 3.は英語やドイツ語では特に厳密である。